建設ITガイド

トップ >> 新製品ニュース >> 鹿島建設、CO2吸収コンクリートに新たなグレードを設定し、大型PCa製品を開発 新製品ニュース

土木・建築を中心とした建設ソフトウェアやハードウェアなど、建設ITに役立つ新製品・新サービス等を紹介します。

鹿島建設、CO2吸収コンクリートに新たなグレードを設定し、大型PCa製品を開発

2024年5月15日 分類: 土木資材・工法

鹿島建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:天野 裕正)は、製造時にCO2を吸収して固まることで、CO2排出量をゼロ以下にできるカーボンネガティブコンクリート「CO2-SUICOM(シーオーツースイコム)」にグレードを設定。
 
コンクリート1m3当たりのCO2吸収・固定量が100kg以上となる従来のカーボンネガティブ型を「CO2-SUICOM(P)」とし、100kg未満となるカーボン低減型を「CO2-SUICOM(E)」とした。
「CO2-SUICOM(E)」を設定したことで製品種類を拡充し、大型プレキャスト(PCa)コンクリート製品(大型ブロック擁壁)を開発した。
 

 
CO2-SUICOMの概要
「CO2-SUICOM」は、コンクリートの主原料となるセメントの半分以上を特殊な混和材「γ-C2S」(ガンマシーツーエス)と産業副産物に置き換えることで、セメント製造時に排出されるCO2を削減する。
さらにコンクリートの製造段階で強制的にCO2を供給する[炭酸化養生]※1を行うことで、コンクリートが固まる過程でγ-C2Sが大量のCO2の吸収・固定を行う。
※1:CO2を封入した槽内でコンクリートを養生し、安定した環境でCO2を吸収・固定させる方法
 
 
 
問い合わせ先
鹿島建設株式会社
https://www.kajima.co.jp/

最終更新日:2024-05-15



 


  掲載をご希望の方へ


  土木・建築資材・工法カタログ請求サイト

  けんせつPlaza

  積算資料ポケット版WEB

  BookけんせつPlaza

  建設マネジメント技術

  一般財団法人 経済調査会