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土木・建築を中心とした建設ソフトウェアやハードウェアなど、建設ITに役立つ新製品・新サービス等を紹介します。

ウレアウレタン樹脂系抗菌クリアトップコート「ジョリエース JU-VT」

2022年9月14日 分類: 共通資材・工法

アイカ工業株式会社(代表取締役:海老原健治、本社:名古屋市中村区)は、既存の塗り床に上塗りすることで抗菌性能を付加できるウレアウレタン樹脂系抗菌クリアトップコート「ジョリエース JU-VT」を発売した。
 

「ジョリエース JU-VT」施工イメージ
 
■開発の背景
2021年6月1日から原則として全ての食品等事業者に対し、HACCP(ハサップ)※1に沿った衛生管理への取り組みが義務化されたことにより、衛生意識が高まっている。
 
アイカ工業では、2021年11月に抗菌SIAAマーク※2を取得した硬質ウレタン樹脂系塗り床材「ファブリカ 抗菌 流しのべ工法」を発売しており、食品工場やドライ厨房向け塗り床材として販売してきたが、既存の塗り床に対しても抗菌性能に対するニーズが高く、簡単に性能を追加できる製品が求められていた。
 
そこで、既存塗膜の上に重ね塗りすることで抗菌性能を付加できるウレアウレタン樹脂系抗菌クリアトップコート「ジョリエースJU-VT」を開発した。
既存塗膜の撤去は不要で、簡易研磨のみで施工可能。
 
また、ファブリカ 抗菌 流しのべ工法と同様に抗菌SIAAマークを取得している。
衛生管理に寄与する改修用塗り床材として、食品工場やドライ厨房向けに提案し拡販を図る。
 
※1 危険度分析による、国際的な食品衛生管理手法。
Hazard Analysis and Critical Control Point(危害要因分析と重要管理点)の頭文字からなり、食品等の事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因を把握した上で、原材料の入荷から製品の流通・販売に至る全工程でそれらの危害要因を除去または低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保することを目的としている。
 
※2 SIAAは、抗菌製品技術協議会の略称。
適正で安心できる抗菌・防カビ加工製品の普及を目的とし、抗菌剤・防カビ剤および抗菌・防カビ加工製品のメーカー、抗菌試験機関が集まってできた団体。
抗菌・防カビ・抗ウイルス加工製品に求められる品質や安全性に関するルールを整備し、かつそのルールに適合した製品に、安心のシンボルとしてSIAAマークの表示を認めている。
 
■「ジョリエースJU-VT」の特長
・抗菌性能を有し、SIAAマークを取得
細菌の繁殖を抑制し、清潔感の維持に貢献する。
SIAAの安全性基準に適合していて、抗菌SIAAマークを取得している。
 
・簡単に改修可能
既存塗膜を撤去せず、簡易研磨のみで施工可能。
*適用下地はエポキシ、硬質ウレタン、水性硬質ウレタン。
下地の状況によりプライマーの使用を推奨している。
 
・耐久性に優れる
食品工場やドライ厨房等の床に必要な耐久性を有している。
 
■問い合わせ先
アイカ工業株式会社
https://www.aica.co.jp/



低炭素型PCa製品の標準化およびエコリーフ環境ラベルの取得

2022年7月21日 分類: 共通資材・工法

株式会社安藤・間(本社:東京都港区、代表取締役:福富 正人)と安藤ハザマ興業株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:田渕 勝彦、以下、「安藤ハザマ興業」)は共同で、安藤ハザマ興業が千葉工場で製造する普通強度領域(~60N/mm2)の建築部材を対象としたプレキャストコンクリート製品(以下、PCa製品)に低炭素コンクリートを採用した低炭素型プレキャストコンクリート製品(以下、低炭素型PCa製品)を標準的に供給できる体制を確立した。
 
低炭素型PCa製品の標準化およびエコリーフ環境ラベルの取得
 
通常のPCa製品と同じ製造サイクルで強度や耐久性などの要求性能を確保しつつ、部材や位置の制限なく建築構造物へ適用が可能である。
さらに、開発した低炭素型PCa製品の5製品(※1)の製造を対象にライフサイクルアセスメント(以下、LCA)(※2)を実施し、製品の環境情報を客観的に「見える化」できるエコリーフ環境ラベル(以下、エコリーフ)(※3)を取得した。
低炭素型PCa製品の標準化およびPCa製品のエコリーフの取得は、国内で初めて(※4)となる。
 
