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土木・建築を中心とした建設ソフトウェアやハードウェアなど、建設ITに役立つ新製品・新サービス等を紹介します。

ドローン橋梁点検ソフトウエア「FLIGHTS CONTROL」大幅アップデート

2024年9月10日 分類: 土木系

株式会社FLIGHTS(本社:東京都渋谷区、代表取締役:峠下 周平)は、ドローン橋梁点検ソフトウエア群「FLIGHTS CONTROL(フライトコントロール)」にて提供する各種機能をアップデートし、ドローンによる画像取得効率を2倍に、画像取得後の点検成果の作成プロセスのコストを1/2にすることを実現した。
今まで一部の点検手法(大型橋梁点検作業車など)より経済性に優れたサービスを提供してきたが、今後は点検品質を落とすことなく、標準的な従来手法(ロープ高所作業や点検作業車などを用いた点検)と比較してもコスト面で優位性のあるドローン画像点検サービスを提供できるようになった。
 

 
■アップデート内容

  1. ドローン画像取得の現場時間の効率化:従来に比較して一度に撮影できる面積が拡大されたことにより必要な画像撮影枚数が減り、その結果、従来に比較して最大2倍の外業効率を実現した。
  2. 内業業務効率および、AI解析コストの圧縮:従来に比較して画像データ容量が減った分、画像データ処理の手間や負荷が減り、その結果、従来に比較して最大2倍の内業効率を実現した。

 
 
 
■問い合わせ先
株式会社FLIGHTS
https://flightsinc.jp/



AIと画像処理による高精度な削孔座標検知技術「削孔位置画像計測システム Quick Drafter」を開発

 分類: 土木系

株式会社モルフォ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:平賀 督基)は、AIと画像処理技術による高精度な削孔座標検知技術「削孔位置画像計測システム Quick Drafter」を、ライト工業株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:阿久津 和浩)および株式会社EARTHBRAIN(所在地:東京都港区、代表取締役社長:小野寺 昭則)と開発した。
本システムは、落橋防止装置施工の工程中、コンクリート削孔を実施した際の削孔位置をスマートフォンのカメラで撮影することで、自動で孔位置の計測から図面化する技術である。
本システムを使用することで、施工管理業務の負担軽減や時間外労働削減が可能となる。
 

 
■主要な要素技術の開発

  • スマートフォンカメラのキャリブレーション機能
    スマートフォンのカメラで撮影し、ミリメートル精度での計測が必要のため、端末ごとのカメラレンズの個体差による計測誤差が、計測精度に影響が与える可能性がある。
    そのため、カメラに対するキャリブレーション機能を搭載した。
    本キャリブレーション機能は、対象物を複数回撮影することで、レンズ・パラメータを自動的に調整可能。
  • 画像変換・補正機能
    高い検出精度を実現するため、撮影対象物の四隅にタグを取り付け、画像変換・補正を行う機能を搭載している。
    本機能により、タグサイズを用いて画像ピクセルを物理的なサイズに変換し、写真から正確なサイズを測定することができる。
    また、タグを利用することで画像の歪み補正も可能。
    工事現場では、足場の幅が狭く、吊りチェーンなどの障害物が多いため、対象物の真正面で撮影できないことが多い。
    画像歪み補正をかけることで、多少斜めから撮影しても正面画像に調整し、正確な計測を可能となる。

 
 
 

■問い合わせ先
株式会社モルフォ
https://www.morphoinc.com



DX「JUCORE 見積(ジュコア みつもり)」にプレカット部材対応の新機能追加

2024年9月3日 分類: 建築系

住友林業株式会社(社長:光吉 敏郎 本社:東京都千代田区)は建材流通事業者向けソフトウエア「JUCORE 見積」にプレカット部材対応などの新機能を追加し、新サービスを提供する。

