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土木・建築を中心とした建設ソフトウェアやハードウェアなど、建設ITに役立つ新製品・新サービス等を紹介します。

堆積管理システム「Smart Level」の提供を建設現場向けに開始

2024年6月3日 分類: 建設共通

積水マテリアルソリューションズ株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:井上正幸)は、センサーを用いた堆積管理システム「Smart Level」のサービス提供を株式会社レンタルのニッケン(所在地:東京都港区、代表取締役社長:齊藤 良幸)と共同で建設現場のリサイクルステーション※向けに開始した。
※ 排出される「資源」ゴミを回収し、一時保管する常設の拠点回収施設
 

 
「Smart Level」の概要 
「Smart Level」はセンサーと無線通信で堆積量をデータ管理できるサービスである。
ステーションへの移動時間・目視作業などがなくなり、効率化を実現する。
データはパソコンやタブレット、スマートフォンで確認でき、一般のWEBブラウザを使用するため、面倒なアプリのインストールや設定は必要がない。
現場担当者が堆積量を目視確認するために巡回していた作業が、現場事務所やオフィスからでも遠隔で実施することが可能になり、省人・省力化が期待できる。
また、一部の外部チャットアプリとの連携も可能で、現場関係者へ堆積量やアラートなどの情報を周知することができる。
 
「Smart Level」の特長
・数値データで堆積量を可視化することで、回収の判断基準を統一することができ、力量に頼らない管理が可能
・一定の堆積量に達した際に、複数人へのアラート通知を送信可能
・センサーは電池駆動のため電源は不要
・堆積量の数値データは、時系列でCSVファイル形式に保存できるため、傾向把握や改善活動に活用できる
 
 
 

問い合わせ先
積水マテリアルソリューションズ株式会社
https://www.sekisui-ms.co.jp/



正答率約94%、高精度な計測が可能な「AI配筋自動検査システム」を開発

 分類: 建設共通

株式会社⼤林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪 賢治)は、鉄筋コンクリート工事における配筋検査の省力化にむけて、ステレオカメラによる画像データと生成した点群データをもとに、AI自動計測技術で計測精度と作業効率を向上させた配筋自動検査システムを開発した。
 

 
概要
「AI配筋自動検査システム」は、2018年に、自社のオープンイノベーションによる研究開発拠点であるシリコンバレー・ベンチャーズ&ラボラトリ(Silicon Valley Ventures & Laboratory:SVVL)で、米国スタートアップ企業や研究機関とともに開発した次世代の自動品質検査システムがベースになっている。
国内建設現場で配筋検査の実証を重ね、鉄筋の本数・径・間隔(ピッチ)の計測精度の向上を行うとともに、AIによる推定確度の可視化や自動計測機能などの追加を行うことで、検査業務の省力化につながるシステムを開発した。
本システムは、配筋を動画撮影するステレオカメラ(※1)を搭載した検査パッケージ、計算用サーバー、タブレット端末で構成されている。
ステレオカメラで配筋を動画撮影し、切り出した画像データと計算用サーバーで生成した点群データを基に、鉄筋径・ピッチをAIによって自動計測する。
計測結果は、タブレット端末に表示されるWebアプリ上でBIMに入力された設計情報と照合し、最終的に施工管理者が設計通りの配筋がされているかの合否判定を行う。
また、BIMデータを使用するため、検査前データ作成を簡略化でき、検査結果は帳票として自動作成されるため検査報告書が容易に作成できる。
本システムでは熟練度に依らない効率的な検査が可能となり、配筋検査業務にかかる延べ作業時間は現在使用している専用検査システムより、約36%の縮減を実現した。
 
 
 

問い合わせ先
株式会社⼤林組
https://www.obayashi.co.jp/



建設機械向け遠隔操作システム「Smart Construction Teleoperation」を販売開始

 分類: 建設共通

コマツ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:小川啓之)とその子会社である株式会社EARTHBRAIN(所在地:東京都港区、代表取締役社長:小野寺 昭則)は、共同で建設機械向けの遠隔操作システム「Smart Construction Teleoperation」を、全国のコマツカスタマーサポート株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:粟井淳)を通じて販売開始した。
 

 

