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グラフィソフト、BIMソフトウエアの最新版「Archicad 28」日本語版をリリース

2024年10月3日 分類: CAD、BIM・CIM

グラフィソフトジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長トロム ペーテル)は、BIMソフトウエアソリューションの最新版である「Archicad 28」日本語版を10月3日(CET/中央ヨーロッパ時間)にリリースした。
 
Archicad28
 
■概要
最新バージョンArchicad 28は、AIなどの最先端テクノロジーを取り入れ、これまで以上にBIMの可能性が拡充されている。
10月18日(金)には、Archicad 28発表会をかねたオンラインイベント、Building Together Japan 2024 を開催。
Archicad 28の国内初となるデモンストレーション、グラフィソフト社からの最新情報、Archicadユーザーによる講演や対談など、多様なセッションが行われる。
 
Building Together Japan 2024 申し込みサイト
https://building-together-jp.com/
 
 

■主な新機能

【スマート・デザイン】
合理化された設計ワークフロー、持続可能なツール、AI、クラウドベースの革新的なテクノロジーにより、スマートデザインワークフローを提供し設計者の能力を向上させる。
 
・キーノート
新しいキーノート機能により、図面がより鮮明で読みやすく、一貫性が高くなってより優れたドキュメントを作成できる。
データベースを基にして、要素に配置された情報はレイアウトに凡例として表示することができるため、必要な情報を管理しやすくなった。
 
・距離ガイドの改善
昨年、試験機能として導入した距離ガイドはユーザーのフィードバックを基に大幅に機能改善/拡張して標準搭載となった。
平面図上でモデルを素早く、より快適に配置することができる。
距離ガイドを使用することで、要素間を寸法数値で配置することが可能となった。
 
・AI Visualizer
AIビジュアライザーは設計フローの初期段階から、高品質な写真のような画像や芸術的なスケッチを生成できる。
必要となるものは、シンプルな3Dコンセプトとデザインのアイディアを生み出すためのいくつかの言葉のみ。
クラウドレンダリングにより、高いPCスペックも不要。
 
 
【シームレス・コラボレーション】
Archicadと統合されたMEPツール、更新されたOpen BIMワークフロー、BIMcloudとBIMxの機能改善により、コラボレーションプラットフォーム全体を強化しシームレスなコラボレーションを提供する。
 
・MEP Designer
設備設計者の為のMEP Designer機能を実装。
MEP DesignerはMEPの設計と編集を自動化し簡素化する専用ツールとオブジェクトを備えており、習得も簡単。新たな機能として設計の初期段階から、計画された換気システムの計算や、サイズ変更などを行うことが可能になり、エネルギーコストを抑えることができるようになった。
 
・BCF3.0(BIM Collaboration Format)
IFCファイルに加え、最新のBIMコラボレーションフォーマット3.0にも対応してオープンスタンダードとフォーマットでコミュニケーションをサポートする。
 
・IDSファイルの標準対応
buildingSMART IDS(Information Delivery Specification)をインポートすることが可能となった。
これにより、プロジェクトで必要となる情報要件をArchicadのプロパティや分類へ取り込むことができ、情報要件を満たした設計を行うことが可能となる。
 
 
【スムーズ・ユーザーエクスペリエンス】
ユーザー・エクスペリエンスの最適化を実現。初めてArchicadを使う瞬間から、移行ソリューションまでスムーズなユーザー体験を提供することができる。
 
・新しいホーム画面
新しいホーム画面から、Archicadの最新情報を入手できる。
最近使用したプロジェクトやサンプルプロジェクト、BIM習得の為のBIM Classesコース、最新ニュースなど全ての情報がホーム画面に集約されている。
 
・Archicadオンボーディングの向上
初心者でも新しいインタラクティブなツールチップとツールヒントにより、すぐに効率よく使い始めることができる。
各ツールの概要を短いビデオで確認し、ツールボックスやモデリングの基本オプション、ナビゲーションを効率的に学習できる。
 
・グローバルライブラリ
ライブラリーパッケージは、グローバルなコラボレーションをサポート。
グローバルライブラリのコンテンツは全ての言語で利用可能。
また、ライブラリーパッケージを使うことで、全てのライブラリを新しいバージョンのプロジェクトにシームレスに移行できる。
 
 
【確認申請の対応】
2026年春から本格的にBIM図面審査の導入が予定されている。
ArchicadのBIMデータにより、審査プロセスが迅速化され、申請者と審査者の負担が軽減される。
またBIM図面審査に対応した新しいツールにより設計の整合性や詳細度が向上し、建築物の品質が高まる。
 
・敷地マネージャー(※試験機能としてリリース:2024Q4)
敷地に関する情報の管理作成および面積集計を行えるツール。
日本仕様の敷地図面化、確認申請書に必要な情報の入力や管理、建ぺい率および容積率の許容の計算、表形式による建築面積および延べ床面積の集計表表示が可能。
 
・平均地盤面ツールの改善
平均地盤面ツールをさらに使いやすく、情報を活用できるように改善を行いました。
平均地盤面の基準レベル連動/プロジェクト情報との連動/立断面に地盤面ラインを自動生成
 
・北側斜線オブジェクトの改良
北側斜線オブジェクトに、高度地区に対応できる機能を追加した。
 
 
 
■問い合わせ先
グラフィソフトジャパン株式会社
https://graphisoft.com/jp

最終更新日:2024-10-01



 


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