株式会社奥村組(所在地:大阪市阿倍野区、代表取締役社長:奥村 太加典)、神鋼商事株式会社(所在地:大阪市中央区、代表取締役社長:髙下 拡展)、国立大学法人室蘭工業大学(所在地:室蘭市、学長:松田 瑞史)は、木質バイオマス発電所から発生する木質系バイオマス燃焼灰(以下、燃焼灰)の有効活用に向けた共同研究を開始した。
■概要
本共同研究では、奥村組が出資する石狩バイオマス発電所で発生した燃焼灰について、消毒効果の有無、効果発現までの時間、持続性等を確認・評価し、家畜伝染性疾病予防用資材としての可能性を検討する。
室蘭工業大学大学院工学研究科 山中真也 教授(界面・化学工学研究室)は、これまで農研機構・生研支援センター委託事業のイノベーション強化創出研究推進事業「口蹄疫・鳥インフルエンザ等家畜伝染病防疫のための多機能粒状消石灰の実用化」等で消石灰の消毒効果に関する研究実績を有しており、今回の共同研究においても過去に得られた消毒効果に関する知見を提供する。
神鋼商事は、石狩バイオマス発電所で使用する木質バイオマス燃料の供給を担当しており、燃焼灰の消毒材としての商品化と販売について協力する。
再生可能エネルギーである木質バイオマス発電により排出される燃焼灰も有効に活用することで、循環型社会の形成へのさらなる貢献を目指す。
■問い合わせ先
株式会社奥村組
https://www.okumuragumi.co.jp/