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2014年3月17日
山政睦実×現場主義
(http://const.livedoor.biz/)
はじめに2008年に日本でもApple社の「iPhone」が発売され、2010年5月にはタブレット端末である「iPad」が発売されたことをきっかけに、スマートフォンやタブレット端末を持つ人が非常に増えています。 頑丈な端末、TOUGH PAD(タフパッド)
本体には、電源接続部やmicroSD挿入口、USB端子、HDMI出力端子などを備えていますが、それぞれの端子部には、防水用のゴムパッキンを備えたカバーがついていて、これによって高性能な防塵・防水性を確保しています。 本体の重さは約1kgあるため、長時間持って使用するには、少し重たい感じがします。 欲を言えばネックストラップなどが付いていると操作するにも楽ですし、持ち運びにも便利になるでしょう。 カメラもフロントとリアの両方に装備し、フロントは200万画素、リアは500万画素の画素数を持ち合わせていますので、テレビ会議に利用したり、現場の状況写真を撮影するには十分な性能を持っています。 ディスプレイは通常のタブレット端末と同じように、マルチタッチに対応したタッチパネルになっているので、指での操作のほか、デジタイザーにも対応しています。 これなら現場で軍手を着けている時でも、デジタイザーペンを利用して細かい操作を行うことができます。 デジタイザーペンは背面にあるホルダーに格納することができるので、必要なとき取り出して便利に使うことができます。 屋外で利用したときに画面が見やすいように、約500cd/㎡の高輝度液晶を搭載し、さらに反射対策としてAR(Anti-Reflection)反射防止処理が施されていますので、直射日光下でも画面が視認できないということはありませんでした。 タフブックなどでパナソニックが長年培ってきたタフネス構造を搭載したタフパッド、今後この手の端末が多く登場してくる中で、本命といえるタブレット端末になることでしょう。 iPadに防水ケースそのままでは全く防水性のないApple社のタブレット端末「iPad(アイパッド)」シリーズですが、本体を建設現場など過酷な条件でも利用できるようなさまざまなケースが登場しています。 今回、実験に使用したiPad用の防水ケースはこちら。 この防水ケースは、防水性能IPX8(防水性規格:継続的に水没しても内部に浸水することがない)の性能を持っています。 iPadを挿入する部分は、三重のジッパーになっており、水の浸入を防ぐ強固な構造となっています。 フロントカメラの使用はもちろん、リアのカメラ部も防水ケース内に入れている状態でも撮影ができるように透明になっています。 さらに、イヤホン端子は、ケースの外側まで防水性を保ったまま延長されているため、イヤホンやスピーカーを接続することも可能です。 この防水ケースには、ネックストラップが付属されているため、使用時は首に掛けたり、持ち運び時は肩から掛けることで、本体を落下させるリスクを減らすことができます。 タフパッド同様に、雨の中へ防水ケースに入れたiPadを持って行ってみました。 防水ケースに入れたiPadは、今回比較している端末としては、IPX8という最上級の防水性能を持っているため、雨天の屋外でも全く問題なく使用することができます。 操作性も問題なく、指に画面がついてくる感覚のままでした。 さらに、バスルームにて、シャワーでの直撃実験を行ってみました。 防水ケースに入っていることにより、シャワー直撃の影響は全くなく、さらに指での操作も問題なく行うことができました。 防塵・防水性のないiPadですが、防水ケースに入れることにより、高い防水性を持った端末にすることができましたが、耐衝撃性を備えたわけではないので、落下や接触などには注意しなければなりません。 また、充電は毎回本体をケースから出さないとできないため、ケースへの入れ替え作業が発生し、不便さが残ります。 現場向けタブレット勢揃い! ~過酷な条件下での使い勝手を検証~《その1》 現場向けタブレット勢揃い! ~過酷な条件下での使い勝手を検証~《その2》 現場向けタブレット勢揃い! ~過酷な条件下での使い勝手を検証~《その3》 【出典】 建設ITガイド 2013 特集「建設ITの最新動向」 ![]() 最終更新日:2023-08-02 |
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