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土木・建築を中心とした建設ソフトウェアやハードウェアなど、建設ITに役立つ新製品・新サービス等を紹介します。

測量CADシステム「TREND-ONE/ Mercury-ONE」の最新版リリース

2024年6月17日 分類: CAD、BIM・CIM

福井コンピュータ株式会社(本社:福井県坂井市、代表取締役 CEO:杉⽥ 直)は、測量 CADシステムの最新版「TREND-ONE/Mercury-ONE Ver.8(トレンドワン/マーキュリーワン)」を2024年7⽉16⽇(⽕)にリリースする。
モバイル計測アプリ、SfMソフトとの連携で、測量成果作成の⼤幅な作業時間短縮を実現する。
 

 
背景
国⼟交通省が推進するi-ConstructionやBIM/CIMにおいて、測量段階での3次元計測を推進する動きが加速している。
また、昨今多発している⾃然災害の現場復旧においても、安全性や効率性が⾼い3次元測量が⼀般化しつつあり、測量から設計フェーズにおける3次元化のさらなる拡⼤が予想される。
⼀⽅で、依然として従来⼿法による観測や計算作業といった業務も非常に多く、これらの効率化が⽣産性向上において⽋かせない。
最新版では、同⽇新発売となる現場測量アプリ「FIELD-POCKET」との連携による測量成果作成の効率化と、SfMソフト「くみき」(スカイマティクス社製)との連携によるドローン測量業務の効率化で、従来⼿法の測量業務から3次元測量業務までの⽣産性向上を⽀援する。
 
現場測量アプリ「FIELD-POCKET」との連携
「FIELD-POCKET」で観測したデータを直接またはクラウド経由で取り込み、座標やCADデータとして反映させることで、成果作成⼿間を⼤幅に低減。
外業と内業が同時に効率化でき、全体で約30%の作業時間短縮を実現する。
・現況観測、対回観測データの取得および、縦断観測、横断観測データの取得
 
SfM ソフト「くみき」との連携
「くみき」によるSfM処理、「TREND-POINT」による点群処理、「TREND-ONE/Mercury-ONE」による成果作成の⼀連の流れにおいて、スムーズなクラウド連携により、全体で約60%の作業時間短縮を実現する。
・UAV撮影コース別精度管理表の⾃動作成
・三次元形状復元精度管理表の⾃動作成
・GeoTIFFを下図とした図面作成の⽀援
・クラウドによる連携
 
その他の機能強化
○CAD(作図)における利便性向上やUIに関する各種ブラッシュアップ。
・ピックモードに垂線の足をピックできるモードを追加
・文字要素枠内に塗潰しを付加できる設定を追加 ・マーク選択時に点名をハイライト表示
・マーク⼊⼒時のサイズ選択に対応
・ピックイメージの文字表示に対応
・図面の⼀部を切り抜き、別ページに配置できる機能を追加
・地目の登録数上限を50から250に拡張
・現場プロットに他の現場の座標地番を表示する機能を追加
・J-LandXML Ver.1.6の出⼒に対応 など
 
○作業規程の準則への対応
・基準点網配置における注記表配置、路線⽅向線配置機能を追加
・基準点測量、水準測量あわせて16の帳票の追加
 
 
 

問い合わせ先
福井コンピュータ株式会社
https://const.fukuicompu.co.jp/



測量・⼟地家屋調査⼠業向けスマートフォンアプリ「FIELD-POCKET」新発売

 分類: 土木系

福井コンピュータ株式会社(本社:福井県坂井市、代表取締役 CEO:杉⽥ 直)は、測量・⼟地家屋調査⼠業向けスマートフォンアプリ「FIELD-POCKET(フィールドポケット)」を2024年7⽉16⽇(⽕)に発売する。
観測業務の効率化と、クラウドを介したCAD連携で従来⽐約30%の⽣産性向上を実現する。
新製品は、Android搭載のスマートフォンで動作する観測アプリで、低コストで導⼊でき、測量 CAD「TREND-ONE/Mercury-ONE/Mercury-LAVIS」などの内業⽤PCソフトウエアとの連動性に優れているため、⼀連の測量業務を非常に効率化することができる。
 

 
「FIELD-POCKET」の特長
・Android搭載のスマートフォンで動作する、測量・⼟地家屋調査⼠業向け観測アプリ。
・交点計算、電⼦野帳観測、現況観測、縦断観測、横断観測、測設など、外業⽤途における機能を搭載。
・同社測量CAD連携のほか、各種データ連携、測量機器連携、クラウド連携などに幅広く対応。
・スマートフォンの特⻑を生かした業務補助機能を順次搭載予定。
 
