鹿島建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:天野 裕正)は、製造時にCO2を吸収して固まることで、CO2排出量をゼロ以下にできるカーボンネガティブコンクリート「CO2-SUICOM(シーオーツースイコム)」にグレードを設定。
コンクリート1m3当たりのCO2吸収・固定量が100kg以上となる従来のカーボンネガティブ型を「CO2-SUICOM(P)」とし、100kg未満となるカーボン低減型を「CO2-SUICOM(E)」とした。
「CO2-SUICOM(E)」を設定したことで製品種類を拡充し、大型プレキャスト(PCa)コンクリート製品(大型ブロック擁壁)を開発した。
■CO2-SUICOMの概要
「CO2-SUICOM」は、コンクリートの主原料となるセメントの半分以上を特殊な混和材「γ-C2S」(ガンマシーツーエス)と産業副産物に置き換えることで、セメント製造時に排出されるCO2を削減する。
さらにコンクリートの製造段階で強制的にCO2を供給する[炭酸化養生]※1を行うことで、コンクリートが固まる過程でγ-C2Sが大量のCO2の吸収・固定を行う。
※1:CO2を封入した槽内でコンクリートを養生し、安定した環境でCO2を吸収・固定させる方法
■問い合わせ先
鹿島建設株式会社
https://www.kajima.co.jp/