点検員が高速道路の路肩に降りて、橋梁の伸縮装置(橋梁のつなぎ目)を点検する作業の安全性向上と省力化を目的に開発された、走行するだけで伸縮装置の変状を検知する日常点検車両。
降車点検は、路肩からの目視点検と車両通過時の異常音などの確認をするため、点検員の安全性確保に加えて、聴覚や体感などに頼る定性的な点検となっていることが課題となっていた。
本車両には、車両が伸縮装置を通過する際に発生する音から伸縮装置の健全性を計測するシステムと、変状部位を特定するためのシステムによる「JIシステム」を搭載。
点検員の路上作業を削減し、安全性向上や省力化、点検結果の定量化が期待できる。
小型マイクロホン
振動加速度計
レーザ変位計
今後、愛知県、岐阜県、三重県内の路線で試行導入し、点検結果の蓄積や評価の検証を行い本格展開を目指す予定である。
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中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社
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