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土木・建築を中心とした建設ソフトウェアやハードウェアなど、建設ITに役立つ新製品・新サービス等を紹介します。

透過型ICT情報システム「Glass Navi」開発のお知らせ

2025年5月23日 分類: ハードウエア

旭建設株式会社(本社:宮崎県日向市、代表取締役:黒木繁人)は、ICT施工現場に革新をもたらす新技術、透過型ICT情報システム「Glass Navi(グラス ナビ)」を開発した。
 
本技術は、バックホウによるICT施工において、ICT施工情報(三次元設計データ、バックホウ位置情報等)をキャビン内のタブレットモニターではなく、バックホウ前面ガラスに透過表示することを実現したものである。
 

 
■技術の概要
Glass Navi」は、無線通信でタブレットと連携した小型プロジェクターを活用し、三次元設計データなどのICT施工情報を、ガラス面に貼付した特殊加工された透過フィルムに直接投影する仕組みである。
 
従来のICT施工では、キャビン内のタブレットモニターに表示されたICT施工情報に視線を移しながらの掘削作業となるため、安全性・作業効率の面で課題があった。
 
新技術「Glass Navi」では、オペレーターは視線を前方に固定したまま、実際のバケットの動きと、ICT施工情報を同時に視認しながら施工できるため、
①作業の安全性向上
②施工精度の向上
③オペレーターの負担軽減
といった3つの効果が期待される。
 
 
 
■問い合わせ先
旭建設株式会社
https://www.construction.co.jp/



「クレーン作業安全支援システム」

2025年5月21日 分類: その他

クレーン吊荷のサイズや高さに応じて光パターンを自動で切り替えることで、安全なクレーン作業を支援するシステム。
適切な退避距離を明示し、周囲の作業者へ注意喚を促すことで、安全性向上と作業効率の改善が期待される。
 
【システムの特長】
①外部制御信号によって円環の大きさを小(S型)、中(M型)、大(L型)の3種類に切り替えることができるほか、照明色を青・緑・赤 から選択可能。
 
②AIカメラを活用して吊荷の大きさと高さ情報を取得し、必要な退避距離を識別する。
 
③点円環状の光パターンをリアルタイムで切り替えることができ、吊荷周辺の退避距離を光で明示することで、周囲の作業者へ直感的に注意喚起を行うことが可能。


吊荷の大きさ検出(左)と高さ情報(右)

円環の大きさを切り替え可能

 
 
 
■問い合わせ先
パイフォトニクス株式会社
https://www.piphotonics.com/



ヘルメット装着型スマートタグ「MAMORIO Pro Helmet Beacon」

 分類:

防水・防塵機能を備えたヘルメット装着型スマートタグ。
建設現場での作業員の安全確保に寄与するほか、作業員の移動データを分析することにより効率的な動線の設計も可能となる。
 
【製品の特長】
①縦23.6㎜、横42.6㎜、厚さ5.5~7.3㎜とコンパクト設計ながら、曲面適応デザインによりヘルメットにしっかりとフィットする。
 
②IP66相当の防水・防塵性能を有し、粉塵や埃の多い環境や悪天候下でも利用が可能。
 
③ボタン電池1個で最大2年間の連続稼働を実現し、コスト削減や業務効率化に貢献する。
 
④MAMORIOアプリとiBeacon規格に対応し、スマートフォンや専用受信機との連携により、作業員のリアルタイム位置管理を実現。
作業現場における安全性向上や、入退場管理・業務の効率化等の課題解決を支援する。

 
 
 
■問い合わせ先
MAMORIO株式会社
https://mamorio.biz/



「GENBA-Explorer」

 分類:

360°カメラと専用Webアプリを組み合わせた360°現場体験共有システム。
建設現場等では写真による現場管理・記録が行われているが、撮影箇所に漏れが生じるほか、撮影した位置や方向が分かりづらい等の課題があった。
本システムはこうした課題を解決し、現場の省力化・DX化を実現する。
 
