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2015年4月27日
概要①作業効率をアップさせる使いやすい画面構成。 みつもりランド8標準価格(税別):98,000円 建設ITガイド 2015 積算資料単価データベース他提携ソフト ![]() |
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概要「見積工助」は、20年以上の実績を持つ給排水衛生・空調・電気設備向けの見積積算システム。 見積工助標準価格(税別):42,000円~(1年間の使用料) 建設ITガイド 2015 積算資料単価データベース他提携ソフト ![]() |
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概要積算本来の目的である積上げ処理における高い操作性、高速性はもちろんのこと、工事価格シミュレーション、実行単価算出、 土木積算システム TechnosV2標準価格(税別):オープン 建設ITガイド 2015 積算資料単価データベース他提携ソフト ![]() |
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株式会社 大本組
浅賀 泰夫
iPadでCADデータを扱う現場や発注者事務所などで打合せを行っていると、現場における平面的な距離を知りたい時がある。 当現場ではインテリジャパン社製のフリーアプリ「IJCAD」を使用している。 当社ではAutoCADが標準ソフトとして配布されているが、この「IJCAD」はAutoCADファイルと完全互換なので、 開くことも編集後に保存することもできる。 もちろんオートデスク社からもiPad用のアプリが用意されているが、アプリを比較し、動作と使用感から、導入アプリを決定した。 「IJCAD」でファイルを開く場合、残念ながら直接現場事務所のサーバーを見に行くことができないため、 前述したサーバーアクセスアプリを経由してファイルをダウンロードしてから「IJCAD」に受け渡して開いている。 一度開いたファイルはiPad本体に保存することも可能だ。 iPad用アプリでは、寸法採りはもちろん、簡易な編集機能も備えているうえ、3Dにも対応している。 3Dモデルを「Google Earth」に表示して、完成形をイメージ最近は、3Dモデルを作成している現場も増えていることだろう。 また、地図上にモデルを配置することで、よりリアルな完成形を確認することが可能だ。 現場が地盤情報の少ない地方なこともあり、今回はGoogle社から無料で提供されている「Google Earth」を使用して、 モデルを配置してみた(図-7)。 既設の構造物(当現場では既設高速道路)との離隔が少ないことが一目で分かり、 施工ヤードを考えると、さまざまな問題点が見えてくる。 複数の人で問題点を話し合うときも、同じイメージで話をすることができ、 他人が取り上げた問題点もモデルと合わせると共通認識を時間かけずに持つことができる。 さらに、自分のいるところからの完成イメージを表示することが可能なため、AR(拡張現実)的な使い方をすることもできる(図-8)。 「Google Earth」では、ARの機能がないため、手動での表示設定が必要だが、 AR機能を備えたアプリであれば、iPadのカメラで映し出された現実の映像の上に3Dモデルが重なり、 iPadの移動や向ける方向によって、完成イメージをよりリアルに確認することができる。 初めて現場を見る人には、図面などの設計図書を見ることなく、現場のイメージを瞬時に確認することができる。 もちろん新規入場者教育資料としても有効だ。 キーボードを利用して、その場で議事録を作成iPadのスクリーンキーボードで文字を素早く入力するには限界があるが、外付けキーボードを使用することにより、 外付けキーボードには、私が購入したはめ込み式のスタンドの他、 スタンドが別になっているタイプなどさまざまなスタイルが販売されている。 本体とはBluetoothで接続され、バッテリーが内蔵されているタイプがほとんどなため、 接続ケーブルや電源コードなどが必要になることはない。 キーボードのバッテリーもmicroUSBケーブルで充電できるタイプが多く、 使用状況にもよるが、数日間の使用にも耐えられる。 さらに、iOS8 からは、別の日本語変換アプリを組み込むことが可能となったため、 日本語変換で有名なATOKを導入することにより、ストレスのない日本語入力が可能となった。 現場で使いやすいスタイル 今までアプリの話をしてきたが、過酷な建設現場で使用するには、やはりカバーの利用が不可欠だろう。 