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土木・建築を中心とした建設ソフトウェアやハードウェアなど、建設ITに役立つ新製品・新サービス等を紹介します。

データセンター専用床材「データフロアコート」発売

2024年3月6日 分類: 建築資材・工法

株式会社エービーシー商会(本社:東京都千代田区、社長:東川 茂樹)は、データセンター専用床材として、コンクリート本来の風合いと導電性をそのまま機能保持しつつ、耐摩耗性と防塵性の付与を兼ね備えた防塵表面強化材「データフロアコート」を発売した。
 

 
環境の変化への対応
大型倉庫などの物流施設をデータセンターに転向や、一部をリノベーションしてサーバー室として貸し出すケースが増えている。
背景にはウェブやクラウドサービスの発展によるデータセンターの需要拡大、データセンターに求められる天井高や床耐荷重が物流施設と近いことが挙げられる。
サーバーなどの精密機械の故障を避けるため、精密機械に最も近い床に求められる性能は、物流施設では必須の耐摩耗性だけでなく防塵性や導電性も追加される状況である。
 
「データフロアコート」は、コンクリートの耐摩耗性を高める表面強化材に、特殊な水性樹脂を配合することで防塵性を付与した強化材である。
下地のコンクリートに含浸しながら、表面に薄い塗膜を形成し、下地を保護して防塵効果を発揮し、コンクリートの風合いを生かすことも可能。
コンクリートは本来導電性を阻害するが、独自の材料配合により、導電性の付与を実現し、静電気の発生を抑制することで、人体に帯電した静電気も減衰、コンピューターの誤作動やサーバーの不具合の発生リスクを低減する。
 
 
問い合わせ先
株式会社エービーシー商会
https://www.abc-t.co.jp/



セラミックスインサート「ZSインサート」

2024年3月5日 分類: 建築資材・工法

セラミックを加圧成形・焼結した同社の塩害防止コーン「プロテックPコン」の新ラインアップ。
非磁性が求められる構造物への施工に適する。
(一社)プレストレスト・コンクリート建設業協会の仕様に対応している。
 
■製品の特長
①配筋のかぶりを気にせず配置できる。
また型枠セット面積(φ28)が大きいため、コンパネ表面の損傷・へこみの心配がない。
②跡穴モルタル詰めが不要なため、トータルコストの削減に寄与する。
③素早く施工できるため、工期の大幅な短縮を実現する。
 
■専用取付け治具「ZSポッキリ」
ZSサートにおいて、間詰生コンの反力をサポートする。取付け治具。プレキャストPC床版のかぶりを活用するZSインサートにおいて、間詰生コンの反力をサポートする。

ZSインサート
ZSインサート
ZSポッキリ
ZSポッキリ
使用例 イメージ図
使用例 イメージ図

 
 
■問い合わせ先
ゼン技研(株)
https://www.zen-g.co.jp/



鋼製軽量ドア「ファイヤードLD」

 分類: 建築資材・工法

「軽さ」と「強さ」の両立に加え、防火性能や高い意匠性を兼ね備えた屋内用鋼製軽量ドア。
国土交通大臣認定を取得しており、特定防火設備として設置が可能である。
また、軽い力で開閉できるため、出入りの多い会議室や病院など、幅広い場所・用途に対応する。
サイズや開き仕様、窓デザインなどはオーダーメイドが可能。

 
 
■問い合わせ先
三和シヤッター工業(株)
https://www.sanwa-ss.co.jp



金属屋根材裏面腐食を防止する通気マット「エアスペ-サ-」

2024年1月19日 分類: 建築資材・工法

金属屋根材裏面とルーフィングの間に通気層を設けるための製品。
従来は金属屋根材の野地板への直貼りで対応していた。

概要図
概要図
施工状況
施工状況

 
 結露防止のためにエアスペーサー仕様とし、結露水や雨水による野地板等の構造材の腐食を防ぐことで耐久性が向上する。
また、消音効果があるため周辺環境への影響を抑制する。
さらに、耐久性の向上によりスクラップ&ビルドからの脱却にも貢献する。
 
 屋根材の腐食原因には、屋根材と防水シートの間に雨水・結露水が浸入することによる金属疲労部位と水分の電気化学的反応(電蝕)が挙げられる。
 
 本製品ではエアスペーサーを緩衝材とすることで、屋根材裏面の接地面と吊子や釘頭などの突起物との間で生じる干渉を軽減できる。
NETIS登録番号 KT-230209-A
 
 
■問い合わせ先
株式会社ケルン
https://air-spacer.com/



金属製外壁材「メタルガード光」

2024年1月12日 分類: 建築資材・工法

独自技術により、金属製の外壁材としては業界で初めて光触媒コートを施した製品。光触媒による酸化分解力により汚れを分解し、超親水性塗膜により雨で汚れを洗い落とすセルフクリーニング機能が特長である。
 
さらに、高耐候コーティングにより優れた耐候性(塗膜変褪色10年保証)を有し、高耐候性と低汚染性を両立している。

 
 
 
■問い合わせ先
ニチハ株式会社
https://www.nichiha.co.jp/



金属製外壁材「侘寂」

 分類: 建築資材・工法

 時を経た金属独特の風合いを表現した外装材。独自の塗装技術を使い、グラビア方式(凹版)で模様を転写。これにより、単色では表現が難しい自然な素材感を実現している。
 

■製品ラインアップ
・ 玄武(げんぶ):マグマが急冷されてできる「玄武岩」を模したデザイン。
・ 黒炭(こくたん):日本の伝統色である消し炭色を表現。
・ 黒錆(くろさび):腐食防止に用いられる黒錆の色味を表現。
 
