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土木・建築を中心とした建設ソフトウェアやハードウェアなど、建設ITに役立つ新製品・新サービス等を紹介します。

Arent、Lightning BIM AI Agent、大幅アップデート

2025年12月8日 分類: CAD、BIM・CIM

株式会社Arent(本社:東京都港区、代表取締役社長:鴨林広軌)は、建設業界向けBIM業務支援アドイン「Lightning BIM AI Agent」の新機能「過去コマンドの保存」をリリースした。
 

 
■新機能の概要

  • 過去コマンドの保存機能
    ユーザーが実行したAIコマンドの履歴を自動で保存し、成功したプロンプトを再利用できるようになった。
    これにより、よく使う操作をすぐに呼び出して正確に再実行できるため、設計業務の効率と再現性が大幅に向上する。
    繰り返し操作の時間削減や、チーム内での標準化にも貢献する。

 
 
 

■問い合わせ先
株式会社Arent
https://arent.co.jp/



FLIGHTS、高精度・高セキュリティな軽量ロングレンジUAV搭載型LiDAR「EchoONE」、取り扱い開始

 分類: ハードウエア

株式会社FLIGHTS(本社:東京都渋谷区、代表取締役:峠下周平)は、ドローン搭載型LiDAR「Teledyne Geospatial EchoONE Powered by Inertial Labs RESEPI」の取り扱いを開始した。
 

 
■本製品の主な特長

  • シャープで正確な3D計測
    Teledyne Geospatial社製高性能レーザーセンサーと、Inertial Labs社製タクティカルグレードIMU“KERNEL-210”により、高度120mからの計測でも、絶対精度RMSE1.5cmの高精度を実現。
    低ノイズでクリアなデータは、幅広い用途に対応可能。
  • 最大測距270m・最大8リターンで高精度を実現
    反射率20%の計測対象物に対して、最大270mの測距距離を有する強力なレーザーセンサーを搭載(推奨最大対地高度:205m)。
    また、最大8リターンの取得により、植生域で地表を正確に捉えるだけでなく、樹形の再現性も向上。
    広域な空間を高い取得精度で計測できる。
  • わずか1.4kgの軽量設計
    軽量ながら、機能を凝縮したコンパクトな筐体を実現。
    小型UAVにも容易に搭載でき、1フライトでの飛行時間延長・広域データ取得が可能。
    現場での運用負荷を軽減し、よりスマートなオペレーションをサポートする。
  • NDAA準拠のハイセキュリティ
    最新のアメリカ国防権限法(NDAA)に完全準拠。
    米国の厳格なセキュリティ基準を満たしており、機密性の高い業務にも安心して利用できる。
    設計・開発・製造全てにおいてセキュリティーを重視している。

 
 
 

■問い合わせ先
株式会社FLIGHTS
https://flightsinc.jp/



キーノスロジック、図面誤差チェックツール「整合ナビ」12月リリース

 分類: CAD、BIM・CIM

有限会社キーノスロジック(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:北原拓)は、施工会社向けソフト「J-CIVIL」に2次元図面の不整合を自動で検出する新機能「整合ナビ」を発表した。
 

 
■特長
本機能は、これまで現場担当者が時間と集中力を要していた「図面照査」作業を支援。
“ズレを見逃さない”図面照査を実現する。

  1. 平面図上に横断線を重ねて表示
    異なる図面間の座標・寸法・高さ情報を比較し、ズレ箇所をハイライト表示。
  2. 平面図・縦断図・横断図を1画面で表示
    複数の図面を1画面で管理でき、印刷や紙図面での照査が不要になる。
  3. 図面から任意の情報をクリックで取得
    計算書などの資料がない場合でも、図面上の文字をクリックするだけで、文字情報を取得可能。
  4. 照査箇所を保存・共有でき、作業者の交代や確認漏れを防止。
    これにより図面照査時間を削減し、施工前の設計照査精度を大幅に高める。

 
 
