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土木・建築を中心とした建設ソフトウェアやハードウェアなど、建設ITに役立つ新製品・新サービス等を紹介します。

アクチュアル、建築・内装設計、工務店向けAIプラットフォーム「ArchiX(アーキエックス)」をリリース

2025年8月14日 分類: 建築系

アクチュアル株式会社(本社:京都市、代表:辻勇樹)は、建築・内装設計、工務店向けのAIプラットフォーム「ArchiX(アーキエックス)」を2025年9月にリリースする。
また、8月にはΒ版をリリースする予定。
 
ArchiX
 
■開発の背景
建築業界では、深刻な人手不足と属人化が課題となっている。
さらに、打ち合わせから提案資料の作成までに多くの時間がかかることも多く、スピードが求められる現代のビジネス環境において、機会損失に繋がってしまうケースも増えている。
ArchiXを活用することで、現場や施主との打ち合わせ内容をAIが自動で記録・要約し、その情報を基に、提案用のテキストやビジュアルを即時に生成することができる。
 
■4つのAI機能
1.建築業界特化型AI「アーキチャット」
一般的なAIチャットでは、専門用語や業界特有の文脈が伝わらず、欲しい答えにたどり着くまでに何度もやり取りを繰り返す必要があり、「結局自分で調べた方が早い」と感じてしまうことも少なくない。
ArchiXのアーキチャットは、建築・内装設計・工務店業務に特化した質問テンプレートや文脈が、あらかじめ組み込まれている。
そのため、ゼロからの入力は不要で、日常業務に即した質問に対して、的確でスピーディーな回答を引き出すことができる。
 
2.AIヒアリング・議事録
施主や現場チームとの打ち合わせ内容は、AIが自動で文字起こし・要約し、要点を図面や仕様書と紐づけて整理。
発注内容や設計変更など、伝達ミスによる手戻りや「言った・言わない」といったコミュニケーションの行き違いを未然に防ぐことができる。
議事録の作成・共有もスムーズになり、工程会議や施主確認の記録も正確に蓄積できるため、少人数で動く現場でも協力会社や設計担当との情報共有が効率化され、プロジェクト全体の推進力が高まる。
 
3.スケッチからパース生成
手書きスケッチから、フォトリアルなビジュアルを即時生成。
外観だけでなく、内観も雰囲気やインテリアの異なる複数パターンを提案できるため、施主に「完成後の暮らし」をより具体的にイメージしてもらうことができる。
資料や打ち合わせの説得力が高まり、提案力の底上げにつながる。
 
4.パースから動画生成
静止画では伝わりにくい空間の広がりや質感、動線のイメージを、短尺のPR動画として自動生成。
臨場感のある映像で施主の感情に訴えかけるプレゼンが可能になり、提案の納得度と受注率の向上に貢献する。
SNSでの発信や、商談時の補足資料としても効果的。
 
 
■問い合わせ先
アクチュアル株式会社
https://www.actu-al.co/



「申請くんfシリーズ」AIを搭載したアップデート版をリリース

2025年8月8日 分類: CAD、BIM・CIM

株式会社Arent(本社:東京都港区、代表取締役:鴨林広軌)のグループ会社である株式会社スタッグは、図面作成支援ツール「申請くんfシリーズ」にAI機能を搭載したアップデート版を2025年秋にリリースする。
 


画像提供:株式会社Arent

 
■「申請くんfシリーズ」とは
「申請くんfシリーズ」は、水道申請に特化したスタッグ社の専用CADソフトで、上下水道・ガス・建築設備などの申請図面の作成を効率化する業務支援ツールである。
パソコン初心者でも扱える直感的な操作性を備え、左クリック中心で図面が作成できるため、誰でも直感的に操作できる。。
管工事組合・水道局・給排水設備業者をはじめ、累計3,000社以上の導入実績がある。
 
■アップデートの概要
今回のアップデートでは、画像データやPDF、DXF図面上の壁線や敷地の認識による単線化、器具の自動認識・配置を可能にし、従来30分程度かかっていた作業を数分で完了できるようになるなど、図面作成業務の大幅な効率化を実現する。
 

  • 壁線の自動認識・単線化
    AIが画像データやPDF、DXF図面内の壁線を検出し、自動で単線化
  • 器具(トイレ・浴室等)の自動認識・配置
    設備器具を自動で判別・配置し、図面作成作業を軽減
  • 隣地境界線の自動認識
    隣地境界線を自動で検出し、入力作業を軽減(対応予定)
  • 壁線認識精度の向上
    複雑な構造にも対応する認識ロジックを継続的に改善

 
 
