株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長 CEO:江藤 隆志)は、油圧ショベル用の次世代ICT建機システム「MC-Maxショベル」を発売した。
■主な特長
- 施工履歴データの収集・記録
バケットの刃先位置を正確に計測し、施工履歴データとして記録。
このデータを施工管理に活用することで、従来の手作業による出来形検査を省略できる。
さらに、複数の建機からの施工履歴データを集約すれば、施工管理のリアルタイム化、高精度化やリモートでの管理が可能となり、建設現場の生産性向上や省人化に貢献する。
- チルトローテータを自動制御
バケットを傾斜・回転させるチルトローテータの自動制御機能を搭載。
これにより、建機の移動回数や移動距離を削減するだけでなく、複雑な地形や法面の整形、狭小スペースでの高精度施工が可能になる。
また、操作の自動化により、オペレーターの負担を軽減し、作業効率を向上させるとともに、オペレーターの技量に左右されない安定した施工品質を実現する。
- 操作性の良い新型ディスプレーGX-90
「MC-Maxショベル」には、10.1インチと大型のディスプレー「GX-90」を採用。
マルチタッチ対応により、拡大・縮小などの直感的な操作が可能。
高い視認性と優れた操作性により、作業効率の向上をサポートする。
- “LongLink”を利用したRTKによる施工
「MC-Maxショベル」には、通信範囲が半径約300mの長距離Bluetooth通信 “LongLink” を搭載。
施工現場に“LongLink”対応のGNSS受信機を基準局として設置することで、無線登録が不要でランニングコストのかからないマシンガイダンス/マシンコントロール施工が可能。
1つの基準局から3台の「MC-Maxショベル」をコントロールでき、効率的かつ高精度な施工を低コストで実現する。
■問い合わせ先
株式会社トプコン
https://www.topcon.co.jp/