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土木・建築を中心とした建設ソフトウェアやハードウェアなど、建設ITに役立つ新製品・新サービス等を紹介します。

労災事故・品質トラブルの未然防止を支援するAIソリューション「SpectA KY-Tool」をアップデート

2024年8月13日 分類: 建設共通

SOLIZE株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:宮藤 康聡)は、施工現場における労働災害や品質トラブルの未然防止に特化した自然言語処理AIソリューション「SpectA KY-Tool(スペクタ ケーワイツール)」について、安全対策の強化と業務の効率化を両立する機能を強化するアップデートを実施した。
 

 
■SpectA KY-Toolの機能アップデート概要

  1. 生成AIを活用したデータセットの構築
    SpectA KY-Toolが社内蓄積情報を学習する際、状況/要因/対策などの不十分なデータを事例の文脈に沿って生成AIで補うことで、ユーザーが必要な情報をより精度高くスムーズに活用できる。
    現時点では、生成AI活用の意向や機能のメリット・デメリットを考慮し、データセット拡充サービスとして提供を開始する。
    また今後は、標準機能として実装していくことを検討していく。
  2. AIで抽出・推奨する対象情報の拡大
    社内に蓄積されている安全・品質管理の情報をより幅広く最適に活用することを目的に、教育動画・手順書・作業要領などのさまざまな形式のコンテンツをAIで利用できる。
    SpectA KY-Toolで扱える情報について、従来の災害・不適合事例に限らず、情報活用の幅(種類)と深さ(数)を強化。
    これにより、安全・品質管理業務に関するさらに多くのユースケースにおいて、ジャストインタイムでの各種情報提供が可能となる。
  3. 天候情報を考慮したリスク・対策の反映
    作業現場の位置情報に天気予報情報をリンクさせることで、安全管理に関わる天気・温度・風速などの環境情報を、作業指示書・危険予知活動表などの関連帳票に半自動で反映できる。
    それらの帳票に記入された作業内容と天候情報を組み合わせ、AIがより関連度の高い災害・品質トラブルとその対策情報を推奨することで、状況に合わせて最適な情報をジャストインタイムで提供できる。
  4. 編集機能の強化
    SpectA KY-Toolで電子利用できる「作業指示書」「危険予知活動表」のフォーマット編集機能を強化し、個社・個別の安全管理帳票フォーマットに対応できる。
    これまで、お客さまの要求に合わせた帳票フォーマットの変更は項目名の編集など限定的だったが、それに加えて表示項目の追加や非表示を可能とし、個社フォーマットへの対応の柔軟性が向上した。

 
 
 
■問い合わせ先
SOLIZE株式会社
https://www.solize.com/



断熱改修の効果を可視化する「ANDPADサーモ」

 分類: 建設共通

株式会社アンドパッド(本社:東京都千代田区、代表取締役:稲田 武夫)は、2050年カーボンニュートラル実現に向け、既存の住宅ストックの性能向上改修の普及を目指し、断熱改修の効果を可視化する「ANDPADサーモ」の提供を開始する。
 

 
■特長
「ANDPADサーモ」は、サーモグラフィカメラを使い断熱改修の効果を効果的に可視化できる新機能である。
サーモグラフィカメラに対応し、下記のような特徴を有している。
これらの機能の活用により断熱改修による室温の変化を効果的に可視化することができる。
断熱改修提案の営業資料にも活用できる。
 
・「ANDPAD」アプリ内でのサーモグラフィ画像撮影
・東京大学 前准教授監修の下、撮影したサーモグラフィ画像の温度分布を季節に応じた温度軸に自動で線形処理
・断熱改修前後での室温の変化を効果的に可視化
・サーモグラフィ画像を用いた写真台帳の作成
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社アンドパッド
https://andpad.co.jp/



エッジAI×骨格検知システムで、工事現場のリスクを0.2秒で通知

 分類: 建設共通

株式会社シーエスコミュニケーションは、エッジAIと骨格検知技術を組み合わせ、工場現場などの転倒・危険を、最短0.2秒で検知して知らせる「エッジAI・危険検知サービス」を発表した。
 

 
■概要
旧来の工事現場の危険検知サービスは、監視員がリアルタイムで映像を確認していたため、人手不足や見逃しミスの課題があった。
近年、さまざまな技術により、人の監視が不要な見守り/危険検知サービスが登場しているが、クラウドに映像データが残るため、プライバシー侵害の課題が指摘されることがあった。
 