■新機能の特長

  1. プレカット部材の見積作成機能の追加
    プレカット部材は一本一本の加工内容、用途や仕様などが多岐にわたり、数百行に及ぶ膨大なデータの見積書を作成する。
    「同じ材種なのか」「どこまで見積しているのか」「木組み(骨組み)は適正か」など詳細な確認が必要である。
    そのため材種ごとの金額算出、明細の作成が通常の見積作成と比べ煩雑で多くの時間を要する。
    新機能の追加で材積・本数のいずれの単位でも原価・売価計算できるようになり、プレカット部材用の帳票で出力可能。
  2. 帳票のバリエーション追加
    作成した見積書は従来の横型帳票に加え縦型も選択可能。
    サッシ用・木材用も選択でき、取引先に合わせた書式で対応できる。
    一般社団法人日本サッシ協会の見積書式にも対応しており、指定のフォーマットに新たに入力し直さなくても指定見積書の出力が可能。
  3. 新機能で利便性向上
    自社で扱う取引品目に合わせて商品を登録できる「部材マスタ」機能を拡充。
    迅速なデータ入力をバックアップする。
    異なる見積システムで作成した見積データを「JUCORE 見積」へ移管する機能を追加し情報の一元管理が可能。
    見積データを蓄積すればキーワード検索が容易になり、情報の共有化やペーパーレス化、分析ができ、自社の販売予測を立てるツールとして活用できる。
    本ソフトウエアを導入済の事業者からの要望をヒアリングし、随時システムの細かな改善、アップデートを実施。
    利用者の利便性の向上に寄与するシステム構築を進めている。

 
 
 

■問い合わせ先
住友林業株式会社
https://sfc.jp/



施工管理支援アプリ「eYACHO」

2024年8月23日 分類:

2015年の発売以来、ゼネコンで多数の採用実績がある施工管理アプリ。
2024年問題の解決を目指し、以下の新機能および新サービスの提供を開始した。
 
①書類間の転記やまとめを自動処理する「スマートテンプレート」、業務手順書から必要な書類テンプレートを提示する「業務メニュー」という2つの新機能を追加。
書類作成にかかる時間を削減し、本来の現場での施工管理業務に専念する時間の創出に寄与する。
②シェア機能(リアルタイムなノート共有機能)に、ビデオ通話機能「GEMBA Talk」を追加。
現場と事務所間を移動することなく、状況の把握・確認を正確に行うことができる。
③昨年7月に提供を開始した「安全AIソリューション」に、「生成型AI」によるリスク予測を追加。
19種類の安全関連法令に基づきAIがリスク予測を行い、経験の浅い若手の管理者でも適切なリスクアセスメントを実行できるよう支援する。
④BPOサービス提供企業と協業し、「eYACHO」の機能だけでは減らすことのできない書類作成の準備作業や情報収集作業をアウトソーシング。
施工管理のコア業務に集中できる環境を提供する。
NETIS番号:KT-180030-VE
※BPO:ビジネス・プロセス・アウトソーシング


「生成型安全AIソリューション」の構成イメージ

 
 
 
■問い合わせ先
株式会社MetaMoJi
https://www.metamoji.com



AIを用いた報告書自動作成カメラアプリ「OPTiM Taglet」

2024年8月14日 分類: 建設共通

株式会社オプティム(所在地:東京都港区、代表者:菅谷 俊二)は、新たにAIを用いた報告書自動作成カメラアプリ「OPTiM Taglet(オプティム タグレット)」を発表した。
ユーザーが「OPTiM Taglet」を利用し、同アプリ内で写真撮影を行い写真の状況が分かるタグ付けをすることで、AIにより報告書を自動的に作成することが可能。
これにより、写真での記録が必要な現地調査報告や作業状況報告が手軽に行えるようになり、業務コストの圧縮と効率化を実現する。
 

 
■「OPTiM Taglet」の特長

  • 写真・動画へのタグ付け機能(特許出願中)
    撮影時に写真に対して「タグ」と呼ばれる情報を付与する。
    タグは自由に定義することができ、写真データの管理グループごと登録することが可能。
    タグが付与された写真はクラウドへ自動アップロードされ、管理グループの中で整理される。
    写真データの取り込みやフォルダ仕分けなどの手間は不要。
  • 報告書の自動作成機能(特許出願中)
    報告書はスマホから作成でき、写真を選択するだけでタグ情報を基にAIが自動的に作成する。
    報告書作成のために事務所に戻りPCを操作する必要がない。
    作成された報告書はただちに同じ管理グループのメンバーに共有される。
  • 共同編集機能
    共有された報告書は管理グループ内で共同編集を行える。それにより、報告書の事前確認や複数人による大規模な報告書作成が可能。
     
