日本インシュレーション株式会社(本社:大阪市浪速区、社長:大橋 健一)は、「カーテンウォールの構造方法について(技術的助言)」(平成20年5月9日付け国住指第619号)に対応した、カーテンウォール耐火パネル(スパンドレル部の耐火構造用)として、躯体(床スラブ、あるいははり)に耐火パネルを固定する新工法を、株式会社 竹中工務店(本社:大阪市中央区、取締役社長:宮下 正裕)と共同で開発した。
■工法の概要
従来のカーテンウォールは,スパンドレル部の耐火パネルをアルミ枠で挟むことで支持してきたが、火災時にはアルミ枠が溶融・焼失すると耐火パネルが脱落し、上階延焼を生じる懸念があった(アルミ材は660℃程度で溶融するが、盛期火災時には火災室の温度は1000℃を超える場合もある)。
そこで、躯体から耐火パネルを直接支持するため、 耐火パネルに埋込み金物を予め挿入しておき、躯体に固定されたスチールプレートと埋込み金物をボルト接合することで、耐火パネルを躯体から支持する構造となる工法を開発した。
また、耐火パネルに座ぐりをいれ、塞ぎ板をはめ込むことで埋込み金物を隠して意匠性を改善するとともに、埋込み金物が直接加熱を受けることを防止している。
■問合せ先
日本インシュレーション株式会社
TEL:03-3553-7531
http://www.jic-bestork.co.jp/