エッジAI・危険検知サービス」は、人の監視なしで、リアルタイムで転倒・危険を検知することができるうえ、エッジAIを採用することで、映像データをクラウドサーバーにアップすることなく、起こった/起こりそうな危険の情報のみを検知して知らせるため、映像に映り込む人のプライバシーを守ることができる。
既に設置してある市販のカメラを活用できるため、低コストで導入が可能である。
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社シーエスコミュニケーション
https://www.cs-com.co.jp/



スパイダープラス、自社特許技術を活用した配筋AI機能を提供開始

 分類: 建築系

スパイダープラス株式会社(所在地:東京都港区、代表:伊藤 謙自)は、自社特許技術を活用した、建築工事の品質管理で行う配筋検査の事前準備作業を自動化するAI機能の提供を8月21日より開始する。
 

 
本機能は建設DXサービス「SPIDERPLUS」の配筋検査機能をすでに導入しているユーザーに対して無償で提供する。
ユーザー自身が配筋検査の事前準備作業をAI技術で8割削減し、検査業務に集中することが可能となるため、作業の効率化と工事全体の高品質化に寄与する。
 
 
 
■問い合わせ先
スパイダープラス株式会社
https://spiderplus.co.jp/



間取り図・立面図・図面作成・写真・各種出力ができる、無料iOSアプリ「mapry建築」

 分類: 建築系

株式会社マプリィ(本社:兵庫県丹波市、代表取締役:山口圭司)は、iOSアプリ「mapry建築」をリリースした。
mapry建築は室内空間をiPhoneやiPadでスキャンして3Dモデルや間取り図を作成できるサービスである。
住宅・建築などの分野にて、面積の算出・見積もり作成や顧客提案などに活用できる。
 

 
■主な機能

  • 3Dスキャン→図面作成機能
    iPhoneやiPadを使って3Dスキャンを行える。
    スキャンを基に平面図・立面図・立体図を作成できる。
    さらに複数の部屋を合成して一つのデータに変換することも可能。

 
 
 
■問い合わせ先
株式会社マプリィ
https://mapry.co.jp/



国土交通省「遠隔臨場の工事検査」実施要項に対応した、骨伝導イヤホンマイク一体型遠隔支援カメラ

 分類: ハードウエア

株式会社リモートアシスト(本社:大阪府茨木市、代表取締役:藤井 慎一)は、遠隔臨場の新実施要領に対応した骨伝導イヤホンマイク一体型ウエアラブルカメラを8月20日より発売する。
 

 
■主な特長

  • 軽量・小型、かつ操作が簡単
    ウエアラブルカメラの重量は、骨伝導イヤホンマイク付きでもわずか52gと軽量。しかも頭部に装着する方式のため、両手が常にフリーで作業に支障がない。
    またカメラのボタンをひと押しするだけで通信がスタートするので、ITやメカに詳しくなくてもすぐに使うことができる。
  • すぐに利用できるSaaS型
    使用に当たって専用アプリのインストールなどは一切不要。
    SaaS型ウエアラブルカメラのため、導入がきわめて簡単。
    現在使用しているパソコン(Windows/Mac対応)が利用可能。

 
■その他の特長
・最大4台のカメラ映像を同時表示可能
・192万画素(1600×1200)の高画質
・映像・音声のクラウド保存が可能など
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社リモートアシスト
https://remote-assist.jp/



労務安全書類作成サービス「グリーンサイト」主要画面のリニューアルで元請・協力会社の間接工数削減に貢献

2024年8月5日 分類: 建設共通

株式会社MCデータプラス(所在地:東京都渋⾕区、代表取締役社⻑︓飯田 正生)が運営する建設業向け労務安全書類作成サービス「グリーンサイト」は、直感的な操作が行える画面にリニューアルを行った。
 
これにより労務安全書類を作成・提出する協力会社は、作成・提出が必要な書類を一画面で確認できるようになり、各書類の作成状況や提出状況が一目で判別できるようになった。

また、操作で迷うことが少なくなり協力会社の業務効率化を見込めるほか、作成間違いや提出漏れなどのミスを未然に防げるようになるため、元請会社の確認・是正指示などの間接業務削減も含め生産性向上に貢献する。
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社MCデータプラス
https://www.mcdata.co.jp/



建設用語辞書を搭載した法人向け製品「建設mazec」のAndroid版を提供開始

 分類: 建設共通

株式会社MetaMoJi(本社:東京都港区、代表取締役社長:浮川 和宣)は、手書き入力方式「mazec」に建設用語辞書を搭載した「建設mazec」のAndroidデバイス対応版を発売した。

■概要
建設現場におけるAndroidタブレットやスマートフォンによる手書き入力の要望に応えて、iOS版およびWindows版に続いて、今回Android OS対応の「建設mazec」を開発したもの。
「建設mazec」では、建材名、工法名などの建設用語に対応した辞書を搭載することにより、専門的な建設用語も簡単に手書き入力することができる。
 