    その他にも「タグ検索機能」「電子小黒板機能」「遠隔作業支援機能※3(有償)」など、現場・現地作業をサポートする機能も備えている。
  • IT導入補助金2024の補助対象
    「OPTiM Taglet」はIT導入補助金2024の補助対象として登録されている。

 
 
 
■問い合わせ先
株式会社オプティム
https://www.optim.co.jp/



工場やプラント設備、建設現場など作業員の安全管理をAI予測で実現

2024年8月13日 分類: 建設共通

NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒岩 真人)とNTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小島 克重)は、工場やプラント設備などの現場作業者のウェルビーイングを実現するCollaboWorkSolutionシリーズの「プラントコラボ」の新機能として「安心安全機能」を提供開始した。
「安心安全機能」では、“AIによる体調リスク予測”、“危険エリアへの侵入検知”、“転倒検知”を提供することで適切な業務アサインを実現し、万が一事故が発生した際にも迅速な初動対応を可能とすることで、労働災害防止に貢献する。
 

 
■サービス内容

  1. 身体不調の把握による安全確保
    作業員の前日までのバイタルデータと当日の気象情報等から、作業員一人ひとりの暑熱環境による身体不調リスクやその時間変動を予測し、安全ダッシュボードで確認できる。
    作業員本人が身体不調リスクを把握するとともに、管理者は、身体不調リスクを考慮した業務アサインにより作業員の安全確保が可能。
  2. 危険検知による事故予防
    設定した危険エリアへの作業員の侵入をリアルタイムに検知し、作業員本人に警告通知するとともに、安全ダッシュボードに作業者の位置と侵入した作業員の情報を表示する。
    また、作業員の転倒発生と転倒位置を検知するため、万が一の事故が発生した際にもすぐに把握でき、迅速な対応が可能。
    また、危険エリアの侵入時間などの蓄積した情報を活用することで、危険エリアでの作業可能時間や過去の転倒を考慮した作業アサインが可能になり事故予防につなげることもできる。
  3. リスクデータ活用による作業員の満足度向上
    危険検知したデータを蓄積し、リスクデータとして活用することで、将来に向けた適切な安全対策へアプローチすることができる。
    作業員の身体不調や危険を検知した際、作業員が何の作業を何時間実施していたかを把握できることから、特定の作業手順や設備に危険が検知された場合に、再発防止にむけ原因を分析し、改善策を検討することが可能。
    作業手順や設備配置の見直し、安全対策の追加など、効率的かつ安全な作業環境構築にむけた改善が、作業員の満足度向上につながる。

 
 
 
■問い合わせ先
NTTコムウェア株式会社
https://www.nttcom.co.jp/



労災事故・品質トラブルの未然防止を支援するAIソリューション「SpectA KY-Tool」をアップデート

 分類: 建設共通

SOLIZE株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:宮藤 康聡)は、施工現場における労働災害や品質トラブルの未然防止に特化した自然言語処理AIソリューション「SpectA KY-Tool(スペクタ ケーワイツール)」について、安全対策の強化と業務の効率化を両立する機能を強化するアップデートを実施した。
 