【システムの特長】
①360°カメラを持って現場内を歩くだけの簡単な撮影で、現場全体を網羅できる。
撮影後は画像内を撮影経路に沿って移動でき、空間的な体験が可能となる。
 
②発行されたURLを共有することで、社内外のどこからでも現場の状況を確認できる。
 
③網羅的に撮影できることから撮影漏れの心配がない。
また、カメラのGPS情報を利用し、撮影現場を地図上に表示することで撮影場所の特定が可能。

 
 
 
■問い合わせ先
株式会社イクシス
https://www.ixs.co.jp/



「小型移動式クレーンVR訓練システム」に危険体験コンテンツ第二弾

2025年5月13日 分類: その他

シンフォニア株式会社(本社:東京都府中市、代表取締役:瀬戸 豊)は、「小型移動式クレーンVR訓練システム」において、新たな危険体験コンテンツとして「高圧電線へのブーム接触による事故事例」を追加開発し、提供開始した。
 

 
■VR事故体験コンテンツ第二弾の詳細
今回追加された危険体験コンテンツ第二弾では、「ブームが高圧電線に接触し操縦者が感電した事故事例」をVR空間内にリアルに再現した。
受講者は、実際にクレーンを操縦しながら、夜間見通しが悪い中での高圧電線への接近・接触という極めて危険な状況を安全に体験することができる。
 
 
 
■問い合わせ先
シンフォニア株式会社
https://sinfonia.biz/



ヤプリと安藤ハザマが現場専用アプリ「築造」を共同開発

 分類: その他

株式会社ヤプリ(本社:東京都港区、代表取締役:庵原保文)と株式会社安藤・間(本社:東京都港区、代表取締役社長:国谷一彦)は、現場専用アプリ「築造」を共同開発した。
 
本アプリの導入により、安全・品質教育の効率化と情報共有の迅速化が実現し、建設現場での労働災害リスクの低減と業務効率の向上を目指す。
 

 
■「築造」の特長

  1. 安全・品質教育コンテンツの動画化と集約
    安全・品質教育に関するコンテンツを動画化し、経験が少ない若手社員でも隙間時間を活用して知識の習得が可能である。
    また、これらの動画と社内の安全ルールや災害事例を「築造」に集約し、工種ごとに簡単に視聴できるように整理・配置した。
  2. シンプルかつ屋外現場でも見やすい、分かりやすい画面構成
    現場で必要とされる情報を分野別に整理し、幅広い年代でも直感的に必要な情報を取得できるよう設計した。
    また、大きな文字と見やすいボタンを配置することで視認性と操作性を向上させ、屋外で手袋をしたままでも操作できる。
  3. 最新情報のプッシュ通知
    プッシュ通知にて、重要な情報を確実に利用者に伝えることが可能。

 
 
 
■問い合わせ先
株式会社ヤプリ
https://yappli.co.jp



KOLC+、カレンダー共有を提供開始。国土交通省ASPの機能要件「スケジュール管理機能」に準拠

2025年4月30日 分類: CAD、BIM・CIM

株式会社コルク(所在地:東京都豊島区、代表取締役:堤正雄)は、個人予定を簡単に入力して日程調整を効率化できる「カレンダー共有」機能を新たに提供開始した。
これにより、国土交通省の情報共有システム機能要件に含まれる「スケジュール管理機能」に準拠した。
 

 
■「カレンダー共有」の主な機能
・Googleカレンダーのような直感操作で、個人予定を簡単入力
・プロジェクト単位でカレンダーを作成して、業務スケジュールを共有可能
・指定したユーザーとカレンダーを共有(受注者間では共有しない設定も可能)
・「時間枠だけ」の共有設定にも対応
・外部カレンダー(Outlook/Google)の予定を一括コピー&ペーストに対応
・国土交通省ASPの機能要件「スケジュール管理機能」に準拠
・帳票スケジュール連携に対応
・祝日の表示
 
