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土木・建築を中心とした建設ソフトウェアやハードウェアなど、建設ITに役立つ新製品・新サービス等を紹介します。

環境配慮型 鋼構造物用 水系塗膜剥離剤 (ベンジルアルコール非配合)「ファイブフォーティー」

2023年9月28日 分類: 共通資材・工法

環境配慮型 鋼構造物用 水系塗膜剥離剤 (ベンジルアルコール非配合)『ファイブフォーティー』
一般的な塗膜剥離剤の主成分として配合されている以下の化学物資は未使用である。(2022年1月時点)

  1. ジクロロメタン
    CASNo.75-09-2(厚生労働省労働安全衛生法特定化学物質特別管理物質,リスクアセスメントを実施すべき危険有害物)
  2. ベンジルアルコール
    CASNo.100-51-6(厚生労働省労働安全衛生法特定化学物質特別管理物質,リスクアセスメントを実施すべき危険有害物)
  3. N-メチルピロリドン
    CASNo.872-50-4(厚生労働省労働安全衛生法特定化学物質特別管理物質,リスクアセスメントを実施すべき危険有害物)
製品写真
製品写真
施工事例
施工事例
塗布写真
塗布写真
剥離写真
剥離写真

 
 
 
■問い合わせ先
山一化学工業株式会社
https://www.yamaichikagaku.com/



SPACECOOL、キョーワ、カンボウプラス 土木・建築現場の暑さ対策の新資材「涼し~ト」

2023年8月2日 分類: 共通資材・工法

SPACECOOL株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宝珠山 卓志)は、キョーワ株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:神谷 邦雄)、カンボウプラス株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:中村 信治)とともに、放射冷却素材「SPACECOOL」を活用した土木・建築現場用仮設資材「涼し~ト」の商品化を決定した。

 
これにより近年激しさを増す地球温暖化から土木・建築現場の人命や機器を守るとともに、現場の空調に必要なエネルギーを削減し、脱炭素化に貢献する。
 
■土木・建築現場における暑熱課題
土木・建築業界では、地球温暖化と職人の高齢化の影響で熱中症対策は最も重要な取り組みの一つとされている。
また、コンプレッサーなどの機器が夏場オーバーヒートにより止まる暑熱トラブルが近年増加している。
「涼し~ト」は放射冷却素材「SPACECOOL」を活用することによって、これらの課題を改善する。
 
■「涼し~ト」の特長
「涼し~ト」は、電源不要で熱中症対策、工事現場の省エネ性向上に貢献する。
対象物を簡単に覆うことができる膜材料タイプと鉄板に簡単に貼り付けられるマグネットシートタイプの2種類を用意
 
 
■問い合わせ先
SPACECOOL株式会社

http://www.spacecool.jp



ジオポリマーコンクリート「セメノン™」

2023年8月1日 分類: 共通資材・工法

株式会社IHI、横浜国立大学、アドバンエンジ株式会社と共同で開発された、セメントを使用せずにセメントコンクリートと同等の強度特性が得られるジオポリマーコンクリート※。

セメノン™の練上り性状
セメノン™の練上り性状

 
ジオポリマーとは、アルミナシリカ粉末とアルカリシリカ溶液との反応で硬化する固化体だが、本製品はアルミナシリカ粉末にカルシウム成分をほとんど含まないメタカオリンを使用。
これにより、従来のセメントコンクリートと比べ耐酸性が約15倍高く、下水道施設や温泉施設などの酸性環境下に適用した場合、構造物の使用期間を大幅に伸ばすことができる。
 
さらに、緻密な微細構造を持つことから水などの物質侵入抵抗性も高い。
 
従来のセメントコンクリートのCO2排出量は、大部分がセメント製造時の高温焼成に起因するが、本製品はセメントを用いないため製造過程におけるCO2排出量を最大約80%削減。
さらに、CO2貯留・固定化の技術と組み合わせることで、カーボンニュートラルやカーボンネガティブを実現する。

CO2の削減効果
CO2の削減効果
普通コンクリートとセメノン™の耐酸性能の比較
普通コンクリートとセメノン™の耐酸性能の比較

 
※:アルカリに活性な粉体(アルミナシリカ粉末)と水ガラス(珪酸ナトリウム水溶液、珪酸カリウム水溶液)などのアルカリシリカ溶液との反応で形成されるジオポリマーに、骨材(細骨材、粗骨材)を加えた建設材料。
 
 
■問い合わせ先
株式会社IHI建材工業

http://www.ikk.co.jp/



足場の購入や売却ができるデジタルマーケット「Iq-Bid(アイキュービッド)」

2023年7月20日 分類: 共通資材・工法

株式会社タカミヤ(本社:大阪市北区、代表取締役会長兼社長:髙宮 一雅)は、建設会社が工事用仮設機材の購入や売却を自由にできる足場のデジタルマーケット「Iq-Bid(アイキュービッド)」を、タカミヤプラットフォームの利用顧客向けのサービスの一部として運営を本格開始した。
 

