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土木・建築を中心とした建設ソフトウェアやハードウェアなど、建設ITに役立つ新製品・新サービス等を紹介します。

常温施工対応グースアスファルト舗装用補修材「マイルドグース」

2023年8月1日 分類: 土木資材・工法

グースアスファルト舗装の常温補修材。
化学反応硬化型のバインダを単粒度砕石(5号砕石または6号砕石)の間隙に流し込むと、バインダが砕石と一体となって硬化し、遮水性に優れた防水層を形成する。
 
1セットで0.5m²(4㎝厚)の施工が可能。
補修材でありながら、通常のグースアスファルト混合物と同程度の耐久性があるため、本施工にも使用可能である。

マイルドグースの代表的性状
マイルドグースの代表的性状

 
通常のグースアスファルト混合物は施工時にクッカー車で最低3t程度の材料を加熱・運搬をする必要があるが、本製品は現場で撹拌機を用いて混合するだけで少量製造が可能なため、材料ロスが少なく小規模施工やポットホール補修等に最適。
また、燃料消費が大きいクッカー車が不要なため、施工性の向上やCO2排出量の大幅な削減に貢献する。

マイルドグースセット
マイルドグースセット
バインダの流し込み状況
バインダの流し込み状況

 
 
■問い合わせ先
前田道路株式会社

https://ssl.maedaroad.co.jp/



貯留材「アクアパレス」

 分類: 土木資材・工法

都市型洪水を防止し、雨水の有効利用を実現するプラスチック製貯留材。
従来の籠状等の貯留材と比べて、構造的な強靭性と多様性、メンテナンス性に優れている。
(公社)雨水貯留浸透技術評価協会による「技術評価認定書」を取得している。

製品写真
製品写真
製品構造
製品構造

 
【製品の特長】
①構造の選択が可能:従来の貯留材とは異なり、求められる耐圧性能や設置場所、使用目的に応じて構造を選択できる。
②内部の点検や清掃が可能:中に人が入っての槽内全域の点検や清掃・補修が可能なので、万一の地震や地下水の変動などに備えることができる。
③空隙率は92%(最大95%):90%を超える高率で貯留可能で、貯留槽が大きくなるほど空隙率は向上する。
 
【ユニバーサル水貯留システム】
本製品は、外周部をシートに代えて残置型枠(捨型枠)を利用し、現場打ちコンクリートで形成する「ユニバーサル水貯留システム」へも応用が可能。
「地下埋設型」「半地下型」「地上設置型」の3タイプから選択が可能で、規模に制限がなく、世界中どこでも施工可能といった特長がある。
 
JICA((独)国際協力機構)の事業でインドに建設した地下埋設型の600m³槽などの実績がある。

ユニバーサル水貯留システム
ユニバーサル水貯留システム

 
 
■問い合わせ先
株式会社トーテツ

https://www.totetu.com/



鋼製グレーチング「Dグリップ」

2023年6月21日 分類: 土木資材・工法

独自技術により開発された表面の突起模様により、摩擦を増やして滑り防止機能を向上させたノンスリップグレーチング。
 
歩行者が安全かつ円滑に利用できる目安である滑り抵抗値BPN=40を鋼製グレーチングで初めてクリア。
ユーザーに対してより滑りにくく、安心安全で快適なグレーチングを提供する。
 
月刊積算資料に掲載されているグレーチングのノンスリップ(すべり止め)タイプに適合。
同社では本年2023年度より本製品をグレーチングの標準装備としている。
 
またユーザーから要望がある既設グレーチングのプレーンタイプ(旧来型:ノンスリップ無)からノンスリップタイプへの交換も可能である。
 

02ダイクレA
02ダイクレB
滑り抵抗値確認試験
滑り抵抗値確認試験

 
 
■問い合わせ先
株式会社ダイクレ

https://www.daikure.co.jp/



コンクリート床版の損傷部分撤去装置移動式オートチッパー工法がNETIS登録

2023年5月29日 分類: 土木資材・工法

株式会社サーフェステクノロジー(所在地:東京都千代田区、代表取締役:増田 健康)の、コンクリート床版の損傷部分を自走して撤去をする工法「移動式オートチッパー工法」がNETIS登録された(NETIS登録番号:KT-230010-A)。
本技術は、コンクリート床版損傷部のはつりを、ウォータージェットによる自走式床版はつり装置を用いて行う工法で、従来は、人力はつり作業で対応していた。
低騒音・低振動での施工が可能となるため、周辺環境への影響抑制が図れる。
 