「FIELD-POCKET」の機能(2024年7⽉リリース版)
・視認性を重視したインターフェイス
・座標管理や、観測データの確認
・地理院地図の表⽰
・各種ファイルの読込み・書込み
・現場のバックアップ・リストア
・さまざまな測量機器との接続
 
 
 

問い合わせ先
福井コンピュータ株式会社
https://const.fukuicompu.co.jp/



3Dモデルを現場に投影し施工物の形状をイメージできる「快測AR」をリリース

2024年6月14日 分類: 建設共通

株式会社建設システム(KENTEM、本社:静岡県富士市、代表取締役社長:重森 渉)は、タブレット内で現実世界に3Dモデルを融合する、建設業向けAR(拡張現実)アプリ「快測AR」を2024年6月25日(火)にリリースする。
 

 
快測ARの特長
・3Dモデルの配置でイメージを共有
3Dデータを配置することで、施工前であっても完成形のイメージが容易になる。
また、3Dモデルはレイヤーごとに表示/ 非表示の切り替えができるため、施工ステップに応じて、具体的にイメージを確認でき、工程ごとの状況を共有することが可能。
 
・3Dモデルを簡単に高精度に投影、KENTEMマーカーと「快測ナビ」で、どこでも高精度位置合わせ
2点座標による位置合わせだけでなく、杭のない任意の場所で位置合わせが可能。
任意の箇所に「KENTEMマーカー」を配置し、「快測ナビ」でマーカー中心を観測。
観測した座標値の二次元コードを「快測AR」で読み込むことで、マーカーを自動認識。
 
・INNOSiTEシリーズで作成した3Dの統合モデルを投影
「SiTECH 3D」「SiTE-NEXUS」「SiTE-STRUCTURE」で作成した3Dモデルを「快測AR」に出力できる。
統合モデルとして「SiTE-NEXUS」に取り込んだ3Dイラストや、その他3Dデータ(IFCやSketchup 等)も「快測AR」に出力することが可能。
 
 
 
問い合わせ先
株式会社建設システム
https://www.kentem.jp/



リバスタ、建設技能者向けポイントサービス「ビルダーズポイント」を提供開始

 分類: 建設共通

株式会社リバスタ(本社:東京都江東区、代表取締役:高橋 巧)は、建設業界を魅力的にするための取り組みとして、2024年6月より建設技能者向けポイントサービス「ビルダーズポイント」の提供を開始した。
 

 
概要
同社では2023年10月から、鹿島建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:天野 裕正)、戸田建設株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大谷 清介)、西松建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:髙瀨 伸利)の全面協力のもと、建設技能者向けポイント付与に向けた実証実験を実施していた。
当該実験で得られたノウハウを生かして、専用アプリを開発し、App StoreおよびGoogle Playストアでの配信を開始した。
「ビルダーズポイント」は、鹿島建設、戸田建設、西松建設をはじめとした複数社での導入が決定しており、専門アプリ上でのポイント付与を通して元請会社と建設技能者の距離を近づけ、建設技能者の意欲向上や魅力的な現場創出等を目指す。
 
「ビルダーズポイント」の特長
 当該サービスは、元請会社の判断で建設技能者に対し簡単にポイントを付与することができる。
建設技能者は、元請会社の設定する条件を満たすこと(例:安全講習会への参加、日々の入退場認証やCCUS(建設キャリアアップシステム)カードのタッチ、改善提案を行うこと等)で、専門アプリを通じてポイントを受け取ることができる。
元請会社はこれらの条件を自身の裁量で自由に設定でき、同社が提供する建設現場施工管理サービス「Buildee入退場管理※」の就業履歴データと連携させ、現場への入場者に一律でポイントを自動付与する等、きめ細かなポイント付与も可能。
受け取ったポイントは建設技能者が個人のPayPayアプリ上で、PayPayマネーライトとして提携サービスや加盟店での決済に用いることができる(PayPayマネーライトは出金できない)。
※ 建設現場施工管理サービス「Buildee」は、建設現場における施工管理業務をサポートするクラウドサービス
 
 
 