 
■問い合わせ先
有限会社キーノスロジック
https://kynos.co.jp/



フォトラクション、施工BIMを推進する新サービス「施工BIMビルダー」β版をリリース

 分類: 建築系

株式会社フォトラクション(本社:東京都品川区、代表取締役 CEO:中島貴春)は、AIと専門技術者による協働型の施工支援サービス「施工BIMビルダー」β版の提供を開始した。
 
施工BIMビルダー」は、フォトラクションが開発・提供してきたSaaSおよびAI技術を基盤に、BIMモデルや施工図の作成から現場でのBIM活用支援までをワンストップで担う建設BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスである。
これにより、従来に比べ約50%の運用コスト削減を実現、施工現場におけるBIM活用の実行力を高め、建設プロセス全体の生産性向上と人材不足の解消を目指す。
 
本取り組みは、総合人材サービスを展開するパーソルテンプスタッフ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:木村 和成)との協業で実施され、パーソルグループのCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)であるパーソルベンチャーパートナーズ合同会社(本社:東京都港区、代表パートナー:加藤丈幸)からの投資を通じた協業プロジェクトの第一弾となる。
 

 
◾️サービス内容

  1. BIMモデルの制作
    提供していただいた図面などの情報を基に、施工現場で実際に活用できるBIMモデルを制作。
  2. BIMモデルの保守・運用
    設計変更や施工状況に応じて、BIMモデルの編集や更新作業を継続的に実施する。
  3. 施工図の作成および修正
    必要となる施工図を、BIMモデルから適切なタイミングで作成・修正。
  4. データ出力
    数量算出表、検査帳票、3Dキャプチャなど、BIMモデルから抽出可能な各種データを指示に応じて出力する。
  5. マスター・ファミリ管理
    工事の進行に合わせて更新されるBIMデータのマスターやファミリを一元管理する。
  6. ファイル管理
    BIMモデル以外にも、PDFやExcelなどの関連資料をクラウド上に整理・格納する。

 
 
 

■問い合わせ先
株式会社フォトラクション
https://corporate.photoruction.com/



前田建設工業、一級土木施工管理技士向け学習アプリ 「サクシェアPASS」

 分類: その他

前田建設工業株式会社(本店:東京都千代田区、社長:前田操治)は、建設技術者の資格取得支援を目的とした学習アプリ「サクシェアPASS(サクシェア・パス)」を正式リリースする。
これに先立ち、次試験対策版の先行申込の受付を行っている。
 

 
■ 概要
サクシェアPASS」は、一級土木施工管理技士(一次試験)対策に特化した学習アプリである。
スマートフォンひとつで、問題演習・実力テスト・月次レポートまでがセットとなり、社員や受講者の自発的な学習と、管理者による進捗把握を同時に実現する。
 
・2,000問以上の演習問題で基礎力を着実に強化
・3回の模擬試験(実力判定テスト)で本番対応力を養成
・月次レポート機能で進捗と弱点を見える化し、的確なフォローを支援
 
これにより、社員が「いつでも・どこでも」自発的に学べる環境を整え、管理者はチーム全体の学習状況を把握・支援できるようになる。
 
 
 
■問い合わせ先
前田建設工業株式会社
https://www.maeda.co.jp



ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM GFX100S II」がPix4D社の3次元モデル生成ソフトウエア「PIX4Dmatic」に対応

 分類: その他

富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤禎一)は、1億200万画素ラージフォーマットセンサー採用のミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM GFX100S II」(以下、「GFX100S II」)が、3次元モデル生成ソフトウエアを提供するPix4D株式会社(所在地:東京都渋谷区、CEO:アンドレイ・クレイメノフ)のソフトウエア「PIX4Dmatic」のサポート対象カメラとなったことを発表した。
 

 
これにより、「GFX100S II」とドローンを組み合わせて撮影した空撮画像から簡単に高精細な3次元モデル生成ができ、プラントやインフラ施設での効率的な点検業務をサポートする。
 