iPad用のカバーも無数に登場しているが、現場に出て何度も使うことがあるなら、太めの肩ひもがついて、 背中に回せられるタイプが便利だ。 使用するときに背中から回して、そのまま開くことができる。 ここでは、大成建設が開発した「Field Pad オリジナルiPadケース」を写真に挙げているが、 同様な対応は他社からも発売されているので、好みに合ったものを選ぶとよい(図-11)。 5,000円程度から1万円ちょっとといったところが相場となっている。 他では、LIFEPROOF社の「iPad Air frēCase」を使用している。 このタイプは、ガラス面にビニールシートが来ないため、閲覧性や操作性に優れている。 ガラス面の脇に密着することで防水性を保っているため、ガラス保護シートを貼り付けると、防水性に問題が生じる(図-12)。 現場でも使用するが、現場事務所や発注者事務所などでの利用が多い場合は、Apple社純正のカバーなどスマートなものでもよい。 私の場合、防水のワンショルダーバッグにiPadをしまい、必要な時にだけ取り出して使用している(図-13)。 現場での使用頻度を見ながらケースを変えていこうと思っている。 現場での操作にはタッチペンがあると意外と便利に利用できる。 最近ではスマートデバイスを操作することができる手袋や軍手が登場しているが、 タッチペンを使用した方が確実な操作を行うことができる。 タッチペンにもさまざまなものが登場しているが、大事に使うことができるなら、3000円から1万円弱と少し高価だが、 静電発生機能付きのタイプが、ペン先が細く、軽いタッチで操作することができるので、おすすめだ。 最後に土木現場の場合、建築現場のように同じスタイルでの作業ステップが少ないため、 建設ITガイド 2015 特集3「建設ITの最新動向」 ![]() |
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株式会社 大本組
浅賀 泰夫
昨年度、遅ればせながら当社でもスマートデバイスの導入について、検討が始まり、下準備が進められてきた。 そして今年度に入り、ソフトバンクとauの「iPad Air」および「iPad mini」の導入が始まり、 管理部門と施工現場での実証実験がスタートしたところである。 今回はその中でも、日本では業界的にも導入が遅れている土木施工現場でのiPad活用事例を含めて紹介する。 セキュリティについてまずは、どうしてもこのセキュリティから解決しなければならないのだが、すでに導入している各社の事例を調査し、 社内ツールの利用まずは社内ツールの利用だが、現在iPadから社内ツールへのアクセスは、標準のブラウザーアプリ「Safari」を利用している。 意外と活用シーンのあるGoogleのストリートビュー一般的なアプリとして認識度の高いGoogle社の「Google Maps」、これが意外と便利に使うことができる。 社外クラウドを利用せず現場サーバーに直接アクセス、直接アップロードも当社の現場では、回線スピードの影響もあり、各現場にそれぞれNASなどのデータサーバーを設置しているケースが多いため、 サーバーへのアクセスに利用しているアプリは、Steven Zhang社の「FileExplorer(500円)」を使用しているが、 SMBでの接続が可能であれば構わないので、対応したアプリは多い。 ファイル閲覧アプリと手書き編集アプリ前述した「FileExplore」でもひと通りのファイルの閲覧が可能だが、Good.iWare Ltd.社の「Good Reader(500円)」を導入し、 同期機能(Sync機能)を応用すれば、施工中の各種検査時の帳簿にも役立たせることができる。 現場の日常検査で必要な書類をPDFで作成しておけば、現場で直接手書きにて書き込み、帳簿を完成させることもできる。 後で述べるタッチペンを活用すると文字も書きやすい。 手書き編集アプリとしては、Meta-Moji社の「Note」が便利に使える。 FileExploreやGoodReaderでデータサーバー上のファイルを開いてから、「Note」に受け渡して開くこともできる。 これらの手書き編集アプリを利用して、現場からの連絡メモや巡視での指摘事項に使うこともできる。 次図は、撮影した写真を貼り付け、手書きでメモ書きしたもので、作成するのに数分しかかからない。 実録!土木現場におけるタブレット活用《前編》 実録!土木現場におけるタブレット活用《後編》 【出典】 建設ITガイド 2015 特集3「建設ITの最新動向」 ![]() |
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