 
「Iq-Bid」は、全国29カ所の機材Base(供給拠点)に、次世代足場「Iqシステム」を購入、預け入れする等のタカミヤプラットフォームを利用する顧客向けサービスのひとつ。
顧客は匿名で同サービスを利用できる。
フリーマーケットの要領で、買いと売りの指値が表示され、自らのIqシステムに価格を付けて出品したり、出品されているIqシステムを購入したりすることが可能。
まずは、Iqシステムのみが「Iq-Bid」上で売買可能の対象だが、将来的には売買可能な製品数を増加させていく予定である。
 
■メリット

  1. 足場が“工事用機材”から“保有資産”へ概念の変化
    足場のデジタルマーケットを創出することにより、これまで足場をレンタル利用していた顧客は『Iq-Bid』内で足場価値の変動を常に確認し、効率的な売買が可能。
  2. 顧客の足場の”稼働率”を高める
    通常の枠組足場を扱う会社の平均稼働率は約50%前後で、残りは自社所有の置き場に眠っている状態である。
    新たに次世代足場「Iqシステム」を購入し、タカミヤプラットフォームへ預け入れることで「Iq-Bid」上で売買が可能。
    稼働率の低い足場をレンタルで補うことにより、稼働率の高い足場だけを保有でき、建設会社が仕事の繁閑に応じて在庫を管理しやすくなる見立てである。

 
 
 
■問い合わせ先
株式会社タカミヤ

https://www.takamiya.co/



NiNLabシリーズ

2023年6月21日 分類: 共通資材・工法

溶融亜鉛めっきのニッチな需要に応える専用品のシリーズ。
需要がありながら、これまでは限られた用途のため専用品がなく、代用品で対応してきた作業に対応する。
既存2製品を含めた5製品が取り揃えられ、ユーザーの生産性向上に貢献する。
 
 
■製品ラインアップ

  1. めっきガード:現代の作業環境規制に非該当の、水性1液タイプの溶融亜鉛めっき用不めっき塗料。塗料タイプとペーストタイプの2種類がある。
  2. 白さび除去剤:特殊な有機酸と水で構成された毒劇物に非該当の薬品。
    溶融亜鉛めっきの初期白さび除去に有効。
  3. 鋼管ニス剥離剤:環境にやさしい非塩素系の剥離剤。
    金属を腐食させず、SGP管などのニスだけを安全に剥離できる。
  4. ジンクパテST:エポキシ樹脂と亜鉛粉末を混錬した、厚塗り補修と防錆性を両立できるペーストタイプの補修剤。
  5. ヒートジンク:金属光沢仕上げが可能な、亜鉛を主体とした低融点金属合金の補修剤。
    溶融亜鉛めっき鋼材の不めっき箇所など、施工箇所の鋼材に亜鉛金属合金を加熱溶着させて亜鉛めっき皮膜を形成する。

 

めっきガード
めっきガード
白さび除去剤
白さび除去剤
鋼管ニス剥離剤
鋼管ニス剥離剤
ジンクパテST
ジンクパテST
ヒートジンク
ヒートジンク

 
 
■問い合わせ先
日新インダストリー株式会社

https://www.nissin-industry.jp/ninlab/



車載型トイレ「考案快適室」

2023年6月7日 分類: 共通資材・工法

軽トラック以外のトラックに適用できる車載型トイレ。
正和電工製のバイオトイレを使用しており、水を使わずにおがくずでし尿を処理する。
1日約35回の使用が可能で、おかくずは乾燥させて有機堆肥として再利用でき、環境に配慮した構造となっている。
 
トイレはAC100Vを使用して作動させるが、その際AC100Vから充電器を使用してDC12Vバッテリー(160A)に充電する。
 
標準型のAタイプ(270万円~)と、ソーラーパネルおよびインバーター付きのBタイプ(370万円~)の2種類がラインアップされ、Bタイプは電源がない場所においてもインバーターを利用してDC12V(160A)をAC100Vに変換し、トイレを使用することができる。
なお、製品サイズは希望により変更することもできる。
 
■製品サイズ(標準タイプ)
幅1700×高さ2020×奥行1000mm、重量約330kg
 

正面 ドア開時

上部(排気口・ソーラーパネル)

トイレ内部

側面上部展開時

 
 
 
■問い合わせ先
優成サービス株式会社

https://www.navida.ne.jp/snavi/100489_1.html



スマートアジテーターによるコンクリート品質の連続管理技術

2023年4月28日 分類: 共通資材・工法

「スマートアジテーター」は、レディーミクストコンクリートの出荷から荷下ろしまでの品質情報を自動的に連続測定し、車両・作業情報とともに、それらを記録してリアルタイムにクラウドデータとして閲覧できる技術。
 