■製品仕様

  • 寸法・重量:
    ①18×300×3000mm、約4.4㎏/枚
    ②18×300×4000mm、約5.9㎏/枚
  • 標準価格(税抜き):
    ①8,440円/枚
    ②11,260円/枚
    約9,400円/㎡ 約31,000円/坪

 
 
 
■問い合わせ先
ニチハ株式会社
https://www.nichiha.co.jp/



機械式駐車場向けフェンス

2023年11月30日 分類: 建築資材・工法

機械式駐車場まわりに最適なフェンス。
立体駐車場工業会の認証基準に対応している。
 

機械式駐車場向けフェンス+めかくし塀V型

上部:機械式駐車場向けフェンス 下部:めかくし塀V型
上部:機械式駐車場向けフェンス 下部:めかくし塀V型

■特長
①スチール枠+メッシュパネルの組み合わせによる機能的なデザイン。
めかくし塀V型金具を使用し、省施工を実現。
②メッシュパネルのマス目サイズが40㎜×20㎜以下で、立体駐車場工業会の認証基準に対応。
③「機械式駐車場向けフェンス」は同社「めかくし塀V型」と取付金具が共通なため、パネルを組み合わせた部分めかくしも可能。
④設計強度は基準風速Vo=36m/s地域に対応している(めかくし塀V型との併用の場合は、めかくし塀V型の強度に依存する)。

スチール枠+メッシュパネル
スチール枠+メッシュパネル
設置イメージ(マス目サイズ40㎜×20㎜)
設置イメージ
(マス目サイズ40㎜×20㎜)

 
 
■問い合わせ先
積水樹脂株式会社
https://www.sekisuijushi.co.jp/



金属製折板屋根 「フラットフェース」

2023年10月31日 分類: 建築資材・工法

株式会社明光建商(本社:福井県越前市、代表取締役社長:塩谷 和宏)は、金属製折板屋根の課題を解決する新商品「フラットフェース」を開発した。
 

フラットフェースを屋根上に敷設するだけで、金属製折板屋根に遮熱、断熱、結露防止、遮音および防錆の効果を付与することができ、かつ折板屋根上がフラットになるため、屋根上の歩行や広い屋上スペースの有効活用が可能となる。
フラットフェースは不燃材料であり、またリサイクル性にも優れている。
 
 
■問い合わせ先
株式会社明光建商
https://meiko-k.co.jp/



スチールウッドコア製フリーアクセスフロア「ニチアス NOAフロア®」

2023年10月30日 分類: 建築資材・工法

パーティクルボードをコア材にした環境負荷の少ないフリーアクセスフロア。
歩行感に優れ快適なオフィス環境を実現する。カーボンニュートラル時代に向け、環境に配慮した次世代のオフィスビル建築に貢献。

4_ニチアスA_製品写真
製品写真
施工イメージ
施工イメージ

 
■製品の特長

  1. 環境負荷の少ない再生材を使用。
    製品のコア材に採用している木質材は、建築現場の解体時等の廃材から成型されたチップを原則100%使用(リサイクル材の供給状況により変動する可能性あり)。
    それらをボード成型してできた、環境負荷の少ない材料から作られている。
    また、支持脚に取り付けるPP製樹脂部材も再生材を使用している。
  2. 環境負荷の少ない製法。
    電気のみを使用する生産方式で、排ガスなどが発生しない。環境負荷の少ない生産方式を採用した。
  3. 軽量パネルにより負荷低減。
    同社従来製品(ニチアスシグマフロア)より36%軽量になったことで、養生設備・施工作業の負荷を低減する。
    また、システム重量も軽量化し、躯体への負荷を減らした。
  4. 現場回収廃材も利用可能。
    建築現場で発生する養生合板や型枠合板などの木質廃材を回収。
    その後チップ化、コア材ボードへの再資源化を経て、再びNOAフロアとして現場に納入することもできる。

 
 
 
■問い合わせ先
ニチアス株式会社
https://www.nichias.co.jp/



鋼製床下地仕様「ユカリラYGSタイプ」

 分類: 建築資材・工法

全空気式床ふく射冷暖房システム「ユカリラ」のバリエーションとして開発された、体育館などに向けた鋼製床下地タイプ。
対象施設の範囲を広げ、同システムのさらなる普及を目指すものである。

3_大建工業_案②A_ユカリラYGS画像(全体)概要図
概要図
3_大建工業_案②B_ユカリラYGS画像(床下空気の流れ)
床下空気の流れ

本製品は、鋼製床に使用される根太鋼を活用して冷暖房を行う。具体的には、エアコンからの空気を床下の流路を経由して根太鋼内に通す。
そして、冷暖房された空気が根太鋼に設けた孔を通じて床下地(捨て張り合板)の裏面に吹き付けられることで、床材(仕上げ材)に熱が伝わる。
吹き付けられた空気は最終的に還流口から室内に戻り、床からのふく射と合わせて空間を冷暖房する。
 
また、JIS A 6519(体育館用鋼製床下地構成材)に規定された基準を満たしており、体育館に求められる強度を十分に有している。
 
■特長
ふく射熱を利用することで、直接⾵が当たらず均⼀に空間を冷暖房できるため、体育館やアリーナ施設等の空調に最適。
強い風が起きないため、風の影響を受けやすい競技への影響も少ない。
また、災害時の避難所としてプライバシー確保のための仕切りを設けて使用する際にも、個室間での空調格差が生じにくく、足元からの安定した冷暖房効果が得られる。
 
 
 
■問い合わせ先
大建工業株式会社
https://www.daiken.jp/buildingmaterials/yukarela/



 


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