三菱重工業株式会社(所在地:東京都千代田区、取締役社長 CEO:泉澤 清次)は、多様な産業分野への適用拡大を目的に商用化した小型CO₂回収装置「CO₂MPACT(コンパクト)」の中型クラスとして、標準設計ベースの量産型フルモジュールコンセプトを採用したニューモデルを投入し、CO₂MPACTシリーズのラインアップを刷新した。
■概要
コンパクトで汎用性の高いモジュール比率を最大化することにより、従来のプラント建設で大きなボリュームを占める現地作業においての効率化・省力化や工期の短縮が可能となる。
今回の刷新により、CO₂MPACTは0.3トン/日の「CO₂MPACTモバイル」と1トン/日以上の「CO₂MPACTフルモジュール」のラインアップとなる。
今回のニューモデルである「CO₂MPACTフルモジュール」では、1トン/日~200トン/日のレンジにて顧客の排ガス源に合わせた最適なCO₂回収量を提案することが可能となる。
また、コンテナサイズのモジュール化とプレファブ化を90%以上に拡大したことで、設置先での現地工事の建設作業が大幅に低減され、これまで現地で実施されていた溶接工事は95%の削減効果が期待できる。
新しいCO₂MPACTシリーズは、”手軽さ”・”軽快さ”・”機動力”・”容易性”といったCO₂MPACTの開発コンセプトを継承している。
今後、各産業分野における実証設備向けに納入実績がある「CO₂MPACTモバイル」とのラインアップにより、当初目論見である導入計画からアフターサービスまでのサポート体制をより強化していく。
■問い合わせ先
三菱重工業株式会社
https://www.mhi.com/jp