本技術はスマートアジテーターの機能のうち、ドラム内に設置されたプローブセンサーによって、出荷から荷下ろしまでのコンクリートのスランプ、スランプフローおよび温度を連続計測・記録するものである。
 
従来、出荷から荷下ろしまでの輸送中のフレッシュコンクリートの品質変動は計測が困難であり、荷下ろししたコンクリートを目視またはサンプリングによる品質試験により確認していた。
この方法の場合、技術者の経験や技量によるところが大きく、データの数量、収集、処理、閲覧等も限定的であるという課題があった。
 
本技術ではこうした問題点を解消し、コンクリートの経時的な性状変化をリアルタイムかつ連続的に把握できる。
また運搬中のコンクリート性状に関するデータ(品質変化・輸送条件・気象条件)を活用し、品質変化の予測も可能にしている。
 
さらにデジタルデータの活用により、各生産技術や施工者品質管理業務との連携が容易となり、品質向上・工事省力化が期待できる。
 
03GNN Machinery Japan
 
 
 

■問い合わせ先
GNNMachineryJapan株式会社

https://gnnmj.com/



ビューティスカーレット エマージェンシーパネル

2023年3月30日 分類: 共通資材・工法

マンホールトイレの上屋として使用することのできる、仮設トイレ用のパネル。
災害時のトイレ問題は被災者の健康を損なう恐れもある重大なテーマだが、本製品は特別な技量や機械工具を使用することなく、2人で15分で組み立てることができ、発災直後から使用が可能。
ダブルトイレットペーパーホルダー、換気口、フックを標準装備しているほか、棚、鏡、除菌スプレー等のオプションも用意されている。
製品は海外輸出にも対応できる高強度の箱に収納されており、積み重ねも可能。物置もセットで販売されており、備蓄も考慮されている。
下部構造は便槽貯留、塩ビ管立ち上げマンホールなどに対応。
トイレの間隔は1000mmから設置することができる。
 

EMERGENCY PANEL
EMERGENCY PANEL2
設置イメージ

 
【その他の製品の特長】
①仮設トイレ業界唯一の射出成型で、頑丈なパネル(PP)
②防犯対策として、室内と使用時間外には室外からも施錠可能
③外から透けて見えないパネルのため、隣の音や臭いも気にならない
④段差は付属のスロープによりバリアフリー対応が可能
⑤広くて明るい室内のため、夜間も安心して使用できる
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社ビー・エス・ケイ
https://www.bsk-net.co.jp/



プラダンハウス

2023年3月22日 分類: 共通資材・工法

災害時に簡易トイレの覆いとして使用することのできる製品。
軽量さとコンパクトさが特長で、壁・屋根の素材には厚さ5mmのプラスチックダンボールを採用。
発災直後から、輸送路等が使用できるようになる発災後3~10日間の緊急状態での活用が想定されている。
また、着替えや簡易シャワーの覆いとしても活用可能である。
 

01立川建築設計事務所A
01立川建築設計事務所B
01立川建築設計事務所C

設置状況

 
■製品の特長
①折り畳み式のため、1基当たり段ボール箱53×190×厚み13㎝と省スペースでの備蓄が可能。
②手間のかからないジョイント構造により、組み立ては2人で30分程度で行える。
③組み立てに工具は不要で、ハンマーやロープ、ペグなど必要な道具も全て揃っている。
④ほとんどのパーツは腐食しないプラスチック製、ナイロン製のため長期の保管が可能。
・特許第6715661号
 
 
 
■お問い合わせ
株式会社立川建築設計事務所

https://tachikawa-arc.com/



ボルト締付けマーキング用スタンプ「ボルトライン」がNETISに登録

2023年3月1日 分類: 共通資材・工法

川田工業株式会社(富山本社:富山県南砺市、代表取締役 社長:川田 忠裕)とシヤチハタ株式会社(本社:名古屋市西区、代表取締役社長:舟橋 正剛)が共同開発した、ボルト締付けマーキング用スタンプ「ボルトライン」が、国土交通省のNETISに登録された(SK-220010-A)。
 
ボルトライン
 
■製品特長
・ボルトに被せて押し込むだけの簡単な操作でマーキングするツール。
・ナットの面部にも角部にもマーキング可能で、現場の管理方法に合わせたマーキングに対応可能。
・作業者の姿勢や手の向き、熟練度によらず真っ直ぐなラインを引くことできる。
・従来のマーカーペンによる手書きに比べ、マーキング時間を1/3に短縮(社内施工試験値)。
・マーカーペンによる手書きで生じていた、液だれや不連続、斜め線などの筆記の乱れが解消。
・書き損じに伴う手直しが発生しない。
・不揮発性のインクの採用により、シンナー臭が発生せず、閉鎖空間でも快適に作業できる。
 
今後は、適合ボルトやマーキングカラーの拡大、長期耐候性インクの採用など、バリエーション展開による用途拡大を図る。
 
 
 
■問い合わせ先
川田工業株式会社

https://www.kawada.co.jp/



 


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