■主な特長
・難しい建設用語が書けなくても交ぜ書き変換で漢字入力ができる。
・長い建設用語も推測変換で簡単に入力ができる。
・約4万語を収録し、各建設分野を網羅している。
 
 
 

■問い合わせ先
株式会社MetaMoJi
http://metamoji.com



テラドローン、ほ場整備設計ソフト「Terra Insights Planner」を発売

 分類: 土木系

Terra Drone株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:徳重 徹)は、平面の設計図と3Dモデルが連動できるほ場整備設計ソフト「Terra Insights Planner」を発売した。

■概要
Terra Insights Planner」は、平面の設計図と3Dモデルの連動で設計した物を視覚的に確認できるほ場整備設計ソフトである。
設計者はアイデアを3Dモデルとしてリアルタイムに表示し、詳細なフィードバックを得ることができる。
 
■特長

  1. 平面の設計図と3Dモデルの連動
    平面の設計図上のポイントを動かすと、3Dモデルがそれに合わせて自動的に対応して形を変える。
    このとき、ポイントの中心には角度が表示され、形が変化するとその角度もリアルタイムで更新される。
  2. 障害物との距離確認
    障害物のモデルを作成すると、その障害物と配管経路との距離が表記される。
    平面の設計図には平面上の距離と立体的に測った最短距離が表示され、地形データを使わずに障害物だけを確認することが可能。
  3. パラメータの設定とデータベースの作成
    設計図にパラメータを入力することで、3Dモデルを簡単に作成できる。
    また、部品のデータベースはCSVファイルで管理されており、必要に応じて簡単に部品を追加することができる。
  4. 各種図面作成
    作成した3Dモデルの属性情報を利用して数量表や管轄図、横断図清書などを作成できる。

 
 
 
■問い合わせ先
Terra Drone株式会社
https://www.terra-drone.net/



施工管理業務の飛躍的な効率化を実現する情報収集WEBカメラシステムを開発

 分類: 建設共通

大成建設株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:相川 善郎)は、「生産プロセスのDX」の一環として、株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉川 憲)と共同で、建設現場内に設置した数十台から数百台の高性能Wi-Fiカメラの映像情報を活用して、工事計画の進捗や安全・品質等の管理を遠隔から行い、施工管理業務の飛躍的な効率化を図ることができるWEBカメラシステム(愛称BuildEYE:ビルドアイ)を開発した。

■概要
本システムの実用化は、ソラコムのクラウド型カメラサービス「ソラカメ」と大成建設のデジタル情報標準基盤「T-BasisX」との連携を可能にするユーザーインターフェースの独自開発によって実現したもので、生産プロセスのDXに向けた建設現場情報収集システム「T-SearchX」の主力ツールとなるものである。
 
■特長

  1. 建設現場への導入・運用コストを削減しつつ、映像情報により施工管理を効率化
    「T-BasisX」による広範囲で安定したメッシュWi-Fi環境と、「ソラカメ」の既存サービスを活用することで、カメラの管理やライブ映像視聴、クラウド録画といったWEBカメラシステムの開発・運用にかかるコスト、期間を低減した。これにより多くのカメラを建設現場のニーズに対応した形でリーズナブルに導入・運用し、現場内の隅々まで映像情報を活用した施工管理を行うことができ、施工管理業務の飛躍的な効率化が可能となった。
  2. 独自UIの開発により多数のカメラの一括運用と施工管理への活用を実現
    「ソラカメ」に標準搭載されたアプリケーション同士を連携させる機能に着目し、大成建設の既存システムとの連携を可能にするUIを独自開発することで、建設現場に設置されたあらゆるカメラの映像情報を施工管理に活用できるようにした。
    これにより、BuildEYE:ビルドアイの管理画面にアクセスしてプロジェクトごとに個別カメラの映像や多数のカメラ情報の閲覧・管理を遠隔から一括して効率よく行うことが可能となった。
  3. 多種多様な機能を搭載し、現場状況の変化にも柔軟に対応可能
    独自開発のUIにより、遠隔からカメラの動きを制御することができ、設置場所全体を見渡すことも可能。
    また、長期間の録画映像保存、建設現場での使い勝手を考慮した検索機能、音・動的検知機能などを標準装備しており、建設現場管理に必要な多種多様の機能を有している。
    さらに、複数の現場での利用を想定し、本社や支店、現場管理者、各フロア施工管理担当者等、ユーザーの役割、ニーズに応じて対象カメラの切り替えなどの膨大な映像情報を簡便に管理できるようにしている。

 
 
 
■問い合わせ先
株式会社ソラコム
https://soracom.jp



 


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