「Smart Construction Teleoperation」は、事務所などの安全・快適な環境から油圧ショベルを遠隔操作できるシステムであり、Smart Constructionの各種ソリューションと連携し、ダンプトラックの稼働をモニタリングしながら油圧ショベルを遠隔操作したり、1台のコックピットから複数の建設機械を切り替えて遠隔操作できる。
遠隔操作に用いるコックピットには「インテリジェントサークル」タイプと「スペースシップ」タイプの2種類をラインナップし、ユーザーの要望に合わせてシステムを導入することで安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現に貢献する。
 
 
 

問い合わせ先
株式会社EARTHBRAIN
https://www.earthbrain.com/



テラドローン、自社開発の国産UAVレーザ2つの新製品を同時発売

 分類: ハードウエア

Terra Drone株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:徳重 徹)は、自社開発の国産UAVレーザー「Terra Lidar」シリーズにおいて、
「Terra Lidar Dual(以下、TLD)」「Terra Lidar R(以下、TLR)」の2つの新製品を発売した。
 

 
概要
国内初(※1)となるUAVレーザーとSLAM(※2)技術の一体化により1台で補測まで完結でき、陸上でも上空でも使用できる「TLD」と、スキャナー単体価格が従来の約3分の1である1,000万円以下で、測量精度5センチ以下、照射点数50万点/秒の最高水準(※3)のハイエンドUAVレーザー「TLR」を新たにシリーズに加えることで、測量現場のさらなる効率化を実現した。
 

※1 UAVレーザーとSLAM技術両用の製品としては国内初、同社調べ
※2 SLAM(Simultaneous Localization and Mapping):自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術
※3 同社従来製品比較
 
 
 
問い合わせ先
Terra Drone株式会社
http://www.terra-drone.net



建築物単位のGHG排出量を自動算定「Susport 建設」正式版の提供開始

 分類: 建築系

Sustineri株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:針生 洋介)は、建設現場における建築物単位のGHG(※)排出量自動算定サービス「Susport 建設」の正式版の提供を開始した。
自然言語処理や機械学習技術により、既存業務フローを変えることなく建築物単位の排出量算定を実現。
※温室効果ガス(Greenhouse Gas:GHG)
 

 
 
「Susport 建設」の特長
・建築現場単位の温室効果ガス排出量算定
・ダッシュボードによる総排出量などの可視化
・各社で異なる見積書式にも対応した読み取り機能
・自然言語処理による見積項目と排出原単位の自動割り当て機能
・排出原単位データベースの登録機能
 
 
 
問い合わせ先
Sustineri 株式会社
https://sustineri.co.jp



公共建築工事共通費計算逆算システム「みつもりくんie ZERO」リリース

2024年5月24日 分類: 建築系

株式会社コンプケア(本社:新潟県三条市、代表取締役:渡辺 將氏)は、営繕工事向け共通費計算逆算システム「みつもりくんieZERO」の取り扱いを開始した。
 
公共建築工事共通費計算逆算システム みつもりくんie ZERO
 
■概要
・みつもりくんie/ie2から事前公表機能のうち、経費計算の逆算と最低価格シミュレートのみを抜粋。
・予定価格から共通費積算基準に基づいた経費計算の逆算を実施、さらに低入札価格調査(最低制限価格)制度に対応したシミュレートが行える。
・公共建築工事共通費積算基準(令和5年改定)、公共建築工事共通費積算基準(平成28年改定)、公共住宅工事共通費積算基準に対応。
・基本料無料で利用できる。
 
 
■問い合わせ先
株式会社コンプケア
https://compcare.co.jp/



「Tekla Structures 2024」

2024年5月21日 分類:

構造エンジニアリングおよび鉄骨製作管理のためのBIMソフトウエア「Tekla Structures」の新バージョン。
 
ソフトウエア間のデータ連携機能の向上などにより、プロジェクト関係者間でのワークフローの統合を加速させ、これまで以上に協業を容易にする。
 
また、操作性も向上したことで、スケジュール管理への活用や予算の超過、納期遅延の防止に役立てることができる。
 
■製品の特長
① 業界で広く使われているフォーマットを利用し、必要なモデル情報と帳票類を効率良く取引先に提供できる。
② 複雑なプロジェクトの構造設計や詳細設計において繰り返し作業が削減され、より直感的なモデリングが行える。
③ BCF(BIMコラボレーションフォーマット)などの業界のオープン標準をサポートし、ワークフローの統合に寄与するとともに、関係者間のコミュニケーション向上を図る。

 
 
