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土木・建築を中心とした建設ソフトウェアやハードウェアなど、建設ITに役立つ新製品・新サービス等を紹介します。

テラドローン、屋根点検用ドローンサービス「Terra Roofer」を大幅アップデート

2024年2月15日 分類: ハードウエア

Terra Drone株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:徳重 徹)は、ドローンによる屋根点検サービスの「Terra Roofer Cloud」を大幅にアップデートした。
今回のアップデートでは、ドローンで屋根の画像を取得するだけではなく、画像をCloud上で解析することで、屋根の寸法と面積を測定する機能を追加した。
これにより屋根に上らずに、屋根の点検から補修の見積りまでドローンのみで実施可能になる。
 

 

概要・長所

定期的な屋根点検は、建物の安全性を守る上で欠かせない重要な作業である。
定期的に点検することにより、いち早く問題箇所を認識し、メンテナンスのコストを最小限に抑えることができる。
 
従来の点検作業は、職人が実際に屋根に上って点検作業をする必要があり、非常に危険で時間がかかる作業だった。
テラドローンは、このような点検業務を改善するために、屋根に関わる多くの施工業者からのフィードバックをもとに、ドローンからの映像や写真によって屋根点検が可能となるサービス「Terra Roofer」を開発した。
 
従来、職人2人で約2時間かかっていた作業を、この製品を使用することで”誰でも1人で約30分で安全に”作業を完了できる。
 
また近年では、望んでいない屋根工事を契約してしまう「屋根工事の点検商法」のトラブルが5年間で約3倍にも増加しているが、この製品は、自動運転機能を搭載しており、点検作業の映像をリアルタイムで確認することができるため、点検を依頼した顧客に作業を見てもらうことで安心感を提供することも可能となる。
Terra Droneでは、ドローンを活用した屋根点検を導入することで、顧客に提案できる点検方法を増やし、さらには顧客とのつながり強化を促進、案件獲得にも貢献することを見込んでいる。
 
 
 

問い合わせ先

Terra Drone株式会社
http://www.terra-drone.net



コンクリート構造物の品質向上と現場施工の効率化を可能にする打継面処理評価システム「ミドリガメ」

2024年2月14日 分類: 土木系

安藤ハザマ(本社:東京都港区、社長:国谷 一彦)は、コンクリート構造物における品質向上と現場施工の効率化を目指し、コンクリート打継面処理の評価を誰でも簡易かつ瞬時に漏れなく行える打継面処理評価システム「ミドリガメ(※1)」を開発した。
 

 
■概要と効果

  • 本システムは、打継面処理後の打継面の骨材分布状態に着目し、以下の構成とした。
    初めにタブレット端末で打継面画像を取得。
    対象とする骨材のみを抽出するためにフィルタサイズ(※2)の異なる2種類の平滑化画像(※3)を生成。
    次に、これらの差分から骨材部を定量的に抽出し、骨材部の面積割合を基に処理の良否を判定する。
  • 任意のメッシュ単位で「処理十分」「処理不十分」の判定結果を数秒で表示。
    これにより、漏れなく追加処理の要否をその場で確認することができ、迅速に是正指示が行える。
  • 事前に現場環境に適したパラメータ設定を行うことで、打継面の乾湿状態にかかわらず誰でも簡易かつ適切に判定が行える。
  • 判定結果は自動的にタブレット端末に保存され、トレーサビリティの確保に活用できる。

 

※1
「ミドリガメ」は打継面処理(=グリーンカット)をカメラ判定することから「グリーン=ミドリ」とカメラ判定の「カメ」を取って名付けられたもの

※2
一般的に画像のノイズを除去するために行われる処理(フィルタ処理)の平滑化を行う領域のサイズ

※3
画像中の急激な濃度値の変化を滑らかにした(ぼかした)画像
 
 
 
■問い合わせ先

株式会社 安藤ハザマ
https://www.ad-hzm.co.jp/



独自AI・画像処理技術による点検サポートシステム発売

2024年2月5日 分類: 土木系

株式会社ニコン・トリンブル(本社:東京都大田区、代表取締役社長兼CEO:丹澤 孝)は、コンクリート構造物点検サポートシステム「SightFusion for Desktop(サイトフュージョン フォー デスクトップ)」の販売を開始した。
手持ちの画像から、ひび割れ等を独自のAIと画像処理技術で自動検出する。
 

■特長
SightFusion for Desktopは、ドローンやデジタルカメラの撮影画像を利用して、AIと画像処理技術で「ひび割れ」、「漏水・遊離石灰」、「剥離・鉄筋露出」を自動で検出/計測するコンクリート構造物点検サポートシステムである。
 
ドローンやデジタルカメラでの撮影画像を使用することで、従来近接目視点検を行っていた橋梁(床版、橋脚)等の点検時の省力化を図る。
 
また、現場環境によって必要な高所作業車、足場設置・撤去等が不要となるため、安全性も確保できる。
 
さらに、AIと画像処理技術による損傷の自動検出/計測と豊富な出力機能により、人力による損傷図・数量表作成などの工数を軽減し、経済性、施工性の向上が図れる。
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社ニコン・トリンブル
https://www.nikon-trimble.co.jp/