これらにより、お客さまは通常のPCa製品と同等のコスト・品質で、セメント由来のCO2排出量を約20%削減した低炭素型PCa製品の選択が可能、環境配慮型社会の実現にも貢献できる。
 
 
■開発の背景
環境配慮型社会の実現が求められる中、安藤ハザマでは、セメント材料に由来するCO2排出量の削減を目的とした現場打ち低炭素コンクリートの技術を開発している(※5)また、環境影響を評価し、負荷削減策を計画・実行するために、建築物にLCAを実施し、CO2排出量の定量評価を行うなどの取り組みを重ねてきた(※6)。
今回、現場打ち低炭素コンクリートの技術を生産性向上・工期短縮が図れるPCa製品に適用し、低炭素型PCa製品のメニューを整えた。さらに、低炭素型PCa製品を製造するプロセスで排出される、CO2をはじめとする環境負荷を定量に評価する手法を確立した。
 
 
■技術の特長
・普通セメントの20%を高炉スラグ微粉末(※7)で置換することで、材料由来のCO2排出量を約20%削減できる。・通常のPCa製品と同じ製造サイクルやコストで、同等以上の強度と耐久性を有している。
・部材や位置の制限なく、建築構造物へ適用可能。
・第三者認証制度であるエコリーフを取得することで、客観的で信頼性の高い環境情報を「見える化」することを実現した。
・エコリーフが付与された低炭素型PCa製品を適用した建築物は、LEED認証(注8)の加点対象となる。
 
※1 5製品
設計基準強度Fc=36、42、48、54、60N/mm2の5製品
 
※2 ライフサイクルアセスメント(LCA)
製品・サービスがライフサイクル全体(資源採取-原料生産-製品生産-流通・消費-廃棄・リサイクル)または、その特定段階で与える環境負荷を定量的に評価する手法。
 
※3 エコリーフ環境ラベル
一般社団法人サステナブル経営推進(SuMPO)が運営する環境情報開示方法の仕組み。国際規格「ISO 14025 タイプIII環境宣言(EPD:Environmental Product Declaration)」に準拠した環境ラベルで、企業の製品やサービスの環境情報を定量的に評価するための客観的な根拠として活用されている。
今回の登録番号:JR-BH-22002E~JR-BH-22006E
 
※4 2022年4月12日時点。安藤ハザマ調べ。
 
※5 技術・ソリューション 低炭素コンクリート
https://www.ad-hzm.co.jp/solution/energy_saving/detail_01/
 
※6 技術・ソリューション CFP(カーボンフットプリント)
https://www.ad-hzm.co.jp/solution/energy_saving/detail_05/
 
※7 高炉スラグ微粉末
製鉄所の高炉における製鉄の際に副生されるスラグを微粉砕したもので、水硬性を有する。
 
※8 LEED認証
米国グリーンビルディング協会が開発および運営を行っている建物・敷地利用についての国際的な環境性能評価システム。Leadership in Energy & EnvironmentalDesign(省エネと環境に配慮した建物・敷地利用を先導するシステム)の略。
 
 
■問い合わせ先
株式会社安藤・間
https://www.ad-hzm.co.jp/



耐熱人工芝 「メモリーターフ ヒート」

2022年4月21日 分類: 共通資材・工法

業界初の新機能で反射熱による被害をなくす耐熱性人工芝。
遮熱・断熱効果が高い窓ガラスによる太陽光の反射熱で悪条件が揃うと、人工芝が縮んで茶色くなってしまう現象へ対応するため開発されたものである。
 
03ユニオンビズB
人工芝が縮むイメージ図
 
 
■製品の特長
 
1.反射熱などの高熱に耐える
一般的な人工芝の耐熱温度が80℃前後であるのに対し、本製品では独自の加工技術により素材の耐熱温度を120℃まで上げることに成功。
窓ガラス等の反射熱などの過酷な環境でも耐えることができる。
 
03ユニオンビズA
 
2.紫外線による劣化を抑制
酸化防止剤を添加しているため、経年劣化を抑制する。
 
3.遮熱効果がアップ
スプリット加工によって熱を和らげ、温度上昇を軽減する。
 
4.踏んでもすぐに元通りに
芝糸は、V字型のストレート糸にさらに芯を入れることによって起立性が高くなっており、踏み潰してもすぐに元に戻る。
また、人工芝特有のビニールの不自然な光の反射を抑制する。
 