問い合わせ先
株式会社リバスタ
https://www.rvsta.co.jp/



高品質なドローン映像をリアルタイムに「Moviewby(ムービーウォービー)powered by JIZAIPAD」

 分類: ハードウエア

株式会社ジザイエ(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:中川 純希)は、HDMIを挿すだけでドローン映像を高品質のままリアルタイムにどこへでも伝送できる出力サービス「Moviewby(ムービーウォービー)powered by JIZAIPAD」を発表した。
すでに建設の施工現場で巡視業務を開始しており、今後はさまざまな業界で利用されているドローンへの導入拡大を図っていく。
 

 
概要
ジザイエと株式会社竹中工務店(本社:大阪市中央区、取締役社長:佐々木 正人)が共同開発。
ドローンの映像を高解像度・高フレームレートかつ低遅延に圧縮する独自の技術を活用し、リアルタイムにインターネットを通じてどこへでも伝送できるHDMI出力サービスで、初期設定不要のため現場ですぐに利用が可能。
また、HDMIを通じて接続する機器は小型かつ軽量のため、斜めがけポーチで持ち運びができる。
既に竹中工務店が手がける施工現場での巡視業務に導入されており、今後も複数現場への導入を予定している。
 
特長
・さまざまな映像デバイスに接続可能なHDMI出力
・複数拠点へ低遅延でリアルタイム映像配信
・利用現場や映像の用途に応じて任意で変更可能な映像画質設定
・映像データを利活用しやすい録画機能
・コンセント電源不要のバッテリー充電式デバイス
・屋外現場で負担にならないコンパクトな機材サイズ
・通信環境が悪いケースでも録画データの欠損を抑制するバックアップ機能
 
 
 
問い合わせ先
株式会社ジザイエ
https://jizaie.co.jp/



業務改善と安全管理をスマートウォッチ1つで実現する「MAMORINU」リリース

 分類: 建設共通

株式会社enstem(所在地:東京都中央区、代表取締役:山本 寛大)は、スマートウォッチを活用した作業員特化のソリューションである「MAMORINU」を正式リリースした。
本サービスは、工場、倉庫、建設、土木などの現場で導入が進んでおり、作業員にスマートウォッチを装着し、作業負荷を可視化および異常を検知することで、より安全で効率的な作業環境を実現する。
 

 
概要
MAMORINUは、4G/Wi-Fi通信機能が備わった専用のスマートウォッチを作業員に装着することで、身体のデータをリアルタイムに分析し、作業負荷の可視化やアラートの検知を行う。
データはいつでもどこでも、専用の管理画面を通じて閲覧することができる。
また、管理者が作業員と連絡を取る際に、作業員のスマートウォッチと、専用の管理画面を繋いでメッセージや通話の機能を利用できる。
スマートウォッチ1つで、作業員の健康と安全を守りながら業務改善につなげることができるサービス。
 
 
 

問い合わせ先
株式会社enstem
https://mamorinu.com/



現場DXサービス「KANNA」、工程表に「依存関係」機能を追加

2024年6月12日 分類: 建設共通

株式会社アルダグラム(本社所在地:東京都港区、代表取締役:長濱 光)は、現場DXサービス「KANNA(カンナ)」の工程表機能に「依存関係」を設定できる機能を新たに追加した。
工程の組み直しで発生する修正時間やミスを削減し、工程管理業務を効率化する。
 

 

機能の特長
「依存関係」機能により、各工事の関係性を明確にし、工事全体の進捗管理を効率的に行うことができる。
施工の順序が一目で分かり、工事全体の進捗を把握できるようになるため、計画の変更が発生した際にも、調整をスムーズに行うことができる。
これまで工程の組み直しが必要な際に発生していた膨大な時間や、抜け漏れなどのミスを軽減し、人員の配置を最適化、現場の方々の工程管理業務の効率化、ペーパーレスにもなり、印刷や破棄に伴うコスト削減にもつながる。
 
工程表「依存関係」機能詳細
1. 工程同士をつなげると、工事の順番が紐付けられ、依存関係を作ることができる。
2. 依存関係を作った工程同士は、1つの工程を動かすと、もう一つの工程も自動的に修正される。
3. 「KANNA」上で作成した工程表は、Excel で出力することができる。
 
 
 

問い合わせ先
株式会社アルダグラム
https://aldagram.com/



堆積管理システム「Smart Level」の提供を建設現場向けに開始

2024年6月3日 分類: 建設共通

積水マテリアルソリューションズ株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:井上正幸)は、センサーを用いた堆積管理システム「Smart Level」のサービス提供を株式会社レンタルのニッケン(所在地:東京都港区、代表取締役社長:齊藤 良幸)と共同で建設現場のリサイクルステーション※向けに開始した。
※ 排出される「資源」ゴミを回収し、一時保管する常設の拠点回収施設
 