スパイダープラス、産休育休ガイドブックを公開

 分類: その他

スパイダープラス株式会社(所在地:東京都港区、代表:伊藤 謙自)は、自社で働く社員の妊娠・出産・育児に関する情報を網羅した「みんなの産休・育休ガイドブック+」を産業医監修のもと作成し、公開した。
 

スパイダープラスでは、事業の成長に伴い、多岐にわたるバックグラウンドを持った従業員が増加を続けており、多様な人材が活躍できる会社であるために制度の改善に取り組み続けてきた。
 
全従業員誰しもに訪れる可能性のあるライフイベント「妊娠・出産」が、当事者はもとより、同じ組織で働く社員一人ひとりにとって財産として扱われるものと位置付け、相互の理解促進や、善意の行き違いによる思いがけないコミュニケーションの発生をも防止し、多様な人材が活躍できる組織として成長し続けることを目的とし、今回の産休育休ガイドブックの制作に至った。
 
産育休ガイドブックの作成には、既に家庭を持ちながら働くスパイダープラス社員による、自身の経験を元にしたアドバイスが盛り込まれている
 
 
 
■問い合わせ先
スパイダープラス株式会社
https://spiderplus.co.jp/



AR体積管理「GENBA-Scan」

2024年1月19日 分類: その他

 日本道路株式会社の協力のもと開発された、骨材(砂・砕石等)の体積管理システム。
これまでのアナログな体積管理とは異なり、XR(クロスリアリティ)技術を活用してストックヤードでの舗装材料の棚卸管理の生産性向上を図る。


※データ提供協力:日本道路株式会社

 
 iPhoneのLiDARセンサーで対象物の画像・3Dデータを取得し、簡単な操作で即座に体積量等を表示。
計測結果を帳票出力することもできる。
 
 
■問い合わせ先
株式会社イクシス
https://www.ixs.co.jp/



新型防盗金庫・耐火金庫

2024年1月12日 分類: その他

同社の防盗金庫・耐火金庫ラインアップを約20年振りに全面リニューアル。2023年度グッドデザイン賞受賞の「ガードエース」「ガードセイフ」「ファイアーエース」など合計4機種が発売される。


ガードエース

ファイアーエース

フラットパネルを採用したシンプルな外観で現代のオフィス空間に調和するだけでなく、ユニバーサルデザインを考慮したダイヤル錠や取っ手により視認性や操作性も向上している。
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社クマヒラ
https://www.kumahira.co.jp/



建設人ハンドブック2024年版

 分類: その他

2004年版から好評を得ているシリーズの最新版。
巻頭では建設業のSX(サステナビリティトランスフォーメーション)を促す10の施策・動きを特集し、大転換期に直面する建設業界における2024年問題や建設コストの上昇、SXにまつわる業界の動きを解説する。

また、市場の動向や企業経営のトレンド、全国の建設プロジェクト、企業ランキング、トピックスなど最前線の情報を掲載。
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社日刊建設通信新聞社
https://www.kensetsunews.com/



CAD・BIM ツール「Vectorworks 2024」

 分類: CAD、BIM・CIM

ユーザーインターフェイスの刷新やリアルタイムプレゼンテーションの機能強化が実施された「Vectorworks」の最新バージョン。2024年1月発売予定。
 
■主な特長
① ユーザーインターフェイスの刷新:表示バーとツールバーが再編成され、作業がより効率的になり、必要な項目を選択・配置できる。また、ツールやプルダウン、文字などのコントロールアイテムに3段階のサイズが提供されるため、モニターサイズや解像度に合わせて最適な表示を選択できる。macOSに続き、Windowsのダークモードにも対応。
② リアルタイムプレゼンテーション機能の強化: 各OSの標準APIに対応した「シェイド」レンダリングがさらに進化し、可能な限り影を表現。またカメラエフェクトを搭載し、被写界深度や露出、F値などを設定することで、リアルタイムながら表情豊かなレンダリングを可能にする。ブルーム機能により光源の拡散効果も表現可能となった。
③ BIM/建築設計機能の強化:図面化に必要なビューポートの各種設定をスタイル化できるようになったほか、グラフィック凡例とレベル基準線が改善され、設計図書の作成環境が強化されるなどの機能向上が図られた。

刷新されたインターフェイス 強化されたリアルタイムプレゼンテーション機能 BIM/建築設計機能の強化
 
 
 
■問い合わせ先
エーアンドエー株式会社
https://www.aanda.co.jp/



Arentが新製品「Lightning BIMファミリ管理」を販売開始

 分類: CAD、BIM・CIM

株式会社Arent(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:鴨林 広軌)は、Autodesk Revitのファミリデータをクラウドで管理する新製品「Lightning BIMファミリ管理」の販売を開始した。
 

 
■特長
ファミリの属性情報を手入力からクラウドによるデータ連携へと変更することで、作業時間を30%削減。
さらに、BIMマネジャーからの指摘事項に対する修正や確認作業も80%削減することができ、効率化と精度の向上に大きく寄与する。
 
■製品概要
製品名: Lightning BIM ファミリ管理
発売時期:2024年1月9日(火)
ライセンス価格:30,000円(税別) / 年間
ライセンス形態:1年間のサブスクリプション
Revit対応バージョン:Revit2021以降
製品URL: https://lightningbim.com/family-management
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社Arent
https://arent.co.jp/



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