建設ITガイド

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土木・建築を中心とした建設ソフトウェアやハードウェアなど、建設ITに役立つ新製品・新サービス等を紹介します。

Arent、「PROCOLLA(プロコラ)」に「イナズマ線機能」を新たに実装

2025年10月23日 分類: 建設共通

株式会社Arent(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:鴨林 広軌)は、大林組と共同開発したAIクラウド工程管理システム「PROCOLLA(プロコラ)」に、「イナズマ線機能」を新たに実装した。
工程線上で工事の進捗状況を視覚的に把握できるようになり、これまで以上にスムーズな進捗管理が可能である。
 

 
■主なポイント
•進捗率データをもとに自動でイナズマ線を描画
•イナズマ線を確認しながら、直観的な操作で進捗率の変更が可能
•変更した進捗率データは、工程線にデータとして自動反映
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社Arent
https://arent.co.jp/



4Stella、グリーンサイト・CCUS対応「スマレディ for 建設業」を提供開始

2025年10月17日 分類: その他

4Stella合同会社(所在地:東京都渋谷区、代表:高岡真樹)は、ITツールを活用した業務改善と業界知識を持つ専門チームによる代行を組み合わせた「スマレディ for 建設業」を提供開始した。
事務作業の負担を軽減し、人手不足とコストの課題を同時に解消することで、生産性向上と本業への集中を支援する。
 
スマレディ for 建設業
 
■主な特長

  • 建設業界特化の専門チームがフルサポート
    グリーンサイト・CCUS対応、請求書作成、原価管理など、建設業界特有の複雑な事務業務を経験豊富なスタッフが代行。
    担当者のコア業務集中を可能にする。
  • ITツールで業務を自動化・可視化
    デジタルツールを活用し、二重入力や入力ミスを削減。
    紙やExcelに依存した非効率な業務を大幅に改善する。
  • 月額2万円からのコスト効率的な導入
    専任スタッフを採用するより低コストで、必要な業務だけを柔軟にアウトソース可能。
    小規模企業でも導入しやすい料金設定。
  • 属人化を解消しリスクを最小化
    業務手順をチームで共有・管理することで、特定スタッフへの依存を減らし、退職や休職時の業務滞りリスクを最小化する。

 
 
■問い合わせ先
4Stella合同会社
https://4stella.co.jp/



グラフィソフト、「Archicad 29」の日本語版をリリース。建築確認申請に対応

2025年10月16日 分類: CAD、BIM・CIM

グラフィソフトジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:トロム ペーテル)は、建築確認申請に対応したBIMツール「Archicad29」をリリースした。
強力な機能強化に加え、2つの新製品「MEP Designer」と「AI Assistant」を追加した。
 
Archicad29
 
■概要
Archicad 29、MEP Designerには、AI Assistant(ベータ版)が直接組み込まれており、シームレスなアプリ内体験を提供する。
ツールを切り替えることなく、優れたプロンプト、モデルクエリ、専門的なガイダンスを利用できるため、Archicadの機能を通じてプロジェクト推進を円滑にサポートする。
 
[主な機能]
・簡単なショートカットで要素を瞬時に90°回転させ、ワークフローを高速化。
・断面図/立面図に開口部を直接入力し、非平行要素上でも正確な配置を実現。
・キッチンキャビネットの更新により、柔軟性とユーザー主導の改善を強化。
・未使用ビューをフィルタリング・選択し、出力の整理とエラー削減を実現。
・3Dビューの解像度を手軽に設定し、3DビューのDPIを制御することで、常に鮮明で高品質な出力を実現。
・macOSのダークモードでは、ダークモードとライトモードの切り替え時に、カスタマイズされた視覚体験を提供。
 
■ドキュメント機能
・マーカーの改修ステータスにより、各図面フェーズに表示される内容を完全に制御。
・線ツールの始点と終点で異なる矢印先の設定が可能。組み合わせ自由で図面を容易に明確化。
・スケジュールフォーマットの改善により、書式設定・色・表示の細分化が強化され、カスタムデータ可視化を実現。
 
■コラボレーションツール
・Bimplus Connection:分野やプラットフォームを超えた共同モデル共有を実現。
・ネイティブ OBJ インポートサポート:外部3Dモデルをプロジェクトに簡単に取り込み可能。
・Bluebeam Studio Connection:緊密な統合により Bluebeam Studio ワークフローを簡略化。注釈を実用的なArchicadの課題に変換。
 
■Graphisoft AI Assistant(BETA)
2026年の正式リリースを予定しているAI Assistant (BETA)は、Archicad、MEP Designerなど、今後追加予定の全てのGraphisoftソリューションに直接組み込まれる予定。
ワークフローの効率化と創造性の向上を目的に設計されたAI Assistantは、今後の実装により、建築家やエンジニアが建物の設計に集中できるよう支援する。
 