 
「Smart Level」の概要 
「Smart Level」はセンサーと無線通信で堆積量をデータ管理できるサービスである。
ステーションへの移動時間・目視作業などがなくなり、効率化を実現する。
データはパソコンやタブレット、スマートフォンで確認でき、一般のWEBブラウザを使用するため、面倒なアプリのインストールや設定は必要がない。
現場担当者が堆積量を目視確認するために巡回していた作業が、現場事務所やオフィスからでも遠隔で実施することが可能になり、省人・省力化が期待できる。
また、一部の外部チャットアプリとの連携も可能で、現場関係者へ堆積量やアラートなどの情報を周知することができる。
 
「Smart Level」の特長
・数値データで堆積量を可視化することで、回収の判断基準を統一することができ、力量に頼らない管理が可能
・一定の堆積量に達した際に、複数人へのアラート通知を送信可能
・センサーは電池駆動のため電源は不要
・堆積量の数値データは、時系列でCSVファイル形式に保存できるため、傾向把握や改善活動に活用できる
 
 
 

問い合わせ先
積水マテリアルソリューションズ株式会社
https://www.sekisui-ms.co.jp/



正答率約94%、高精度な計測が可能な「AI配筋自動検査システム」を開発

 分類: 建設共通

株式会社⼤林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪 賢治)は、鉄筋コンクリート工事における配筋検査の省力化にむけて、ステレオカメラによる画像データと生成した点群データをもとに、AI自動計測技術で計測精度と作業効率を向上させた配筋自動検査システムを開発した。
 

 
概要
「AI配筋自動検査システム」は、2018年に、自社のオープンイノベーションによる研究開発拠点であるシリコンバレー・ベンチャーズ&ラボラトリ(Silicon Valley Ventures & Laboratory:SVVL)で、米国スタートアップ企業や研究機関とともに開発した次世代の自動品質検査システムがベースになっている。
国内建設現場で配筋検査の実証を重ね、鉄筋の本数・径・間隔(ピッチ)の計測精度の向上を行うとともに、AIによる推定確度の可視化や自動計測機能などの追加を行うことで、検査業務の省力化につながるシステムを開発した。
本システムは、配筋を動画撮影するステレオカメラ(※1)を搭載した検査パッケージ、計算用サーバー、タブレット端末で構成されている。
ステレオカメラで配筋を動画撮影し、切り出した画像データと計算用サーバーで生成した点群データを基に、鉄筋径・ピッチをAIによって自動計測する。
計測結果は、タブレット端末に表示されるWebアプリ上でBIMに入力された設計情報と照合し、最終的に施工管理者が設計通りの配筋がされているかの合否判定を行う。
また、BIMデータを使用するため、検査前データ作成を簡略化でき、検査結果は帳票として自動作成されるため検査報告書が容易に作成できる。
本システムでは熟練度に依らない効率的な検査が可能となり、配筋検査業務にかかる延べ作業時間は現在使用している専用検査システムより、約36%の縮減を実現した。
 
 
 

問い合わせ先
株式会社⼤林組
https://www.obayashi.co.jp/



建設機械向け遠隔操作システム「Smart Construction Teleoperation」を販売開始

 分類: 建設共通

コマツ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:小川啓之)とその子会社である株式会社EARTHBRAIN(所在地:東京都港区、代表取締役社長:小野寺 昭則)は、共同で建設機械向けの遠隔操作システム「Smart Construction Teleoperation」を、全国のコマツカスタマーサポート株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:粟井淳)を通じて販売開始した。
 

 

「Smart Construction Teleoperation」は、事務所などの安全・快適な環境から油圧ショベルを遠隔操作できるシステムであり、Smart Constructionの各種ソリューションと連携し、ダンプトラックの稼働をモニタリングしながら油圧ショベルを遠隔操作したり、1台のコックピットから複数の建設機械を切り替えて遠隔操作できる。
遠隔操作に用いるコックピットには「インテリジェントサークル」タイプと「スペースシップ」タイプの2種類をラインナップし、ユーザーの要望に合わせてシステムを導入することで安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現に貢献する。
 
 
 

問い合わせ先
株式会社EARTHBRAIN
https://www.earthbrain.com/



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