株式会社スカイマティクス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:渡邉 善太郎)は、2022年11月に全国の建設業に携わる1,093名に建設DXに関するアンケート調査を行った。 今回、建設ICTツールの導入状況、導入の成果や、普及に向けた課題などの状況をとりまとめ、調査結果の第1弾として発表した。 ■調査概要 調査実施日:2022年11月21日~28日 回答者:インテージ法人パネル「建築・土木系 技術職種」およびインテージ一般モニターに登録されている全国計20,000人にスクリーニング調査を行い、勤務先が測量に携わる会社に勤務している会社役員・管理職・一般職であり、かつ「測量」「ICT機器・ソフトの選定」「管理職の業務」のいずれかに携わっている人を抽出。1,039人が回答した。 ■主なポイント 1.建設ICTツールの導入状況 導入率が高いのは「3D CAD等」40.0%、「ドローン」38.4%。 ドローンで取得した地形データを3D CAD等で用いるケースが多いと想定される。 小規模企業で建設ICTツールの導入率が低い。 2.生産性向上への寄与度が大きい建設ICTツール 最も生産性向上の寄与度が大きいのは「ドローン」23.2%、次いで「3D CAD等」20.9%。 ドローンで取得した地形データを3D CAD等で活用することで生産性を向上させたケースが多いと考えられる。 3.建設ICTツール導入の成果 「工数削減」が41.2%、「コスト削減」26.1%という費用に関する成果の他に、「情報共有」が33.2%、「安全性向上」25.8%など、数字だけでは得られにくい効果も実感されている。 4.建設ICTツール普及に必要な業界の取り組み、「使いこなせるまでサポート」や「事例共有」 情報システム部や担当者など支援体制がある割合は、大規模企業は79.6%、小規模企業は17.8%。 導入支援体制がないことが、小規模企業の建設ICTツール普及のネックになっていると考えられる。 5.2023年からBIM/CIMに「対応できる」割合 「対応できる」と回答したのは全体で16.2%。大規模企業が30.1%、小規模企業は3.9%。 特に小規模企業の対応の遅れが目立っている。 ■問い合わせ先 株式会社スカイマティクス https://skymatix.co.jp/
最終更新日:2023-01-19
掲載をご希望の方へ
土木・建築資材・工法カタログ請求サイト
けんせつPlaza
積算資料ポケット版WEB
BookけんせつPlaza
建設マネジメント技術
一般財団法人 経済調査会