 
■問い合わせ先
株式会社トリンブル・ソリューションズ
https://www.tekla.com/jp



現場情報共有プラットフォーム「サイトアシストダッシュボード」をリリース

2024年5月15日 分類: 建設共通

株式会社シーティーエス(本社:⻑野県上⽥市、代表取締役:横島 泰蔵)は、現場情報共有プラットフォームとして
「サイトアシストダッシュボード」の提供を開始した。
 

 
概要
「サイトアシストダッシュボード」は、遠隔地からの業務⽀援に必要なデータ・情報関連コンテンツを共有できるプラットフォームを提供するサービスである。
任意のデータ・情報関連コンテンツをテンプレート化したオリジナルの業務⽀援ダッシュボードの作成が可能で、各社・各現場の状況に最適化した環境を構築することができる。
また、ダッシュボード情報をファイルとして複数の関係者にメールやチャット等で配布・共有することで、作成したダッシュボード環境を展開・再現することができる。
この機能により、業務⽀援時には共有されたダッシュボードファイルをワンクリックするだけで業務⽀援に必要な複数の情報やアプリケーションにアクセスすることができ、現場と⽀援室での情報共有・情報伝達がよりスムーズに⾏える。
 
 
 
問い合わせ先
株式会社シーティーエス
https://www.cts-h.co.jp/



インテリアパースを時短でつくれる3D組み合わせ素材を販売開始

 分類: CAD、BIM・CIM

メガソフト株式会社(本社:大阪市北区 代表取締役社長:井町 良明)が運営する建築分野向け3Dオブジェクトのダウンロードサイト
「建プロダウンロード」にて、インテリアパースの仕上げに便利な小物類を組み合わせた3Dオブジェクト25点を発売した。
 

 
概要
インテリアパースを作成する目的は、主に壁、床、天井のテクスチャの組み合わせや家具レイアウトの提案を分かりやすく可視化することであるが、空間をより魅力的に見せるためには、テーブルや棚、壁などに配置する小物類による演出は欠かせない。
しかし、小物を一つ一つ選ぶのは手間であり、一方でインテリアコーディネーターらにとってインテリア小物選びは楽しい作業でもあるため、「つい時間をかけ過ぎてしまう」という声も聞かれていた。
そこで、あらかじめ複数の小物の3Dオブジェクトをセットにして発売したものである。
スピーディーなプランニングを実現するために、小物の選定に迷ったり、配置に悩んだりする時間の削減が期待できる。
 
3D小物の組み合わせ素材は、メガソフト3Dデザイナーシリーズ専用のデータ形式「m3d」ファイルで提供、下記の製品などで使用できる。
3Dアーキデザイナー
3Dマイホームデザイナー
3DインテリアデザイナーNeo
3D住宅リフォームデザイナー
3Dオフィスデザイナー
3D医療施設デザイナー
物流倉庫3D など
 
 
 
問い合わせ先
メガソフト株式会社
https://www.megasoft.co.jp/



測量・調査⼠業向けスマートフォンアプリ「FIELD-POCKET」7⽉発売開始

 分類: 建設共通

福井コンピュータ株式会社(本社所在地:福井県坂井市、代表取締役CEO:杉⽥ 直)は、測量・調査⼠業向けスマートフォンアプリ
「FIELD-POCKET」を2024年7⽉下旬に発売する。
 

 
概要
建設関連業界では、2024年4⽉から時間外労働の上限規制が適⽤され、⽣産性の向上が余儀なくされている。
測量業務においては、近年ドローンやレーザースキャナー等を⽤いた3D計測技術の発達による業務効率化が進んでいるが、依然として従来⼿法による観測や計算作業といった業務も非常に多く、これらの効率化を実現するツールの需要が⾼まっている。
 
今回リリースする製品は、Android搭載のスマートフォン上で動作する観測アプリで、低コストで導⼊でき、福井コンピュータ株式会社の測量CADなどの内業⽤PCソフトウエアとの連動性にも優れ、従来⼿法による測量業務を⼀段と効率化することが可能となる。
 
アプリの特長
Android搭載のスマートフォン上で動作する、測量・調査⼠業向け観測アプリ。
トータルステーションなどの測量機器と連動し、各種観測や測量計算など、外業⽤途における機能を搭載。
 
 
 
問い合わせ先
福井コンピュータ株式会社
https://const.fukuicompu.co.jp/



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