 
■技術の特徴
従来はブレーカーやピックハンマーを使用し、人力ではつり作業を行っていたが、ウォータージェット工法を利用した自走式はつり装置に変更した。
これにより、以下の効果を期待できる。
 
・自走することで、連続した撤去作業を効率化できる。
・人力で行う作業と比較し、低騒音・低振動のため、周辺環境に配慮した施工が可能。
・撤去材と発生水を同時吸引し、専用タンクに回収するため装置外への、はつりガラや使用水の流出を防止。
・はつり深さを調整することにより、鉄筋の下面も露出し、補修施工が容易。
・超高圧水の衝突エネルギーによる撤去作業は、床版本体へのダメージを大幅に緩和
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社サーフェステクノロジー

https://www.sf-tech.co.jp/



全天候・環境配慮型常温補修材「レミファルトECO」

2023年5月24日 分類: 土木資材・工法

従来の常温合材は、アスファルトに石油系の添加剤を使用し製造していた。
この添加剤にはVOC(揮発性有機化合物)が含まれており、石油のような臭気がある。
この問題を解消するため、非石油系の特殊添加剤を用いることでVOCの揮発拡散をほぼゼロとし、従来よりも臭気レベルを半減した本製品が開発された。
 

02NIPPO_A
02NIPPO_B

 
濡れた路面でも舗設可能な全天候型製品で、車内に保管しても石油の臭気がこもらないのが特長。
最大粒径5mmの細粒型を基本配合としていることからすり付けが容易で、道路の穴(凹み)の形に合わせた施工が可能である。
 
未開封であれば製造から約1年間の長期保存が可能。
使用可能期間が同社従来品の4倍程度となり、災害発生時などの早期復旧対策として長期間の備蓄を実現する。
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社NIPPO

https://www.nippo-c.co.jp/



水抜き用逆流防止弁 DV-50N/DV-75

 分類: 土木資材・工法

ハンドホール・電線共同溝・情報ボックス内の水を排出し、天候および季節によって上下する地下水の侵入を防ぐ水抜用逆流防止弁。
 
ハンドホール等の溜水原因は、降雨による路面からの雨水浸水、管路本体のクラック・欠損等による地下水の浸水、管路内の温度差による結露等が考えられる。
本製品は、これらの原因により浸水してしまった溜水を地下に排出し、地下水・土砂等の侵入を防ぐ。
 

01トーテツA
01トーテツB_DV-50N
01トーテツC_DV-75N

 
【製品の特長】
①自然排水式のため、内側・外側の水位の変動により作動(地下水位が常時高いところは不要)。
②開閉式のDV-50N(弁体材質:シリコンゴム)と、フロート式のDV-75(弁体材質:NBRゴム+フェノール発泡体)の2タイプを展開。
③メンテナンスが容易で、長さ調節が可能。
④後付施工が可能。
⑤弁体が本体内に内蔵されているため、耐久性に優れている。
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社トーテツ

https://www.totetu.com



高周波誘導加熱装置を用いたリベット打設の新工法「KMリベット工法」を開発

2023年5月19日 分類: 土木資材・工法

川田工業株式会社(所在地:東京都北区、代表取締役社長:川田 忠裕)とMKエンジニアリング株式会社(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:竹之内 博行)は、歴史的鋼橋に多く利用されているリベット接合の取替えに、高周波誘導加熱法を用いた新工法「KMリベット工法」を開発した。
 
KMリベット工法
 
コークスと火床を用いた、熟練を要する従来加熱法に対し、瞬時にリベットを高温まで加熱、施工用機材一式もユニット化することで、スピーディーなリベット施工が可能。この新工法では、施工用機材を積み込んだ4tユニック車で現地付近に進入し、取り替えが必要なリベットの直近に加熱コイルを配置できる。このため、コークス火力でのリベット焼きや、焼いたリベットの施工箇所への投げ渡しが不要になり、従来工法に比べ作業の効率と安全性を大幅に高められる。
 