 
■問い合わせ先
株式会社Arent
https://arent.co.jp/



Arent、AIを実装した現場支援型スマート工程ソフト「PROCOLLA」を発表

 分類: 建設共通

株式会社Arent(所在地:東京都港区、代表取締役社長:鴨林広軌)は、建設現場における日々の管理業務を支援する新製品「PROCOLLA(プロコラ)」を発表した。
 


画像提供:株式会社Arent

 
■概要
「PROCOLLA」は、現場が担う幅広い業務(QCDSE※)の支援を視野に入れた工程管理ソフトウエアで、誰でも直感的に操作でき、工程の変更対応や関係者との情報共有をスムーズに行うことができる。
さらに生成AIを活用することで、工程表の作成や工程情報の分析などを効率化し、現場業務と情報をつなぐハブとして機能する。
 
※QCDSEとは、建設現場で特に重要とされる5つの管理項目(Quality=品質、Cost=コスト、Drlivery=工程、Sefaty=安全、Environment=環境)の頭文字を組み合わせた略語
 
■直感的で誰でも使えるUI/UX

  • 工程表作成機能
    マウス操作とドラッグ&ドロップ中心で誰でも作成可能。
  • リアルタイム同時編集
    複数人での同時編集に対応し、情報共有を円滑に行える。
  • 印刷最適化(特許出願中)
    レイアウトや引出し線の自動調整、テンプレート機能などで紙出力にも対応。
  • タグ付けによるフィルター機能
    種目や工程線にタグ付けすることで、必要な工程だけを表示、出力可能。

 
■生成AIによる支援例(開発中、特許出願中)

  • 工程表の自動生成
    現場の関係資料や過去のデータを基に、AIが工程の構成や順序を提案。
  • 自然言語での操作指示
    「◯◯工事を1週間前倒し」といった指示を自然言語で入力可能。
  • 工程表データを分析し、ドキュメント作成
    「8/1~8/7の工程を要約して」といった指示によりAIが回答。

 
 
 
■問い合わせ先
株式会社Arent
https://arent.co.jp/



Arent、プラント業界向けの新たなAIツール「PlantStream P&ID AI Data Extractor」をリリース

 分類: CAD、BIM・CIM

株式会社Arent(本社:東京都港区、代表取締役:鴨林広軌)は、プラント設計における初期工程の効率化を支援する新たなAIツール「PlantStream P&ID AI Data Extractor」を開発し、先行体験版の提供を開始した。
正式リリースは今冬を予定している。
 


画像提供:株式会社Arent

 
■概要
本ツールは、プラントや工場の設計に用いられる配管計装図(P&ID:Piping and Instrumentation Diagram)をアップロードするだけで配管の接続情報(From-To List)をAIが自動で抽出・一覧化するものである。
これにより、従来手作業で行っていた配管情報の整理を約50%の時間で完了できるようになる。
 
■解決できる課題
従来、P&IDに描かれた配管の接続関係を読み取り、「どこからどこへ」つながっているかを表にまとめる(From-To Listの作成)作業は、エンジニアが手作業で実施しており、多大な時間と労力を要していた。
こうした作業は非常に手間がかかる上に、属人化しやすく、現場にとって大きな負担となっている。
「PlantStream P&ID AI Data Extractor」は、P&IDをアップロードするだけで、AIが接続情報を解析し、接続リストを自動で生成する。
誤認識があった場合でも、画面上でドラッグ&ドロップによる簡易修正が可能であり、CADや配管に関する高度な専門知識がなくても扱えるユーザービリティーを備えている。
 
■期待される主な効果
・作業時間を従来比で約50%削減
・接続情報のミスや漏れを防止
・From-To List作成から3Dモデル設計の工数を74%削減
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社Arent
https://arent.co.jp/



Arent、Lightning BIM AI Agentを8月末リリース

 分類: CAD、BIM・CIM

株式会社Arent(本社:東京都港区、代表取締役:鴨林広軌)は、意匠設計における操作負荷を軽減する新ツール「Lightning BIM AI Agent」を開発し、2025年8月末にリリースする。
 


画像提供:株式会社Arent

 
■概要
本ツールは、建築設計分野におけるBIM(Building Information Modeling)ソフトウエア「Autodesk Revit」上で動作する、アドイン型のAIアシスタントである。
ユーザーが自然言語で指示を入力するだけで、煩雑な操作や繰り返し作業をAIが自動で実行する。
たとえば、設計者がチャット形式で「全ての梁を柱と同じ面にそろえて」や「全ての床を基準レベルから50mm下げて」といった指示を入力すると、AIが指示の中から「どの階の」「どの部分にある」「どんな種類の部材か」といった情報を自動的に読み取り、該当するすべての要素を特定して処理することができる。
従来は複数の操作ステップやマニュアル検索を要していた作業が、数分で完了することから、属人化の解消や業務の効率化に大きく寄与する。
 
■主な機能(抜粋)

  • 自然言語による操作
    専門知識がなくても、日常的な言葉でRevitを操作可能
  • インテリジェント検索
    曖昧な表現でも、AIが文脈を読み取り正確に要素を特定
  • 簡単インストール
    数クリックで導入可能。既存ワークフローを変えずに利用可
  • 多言語対応
    日本語・英語に対応。国際プロジェクトにも適応

 
 
 
■問い合わせ先
株式会社Arent
https://arent.co.jp/



 


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