 
■SpectA KY-Toolの機能アップデート概要

  1. 生成AIを活用したデータセットの構築
    SpectA KY-Toolが社内蓄積情報を学習する際、状況/要因/対策などの不十分なデータを事例の文脈に沿って生成AIで補うことで、ユーザーが必要な情報をより精度高くスムーズに活用できる。
    現時点では、生成AI活用の意向や機能のメリット・デメリットを考慮し、データセット拡充サービスとして提供を開始する。
    また今後は、標準機能として実装していくことを検討していく。
  2. AIで抽出・推奨する対象情報の拡大
    社内に蓄積されている安全・品質管理の情報をより幅広く最適に活用することを目的に、教育動画・手順書・作業要領などのさまざまな形式のコンテンツをAIで利用できる。
    SpectA KY-Toolで扱える情報について、従来の災害・不適合事例に限らず、情報活用の幅(種類)と深さ(数)を強化。
    これにより、安全・品質管理業務に関するさらに多くのユースケースにおいて、ジャストインタイムでの各種情報提供が可能となる。
  3. 天候情報を考慮したリスク・対策の反映
    作業現場の位置情報に天気予報情報をリンクさせることで、安全管理に関わる天気・温度・風速などの環境情報を、作業指示書・危険予知活動表などの関連帳票に半自動で反映できる。
    それらの帳票に記入された作業内容と天候情報を組み合わせ、AIがより関連度の高い災害・品質トラブルとその対策情報を推奨することで、状況に合わせて最適な情報をジャストインタイムで提供できる。
  4. 編集機能の強化
    SpectA KY-Toolで電子利用できる「作業指示書」「危険予知活動表」のフォーマット編集機能を強化し、個社・個別の安全管理帳票フォーマットに対応できる。
    これまで、お客さまの要求に合わせた帳票フォーマットの変更は項目名の編集など限定的だったが、それに加えて表示項目の追加や非表示を可能とし、個社フォーマットへの対応の柔軟性が向上した。

 
 
 
■問い合わせ先
SOLIZE株式会社
https://www.solize.com/



断熱改修の効果を可視化する「ANDPADサーモ」

 分類: 建設共通

株式会社アンドパッド(本社:東京都千代田区、代表取締役:稲田 武夫)は、2050年カーボンニュートラル実現に向け、既存の住宅ストックの性能向上改修の普及を目指し、断熱改修の効果を可視化する「ANDPADサーモ」の提供を開始する。
 

 
■特長
「ANDPADサーモ」は、サーモグラフィカメラを使い断熱改修の効果を効果的に可視化できる新機能である。
サーモグラフィカメラに対応し、下記のような特徴を有している。
これらの機能の活用により断熱改修による室温の変化を効果的に可視化することができる。
断熱改修提案の営業資料にも活用できる。
 
・「ANDPAD」アプリ内でのサーモグラフィ画像撮影
・東京大学 前准教授監修の下、撮影したサーモグラフィ画像の温度分布を季節に応じた温度軸に自動で線形処理
・断熱改修前後での室温の変化を効果的に可視化
・サーモグラフィ画像を用いた写真台帳の作成
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社アンドパッド
https://andpad.co.jp/



エッジAI×骨格検知システムで、工事現場のリスクを0.2秒で通知

 分類: 建設共通

株式会社シーエスコミュニケーションは、エッジAIと骨格検知技術を組み合わせ、工場現場などの転倒・危険を、最短0.2秒で検知して知らせる「エッジAI・危険検知サービス」を発表した。
 

 
■概要
旧来の工事現場の危険検知サービスは、監視員がリアルタイムで映像を確認していたため、人手不足や見逃しミスの課題があった。
近年、さまざまな技術により、人の監視が不要な見守り/危険検知サービスが登場しているが、クラウドに映像データが残るため、プライバシー侵害の課題が指摘されることがあった。
 
エッジAI・危険検知サービス」は、人の監視なしで、リアルタイムで転倒・危険を検知することができるうえ、エッジAIを採用することで、映像データをクラウドサーバーにアップすることなく、起こった/起こりそうな危険の情報のみを検知して知らせるため、映像に映り込む人のプライバシーを守ることができる。
既に設置してある市販のカメラを活用できるため、低コストで導入が可能である。
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社シーエスコミュニケーション
https://www.cs-com.co.jp/



スパイダープラス、自社特許技術を活用した配筋AI機能を提供開始

 分類: 建築系

スパイダープラス株式会社(所在地:東京都港区、代表:伊藤 謙自)は、自社特許技術を活用した、建築工事の品質管理で行う配筋検査の事前準備作業を自動化するAI機能の提供を8月21日より開始する。
 

 
本機能は建設DXサービス「SPIDERPLUS」の配筋検査機能をすでに導入しているユーザーに対して無償で提供する。
ユーザー自身が配筋検査の事前準備作業をAI技術で8割削減し、検査業務に集中することが可能となるため、作業の効率化と工事全体の高品質化に寄与する。
 
 
 
■問い合わせ先
スパイダープラス株式会社
https://spiderplus.co.jp/



 


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