■KMリベット工法のポイント
高周波誘導加熱技術を用いたリベット加熱法とその施工用機材をユニット化したシステム。
 
・スピーディーな施工
高周波誘導加熱法により、瞬時に均等な加熱ができ、数秒で打設可能な温度になる。
 
・優れた安全性
最大40mの延長ケーブルを使用することで、リベット打設する間近での加熱が可能で、コークスの火床や高温リベットの投げ渡しが必要なくなることから、火災の危険性が極めて少なくなる。
 
・作業を標準化
あらかじめ高周波誘導加熱機にて加熱条件を設定し、スイッチひとつで操作できることから、リベットの加熱に関する熟練工の知識と経験が不要。
 
・施工用機材のユニット化
発電機、コンプレッサー、高周波電源、冷却装置、加熱コイルを4tユニック車へ登載してユニット化し、現場搬入し易いシステムとした。
 
 
 
■問い合わせ先
川田工業株式会社

https://www.kawada.co.jp/



アルカリ土壌用植生マット工法「リトマスマットブルー」

2023年4月28日 分類: 土木資材・工法

アルカリ土壌に対して、中和剤と微生物資材を装着した植生マットを用いることより緑化品質を確保する技術。
従来の植生基材吹付工と比べて工程が短縮でき、経済性も向上する。
植生の成立が困難な法面の緑化工事への適用が可能である。
 
■主な特長
①中和速度が緩やかなリン酸塩の効果により植物の個体数が増し、法面は多数の植物で覆われる。
 
②微生物資材には共生菌である放線菌を多く含み、菌糸を土壌中に広く伸ばし水分や養分の吸収を補助。
緑化植物の成長量が増すため、環境が向上する。
 
③植生マットを張り付けるだけで施工でき、従来技術に比べ工程を50%短縮できる。
 
④現場で空気圧縮機や発電機等の専用機械を使用せず、専門技能員が不要のためコストを25%縮減できる。
また、騒音や粉塵も発生しないため、現場でのCO2の排出がなく環境にやさしい。
 
⑤植生マットの使用により、現場での管理項目を従来技術の8項目から3項目に削減可能。
また降雨強度100mm/hでも、従来に比べて侵食防止品質が13倍向上する。
NETIS番号:TH-220007-A。
 
02日本植生A

施工直後(上)と施工9か月後(下)


 
 
 
■問い合わせ先
日本植生株式会社

https://www.nihon-shokusei.co.jp/



メタルアンダーカットアンカー

2023年3月30日 分類: 土木資材・工法

『メタルアンダーカットアンカー』はセルフアンダーカット方式の拡底式あと施工アンカーで、2020年に発売開始した製品。
アンカー自体で孔壁を円錐状に形成しながら拡底するため少ない作業工程で精確な拡底形成ができ、またアンカー本体と専用マシンホルダーで作業工程ごとの完了が目視で確認可能である。
さらに付帯設備の撤去・更新時に不要になったアンカーは専用のツールを用いて簡単に抜き取ることができ、これにより長期的な信頼性や更新を必要とされる下束や点検路・電気設備などへの使用に適している。
 

02サンコーテクノA
メタルアンダーカットアンカー
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また、同製品に対しての「トンネル内の高所での軽量設備や長い穿孔深さが確保できない箇所にも金属拡底式を使用したい」というユーザーの声に応え、『メタルアンダーカットアンカー スマートタイプ』が開発された。
従来製品と比べて埋込み長さも短く、小型のハンマードリルで施工することにより、アンカー自体が孔壁を削りながら拡底を行うため上向きでも素早い施工が可能となる。
 
 
 
■問い合わせ先
サンコーテクノ株式会社

https://sanko-techno.co.jp/



奥村式RC有孔梁鋼板補強工法

2023年3月22日 分類: 土木資材・工法

RC造建築物の設備改修を伴う耐震改修工事の合理化を目的として、既存RC梁のせん断耐力を低下させずに新たに開孔を設けることを可能にした工法。
 
奥村組
 
既存RC梁に新たに設けた開孔の周囲をアンカーボルトならびにエポキシ樹脂で鋼板を固定して補強することで、開孔を設ける前のRC梁と同等以上のせん断耐力を確保。
耐震改修工事における設備配管ルートの確保に寄与する。
 
 
 
■お問い合わせ
株式会社奥村組

https://www.okumuragumi.co.jp/



 


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