03ユニオンビズC
踏んでもすぐに元通りになる芝糸の形状
 
5.各種試験での性能確認
紫外線耐久性、帯電性、防炎性、抗菌性、耐摩耗性等について試験を
行い、性能が確認されている。
 
 
■お問い合わせ
ユニオンビズ株式会社
https://www.memory-turf.com



プラットフォームサービス「CER Space」を機能強化

2022年3月7日 分類: 共通資材・工法

株式会社日立ケーイーシステムズ(本社:千葉県習志野市 取締役社長:千葉 宏)は、建設現場で使用する機材のレンタル業務をレンタルユーザーとレンタル会社をWeb上で「簡単に」「効率よく」つなげる、プラットフォームサービス「CER Space」の機能を強化した。
 
プラットフォームサービス「CER Space」を機能強化
 
■建設現場における機材レンタル業務を最適化
「CER Space」は、ブラウザ環境下で、機材見積から手配までを一つの流れで同時に複数社に対して行えるため、業務効率の向上、エビデンスの確保、取引のなかったユーザーから見積依頼を受ける機会を増やすことが可能である。
今回の機能強化で、使い勝手やセキュリティレベルの向上、外部ファイル連携などレンタルユーザー・レンタル会社のDX(デジタルトランスフォーメーション)連携などが実現できるようになった。
 
■CERの機能と期待される効果
・承認手続機能の強化によるコンプライアンスの向上
・外部ファイル取込による入力効率の向上
 
■「CER Space」機能一覧機能一覧
 
機能一覧
 
 
■問い合わせ先
株式会社日立ケーイーシステムズ
https://www.hke.jp



さびの進行を強力に防ぐ水性塗料「セレクトコート さびチェンジ.」

2022年3月4日 分類: 共通資材・工法

株式会社アークノハラ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 力)は、アルファペイント株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:塙 泉)の、さびの進行を強力に防ぐ水性塗料「セレクトコート さびチェンジ.」を2022年3月1日から全国で発売した。
 
水性のさび転換剤「セレクトコート さびチェンジ.」の取り扱いを開始
 
■「セレクトコート さびチェンジ.」とは
鉄の酸化によって腐食を引き起こす「赤さび」を、良性のさび「黒さび」に転換して、さびの進行を防ぐ水性塗料である。
塗布するだけの簡単施工でさびと強固に密着し、強力な防錆効果を発揮。
また水性塗料は油性塗料よりも環境・人体にも優しいと言われていることもあり、持続可能な「インフラの維持管理」に資するとも考えられる。
 
 
■商品の特徴
 
1.さびを安定な黒さびにし、強力な防錆力を発揮
「さびチェンジ.」「赤さび」に反応し「黒さび」に転換して、さびの進行を防ぐことができる。
 
2.さび取り手間削減、作業効率UP
油性塗料などの従来品は、塗布する前に大掛かりなケレン作業(1種ケレン)が必要であった。
しかし「さびチェンジ.」は、赤さびに強固に密着し黒さびに転換させるため、塗布前作業は浮さびを除去するだけ(4種ケレン)。
作業効率を上げることにも一役買うことができる。
 
3.水性のため塗りやすく、鉄面が湿っていても塗装可能
一般的に油性塗料の場合、湿った面では使用不可であり、塗布面の乾燥時間が必要になる。
しかし「さびチェンジ.」は水性塗料のため、湿っている面での使用が可能。
そうすることで、乾燥時間を大幅に短縮することができる。
 
4.環境、人体の安全性にも配慮
有機溶剤を含まない水性塗料のため、油性塗料に比べ、環境にも優しく人体にも安全。
トンネル内など、空気がこもりがちな空間での施工でも安全である。
 
5.「セレクトコート パワフルガード」との併用で塩害にも効果を発揮
「さびチェンジ.」に、密着性に優れる「パワフルガード」を併用することで、塩水噴霧試験(JIS K 5600-7-1)に5,000時間を合格。
沿岸部など、腐食性の高い環境下にある施設に対しても長期防錆効果を発揮する。
 
 
■製品バリエーション
 
製品バリエーション
 
 
■問い合わせ先
株式会社アークノハラ
https://arc-nohara.co.jp/



吸音タイプ 騒音対策シート 「エコーバリアH10」

2022年2月22日 分類: 共通資材・工法

吸音材を内蔵し、「遮音+吸音」で防音する仕組みを採用した騒音対策シート。
 
エコーバリアH10
 
内蔵された吸音材で騒音エネルギーを熱エネルギーに変換し、騒音の反射および透過を低減させる構造で、最大約43dBの騒音低減が可能。
シート状で丸めて持ち運ぶことができ、製品重量も6.1kgと非常に軽いため、現場での施工性にも優れている。
 