GFX100S II」に対応した「PIX4Dmatic」は、高度な次世代フォトグラメトリ(SfM:Structure from Motion)解析技術を活用し、高精度な3次元モデルを生成できるソフトウエアである。
「PIX4Dmatic」で処理することで、俯瞰的な画像と超高精細な詳細画像の二つを兼ね備えた3次元モデルが容易に入手できる。
無数の配管や建屋が組み合わさったプラントなど、複雑な構造の施設でも3次元モデルを簡単に作ることができ、点検業務の効率化を実現する。
AI検知ソフトなどとの組み合わせによるソリューションの展開など、さらなる効率的な点検の実現をサポートする。
 
 
 
■問い合わせ先
富士フイルム株式会社
https://fujifilm.jp/index.html



クラウドワークス、生産性向上SaaS「クラウドログ」 に予定工数と進捗実績を可視化する「進捗管理機能」リリース

2025年11月28日 分類: その他

株式会社クラウドワークス(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:吉田 浩一郎)は、企業の働き方をデータで最適化する「クラウドログ」において、プロジェクトの全体像を可視化し、計画と実績の状況を把握できる「進捗管理機能」を提供開始する。
 

 
■ 新機能「進捗管理機能」で実現するプロジェクト管理のDX化
今回リリースする「進捗管理機能」は、現在の工数管理機能に以下の3つの管理機能を統合し、プロジェクトの運営を支援する。

  1. 納期遵守を意識した進捗が管理できる
    プロジェクト全体のタスク、担当者、スケジュールを視認性の高いガントチャートで可視化。
    タスク間の関連性を明確にすることで、フェーズごとの遅延リスクを明確化し、無理のない計画立案をサポートする。
  2. 実態に即した工数の予実が分析できる
    各メンバーが入力した実態工数データを自動集計し、プロジェクトの予測工数との差分を明らかにする。
    これにより、リソース配分の最適化や、より精度の高い工数見積もりを可能にし、プロジェクトの収益性向上に貢献する。
  3. 「誰が、いつまでに、何をタスクとしているか」を管理できる
    直感的な操作で、個人およびチームのタスクを効率的に割り当て、優先順位を明確にできる。
    「誰が、いつまでに、何をタスクとしているか」が明確になり、チーム全体の生産性を最大化する。

 
 
 

■問い合わせ先
株式会社クラウドワークス
https://crowdworks.co.jp/



オフィスケイワン、IHIインフラ建設と仮設CIMシステム「CIM-FLOOR」を共同開発 吊り足場設計の工数を最大50%削減、建設DXをさらに前へ

 分類: CAD、BIM・CIM

オフィスケイワン株式会社(本社:大阪市西区、代表取締役:保田敬一)と株式会社IHIインフラ建設(本社:東京都江東区、代表取締役:森内昭)は、橋梁上部工向けのパネル式吊り足場と昇降足場の3次元設計を支援する仮設CIMシステム「CIM-FLOOR」(シム・フロア)を共同開発した。
 

 
■概要と特長

  1. 設計者・施工者向け機能:積算・配置計画から詳細設計までシームレスに連携
    主に積算のための吊り足場と昇降足場の数量算出が可能な設計者向け機能と、パネル足場の割り付けや設計照査が可能な施工者向け機能を備えている。
    これにより、建設コンサルタントが積算用の概略計画を行い、工事発注後に施工者がデータを引き継いで詳細度を上げる「プロセス横断」のデータ活用が可能。
    仮設設計におけるi-Construction2.0の「データ連携のオートメーション化」を実現する。
  2. 登録製品を選択して設計可能:複数メーカーのパネル式足場に対応
    複数の足場メーカーの製品マスタより、施工者が採用する足場製品を選択して割り付け、設計照査、2D図面・3Dモデル出力が可能。
  3. 自動割り付け・設計照査機能:線形座標に基づき、パネル割り付けと荷重計算を自動化
    橋梁上部工の線形座標に基づいてパネル式足場の断面および平面割り付けを自動で行う。
    断面配置後に、設計基準をもとに荷重計算を実施する。
    曲線橋の平面割り付けも自動処理が可能。
  4. 3次元モデル・計算書出力機能:設計資料の自動出力で業務効率を大幅に改善
    積算数量用の足場の2D図面、詳細なパネル割り付け後の3Dモデル出力、設計計算書の出力機能を実装している。
    これによりパネル式吊り足場計画時の設計業務の生産性向上を実現する。
  5. 前工程のデータ連携機能:CIM-GIRDERデータ読込みが可能、重複作業を不要に
    鋼橋CIMシステム「CIM-GIRDER」の入力データを読み込むデータ連携機能により、前工程の重複作業をなくし、足場計画に注力できる。