 
 
■問い合わせ先
株式会社コルク
https://kolg.co.jp



建築設備業向け CAD 最新バージョン「CADWe’ll Linx V6」をリリース

 分類: CAD、BIM・CIM

株式会社ダイテック(本社:東京都品川区、代表取締役社長:野村明憲)は、建築設備専用3D CAD「CADWe’ll Linx」の最新バージョン「CADWe’ll Linx V6」をリリースした。
 

 
■新機能

  1. 3D寸法線強化
    3Dモデル上で、直感的に寸法線が作図でき、搬入経路、配管や機器取り付けのスペース確認が把握しやすくなった。
    また、2図形の3Dモデル上、最短距離を計測する機能を追加した。
  2. Box対応
    サブコンが多く利用しているBoxに対応。
    Box Driveでワンモデル運用が可能になり、複数人でワークシェアリングを実現する。
  3. 総合図作成機能
    壁付電気部材のシンボル表示が重なった箇所を総合図用に自動調整でき、さらにシンボル間の距離を設定可能。また、自動調整した総合図と調整前の表示の切り替えもできる。
    また、3Dでは平面の表示状態にかかわらず実際の寸法に則して表現できる。
  4. 共同カイテック社 バスダクト搭載
    共同カイテック株式会社のE-BD型絶縁バスダクト部材各種を標準搭載し、描きやすさを重視した直感的な操作性を実現した。
  5. Revitのバージョン毎の出力機能搭載
    Revitファイル(.rvt)出力時にバージョン選択が可能になった。(Revit2024および2023バージョンに対応)

 
 
 
■問い合わせ先
株式会社ダイテック
https://www.daitec.co.jp/



油圧ショベル用ICT建機システム「MC-Maxショベル」

2025年4月22日 分類:

施工履歴データの収集・記録機能を搭載した油圧ショベル用ICT建機システム。
リアルタイムで作業の進捗を把握することが可能。
 
油圧ショベルのバケットを傾斜・回転できるチルトローテータの自動制御機能によって、オペレーターの技能に左右されない高品質な施工を実現する。
 
■システムの特長

  1. 施工履歴データの収集・記録
    バケットの刃先位置を正確に計測し、施工履歴データとして記録できる。
    このデータを施工管理に活用することで、従来の手作業による出来形検査を省略可能。
    さらに、複数の建機からの施工履歴データを集約すれば、施工管理のリアルタイム化や高精度化、リモートでの管理が可能となり、建設現場の生産性向上や省人化に貢献する。
  2. チルトローテータを自動制御
    バケットを傾斜・回転させるチルトローテータの自動制御機能を搭載し、建機の移動回数や移動距離を削減するほか、複雑な地形や法面の整形、狭小スペースでの高精度施工を可能とした。
    また、操作の自動化により、オペレーターの負担を軽減し、作業効率を向上させるとともに、安定した施工品質を確保した。

 


使用イメージ

 
 
■問い合わせ先
株式会社トプコン
https://www.topcon.co.jp/



発電機稼働状況監視システム「Gセーブ」

 分類:

建設現場で稼働する発電機の電源ON/OFF通知や、発電機稼働状況の遠隔監視を可能とし、環境負荷の軽減に貢献する発電機稼働状況監視システム。
 
本製品を発電機のコンセントに接続し、モバイル通信で稼働状況をクラウドサーバーに収集することで、発電機の電源ON/OFFのメール通知を実現。
また、1日のうちの稼働時間や、累積稼働時間を収集し、遠隔地からいつでも閲覧ができる。
 
さらに、強力マグネットにより発電機筐体に接着することで、省スペースでの設置が可能。
電源の切り忘れによる環境負荷の抑制や、発電機への効率的な燃料補給の実施などが期待できる。
 

 
 
■問い合わせ先
株式会社GRIFFY
https://griffy.co.jp/



 


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