NETIS登録番号HK-210009-A。
 
 
■お問い合わせ
株式会社タカミヤ
https://www.takamiya.co.jp/



アルミ合金製渡し板 「日軽連結式ロード マット」

2021年11月25日 分類: 共通資材・工法

軽量・堅牢・コンパクトな高強度アルミ合金製の仮設渡し板。
 
日軽連結式ロード マット
 
従来の敷鉄板と比べコンパクトなため、人力で速やかに設置や撤去が行える。
製品の裏面に開削部からのずれ止め防止アングル、表面に滑り止めリブを備えており、安全性の向上が図れるほか、製品全体がメタルカラーで遠くからでも視認でき、運転者の安全運行にも寄与する。
 
NETIS登録番号KT-210056-A。
 
 
■お問い合わせ
日軽金アクト株式会社
https://group.nikkeikin.co.jp/act/



従来比約40%の軽量化を実現した軽量セルフレベリング材「ABCライトフロー」

2021年11月24日 分類: 共通資材・工法

株式会社エービーシー商会(本社:東京都千代田区、社長:佐村 健)は、軽量セルフレベリング材「ABCライトフロー」の発売を開始した。
 
従来比約40%の軽量化を実現した新しいカタチの軽量セルフレベリング材を発売
 
「ABCライトフロー」は、老朽化した改修現場などでの躯体への重量負担低減を目的として開発された軽量セルフレベリング材である。
従来品と比べ、約40%の軽量化を実現。
梱包も15kg/袋と従来品に比べ軽量のため、材料の持ち運びも非常に容易になった。
 
上水道水で混練するだけで施工が可能なプレミックスタイプで、長尺シートやタイルなどの張物下地として歩行および台車程度の使用が可能。
また、速硬性があり、施工後約10時間で軽歩行、約24時間で張物施工が可能となるため、改修に最適である。
 
 
■商品詳細
 
・標準施工厚:10~50mm
 
・材料設計価格(税別)
ABCライトフロー 15kg:8,800円/袋
ABCライトフロープライマー 4kg:8,000円/缶
ABCライトフロープライマー 18kg:25,000円/缶
 
・施工可能面積
ABCライトフロー 15kg:1.4~1.6m2(10mm厚)
ABCライトフロープライマー 4kg:16~26m2
ABCライトフロープライマー 18kg:72~120m2
 
■塗り延ばしの様子
 
塗り延ばしの様子
 
 
■問い合わせ先
株式会社 エービーシー商会
https://www.abc-t.co.jp/



塩害対策用高遮断形下塗塗料 「タイエンダー下塗」

2021年10月12日 分類: 共通資材・工法

鋼構造物の下塗塗装に用いる塗料で、塩害環境下においても外部からの腐食因子(塩分、水、酸素)を遮断し、極めて優れた耐久性を示す塗膜を形成する高遮断形下塗塗料。
 
タイエンダー下塗
 
屋外鋼構造物全般の新設・塗替塗装(橋梁上部工、プラント鋼製タンク、建築物鋼製部材、配電盤BOX等)に適用できる。
従来と比較して耐塩害性・環境遮断性に優れるため、塩害環境下での耐久性が向上し、ライフサイクルコストの低減が図れる。
低温乾燥性を向上させて-5℃環境においても施工を可能としたため、寒冷地(低温時)での塗装が可能となる。
非鉄金属にも適用でき、厚膜塗装が行えるため、2回塗り工程を1回にすることが可能となり、工期の短縮が図れる。
 
NETIS登録番号CG-210013-A。
 
 
■お問い合わせ
大日本塗料株式会社
https://www.dnt.co.jp/



出来形確認標尺指示具 (a-slide)「みえる君」

 分類: 共通資材・工法

標尺ロッドとアクリル板指示具(a-slide)を組み合わせた検測。
 
みえる君
 
標尺指示具を透明アクリル板にしたことで視認性が向上した。
標尺指示具背面のゴムで標尺ロッドに固定およびスライドを可能にしたことで手元作業員が不要となり、写真撮影時の省人化、省力化に寄与する。
標尺指示具を小型軽量化したことにより、持ち運びも容易になっている。
 
NETIS登録番号QS-210011-A。
 
 
■お問い合わせ
旭建設株式会社
https://www.construction.co.jp/



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