[主な機能]
・シームレスなアプリ内体験
AI Assistant(BETA)はArchicad 29、MEP Designerに直接組み込まれ、シームレスなアプリ内体験を提供する。
ツールを切り替えることなく、インテリジェントなプロンプト、モデルクエリ、専門的なガイダンスを利用できる。
・AI Visualizerとの連携
AI Assistant(ベータ版)はAI Visualizerに直接接続し、シンプルなテキストプロンプトでモデルから可視化を実現。
Archicad内のAI Visualizer 2.0では、プロンプトによる画像作成、スタイルと創造性の調整、結果の即時生成が可能。
スライダーで前後比較、ブラシツールで特定領域を編集、最終画像をArchicadに直接保存することができる。
・信頼できる情報源(Graphisoft製品ガイド、サポート記事、コミュニティインサイト、Learnコースなど)に基づく製品知識により、ツール、ワークフロー、機能に関する回答の正確性と最新性が保証されている。
・プライバシー、セキュリティ、社内開発は、Nemetschekグループの厳格なプライバシーデータ基準に準拠している。
顧客データはトレーニングに使用しないため、完全な管理とユーザーの機密性が確保されます。
 
■Graphisoft MEP Designer
Graphisoft MEP Designerは、エンジニアが最新のBIM環境内で正確なシステムレイアウトを作成できる、新開発の完全統合ソリューションである。
macOSおよびWindowsで利用可能なMEP Designerは、ArchicadおよびOPEN BIMと完全互換性を持ち、現実のエンジニアリングワークフロー向けに設計されている。     
 
[主な機能]
・自動生成される詳細なドキュメント
平面図や断面図からスケジュールや部品リストまで — カスタマイズ可能で提出準備完了。
・組み込みの可視化ツールとパラメトリックライブラリ。
・現場でもリモートでも、円滑なコミュニケーションとモデルの一貫性を実現。
 
※Archicad CollaborateにはMEP Designerの機能を含む。単独製品としては日本未リリース。
 
■Project Aurora
Project Auroraは、グラフィソフトの次世代クラウドネイティブプラットフォーム。
よりスマートに、より迅速に、より情報に基づいた設計ワークフローを実現できるよう構築されている。
スカイラインの形成からコミュニティ計画まで、Project Auroraは建築家が最初のスケッチから確信を持って意思決定を行うことを支援する。
 
[主な機能]
・迅速なモデリングとプロトタイピング
直感的なモデリングツールとAIを活用したアイデア生成支援により、アイデアを瞬時にデジタルコンセプトへ変換。
・迅速な文脈データアクセス
設計内で敷地・建物・環境データにアクセスし、情報に基づいた意思決定の基盤を構築。
・予測性能・持続可能性分析
予測型持続可能性分析で将来の性能を評価し、効率性向上と環境負荷低減に向けた設計を導く。
 
2025年10月現在、テスト段階にあり、検証フェーズの成功後、Project Auroraの一般提供を予定している。
 
 
■問い合わせ先
グラフィソフトジャパン株式会社
https://www.graphisoft.com/jp



三建設備工業、次世代施設管理プラットフォーム 「BIM-UNIFICATION-PLATFORM(BUP)」を開発・発売

2025年10月6日 分類: その他

三建設備工業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:松井栄一)は、BIM(Building Information Modeling)データを活用した次世代施設管理プラットフォーム「BIM-UNIFICATION-PLATFORM(以下、BUP)」を開発し、2026年春より外部への販売を開始する。
同プラットフォームは、株式会社キーエンスのデバイスを活用し、施設管理のデジタルトランスフォーメーション(DX)を強力に推進するもの。
 
BIM-UNIFICATION-PLATFORM
 
■開発背景と「BUP」の概要
近年、施設管理においては、維持管理コストの最適化や資産価値の最大化が重要な経営課題となっている。
しかし、従来の管理システムは情報が分断され、効率的なデータ活用が難しかった。
「BUP」は、この課題を解決するため、設備工事会社である三建設備工業が持つ、建物や設備の構造、そして運用・維持管理における現場の課題に対する深い知見を最大限に生かして開発された。
 
本プラットフォームは、BIMデータに加え、中央監視システム(SCADA)、施設情報台帳(FMDB)、メンテナンス情報など、施設に関するあらゆるデータを統合(Unification)するデータベースを構築している。
これにより、施設のライフサイクル全体にわたる多角的なデータ分析と将来予測が可能となり、最適な維持管理を実現する。
 
■「BUP」の3つのフリーとアドバンテージ
[3つのフリー]
1.中央監視ベンダーフリー
特定のメーカーに依存せず、多様な中央監視システムと連携可能。
2.CADベンダーフリー
BIMデータだけでなく、さまざまなCADデータに対応。
3.セミオーダーによるシステムフリー
顧客のニーズに合わせてカスタマイズ可能なため、柔軟なシステム構築が可能。
 
[3つのアドバンテージ]
1.中央監視データとの連携:
中央監視システムから機器の運転データを直接取り込み、耐用年数の解析や更新時期の予測を自動で行う。
2.施設資産の一元管理:
BIMデータと連携することで、一般的なビルから工場、病院まで、施設内のあらゆる機器・資産を一元的に管理できる。
3.情報端末による現場管理:
ハンディターミナルを活用することで、現場でのメンテナンス作業の進捗や記録をリアルタイムで把握できる。
 
 
■問い合わせ先
三建設備工業株式会社
https://skk.jp/



 


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