 
 
 
■問い合わせ先
オフィスケイワン株式会社
https://www.office-k1.co.jp/



Momo「SKY Palette クレーンセンシングシステム」を提供開始

 分類: 土木系

株式会社Momo(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:大津 真人)は、クレーンや重機を運用する現場の安全性と効率の両立を実現する新システム「SKY Palette クレーン等重機接触防止システム」の提供を開始した。
 

 
■製品概要

  • 危険域の検知と設定
    現場ごとのリスク環境に応じて、立体的な監視エリアを柔軟に設定できる仕組みを採用。
    クレーンや重機の動作範囲をあらかじめ定義することで、接触リスクを予測的に管理し、現場の安全性を高める。
    設定操作は、現場スタッフでも短時間で扱えるように設計されている。
  • 広角・中距離の3D監視
    視野角約70°最大射程約50mの検出性能を実現。
    広域をカバーしながら設置台数を削減でき、遠距離監視にも対応する。
  • 警報・通知の仕組み
    危険エリアへの接近を検知すると、現場内の警報デバイスと連携して即時通知。
    通信方式や構成は柔軟に選択できるため、電源・通信条件の異なる現場でも同一システムで運用できる。
    警報履歴は自動的に蓄積され、管理・検証にも活用可能である。
  • 危険エリアの可視化機能
    設定した範囲を立体的に把握できるため、橋桁下や高圧線下などのリスク環境を関係者間で共有できる。
    安全会議や技術提案書への添付資料としても有効。

 
 
 
■問い合わせ先
株式会社Momo
https://momo-ltd.com/



TOPPAN、スマート点検支援サービス「e-Platch™」のラインアップに、常時監視機能による騒音検知センサーを追加

 分類: その他

TOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:大矢 諭)は、TOPPANグループが提供するスマート点検支援サービス「e-Platch™」に新機能として、騒音や異常音発生時にアラートの即時発報が可能となる騒音検知センサーを追加した。
2025年11月初旬より提供開始、2026年1月より製造業界、建設業界などを中心に量産を開始する。
 

 
■騒音検知センサーの特長
本騒音検知センサーは、一定以上の音量が検知された場合の即時発報および毎時間での音量の監視が可能である。
工場などの施設が騒音を発している場合、近隣住民からの苦情や自治体からの改善要請、従業員の騒音性難聴などの騒音障害が引き起こされるリスクがある。
 
本騒音検知センサーでは1回/時間の定期的な周波数帯ごとの発生音量の記録に加え、毎分発生音を計測するため、一定以上の音量が検知された場合には即時アラートを発報し、工場の設備稼働状況の監視や騒音対策に活用することも可能となる。
また、機器にはSDカードが内蔵されており、毎分の音声データが記録されている(.wav形式)。
より詳細な情報が必要な場合は、機器からSDカードを取り出して、毎分計測の音を確認することも可能。
 
さらに、狭帯域通信であるZETA通信を備えており、有線ネットワークの敷設が難しい排水処理場などの設備や、配電盤の中などの一般的には電波が届きにくい場所においても、死角のない安定した通信を可能にし、地下やクリーンルーム内などあらゆるポイントにおいて騒音の遠隔監視を手軽に実現する。
 
 
 
■問い合わせ先
TOPPAN株式会社
https://www.holdings.toppan.com/ja/



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