施工管理の残業を限りなくゼロへ 次世代の施工管理DXソリューション

概要

 
クラウドの活用がデータの“扱い方”に変化をもたらし、今後クラウドで情報共有する次世代の施工管理の仕組みが、生産性向上を目指す建設DXの切り札として期待されている。
 
国土交通省が新たに構築を目指す「ICTプラットフォーム」をご存じだろうか。
 
ICTプラットフォームとは、施工管理から納品までの一連のプロセスをオンライン化することで、建設現場の監督・検査に用いるデータを一括して取り扱うことを目的とした仕組みである。
ICTプラットフォームを、情報共有システム（ASP）やクラウドサービスなどの民間システムと行政システムの間に設けることで、受発注者間でのデジタルデータの受け渡しが可能になるだけでなく、オリジナルデータを活用するため、閲覧の利便性が向上し、さらには将来の維持管理でデータの利活用が期待できる。
要は、今後施工管理データは、オリジナルデータそのものを記録し、保管・共有する時代が到来するということである。
国土交通省は、令和６年度以降にICTプラットフォームの本格運用に向けて準備を進めており、段階的な試行と仕様検討が始まっている。

クラウドで業務効率化を実現

 
KENTEMのクラウドデキスパートは、「出来形管理クラウド」「品質管理クラウド［コンクリート］」「写管屋クラウド」の３製品で構成される次世代の施工管理システムで、 ICTプラットフォームとの連携を視野に入れ開発された製品である。
 
現場で出来形や品質の施工管理値を確認し、タブレットで入力。
ネット環境があれば、どこからでも複数人で同時に編集することも可能。
データはそのままクラウドで管理されるため、場所や人を選ばずに柔軟な働き方が実現できる。
 
「出来形管理クラウド」については、提出帳票のイメージがそのままプレビュー表示される他、電子小黒板アプリ「SiteBox」で撮影した出来形写真が測点に連携して表示されるため、帳票を閲覧しながら写真確認をすることができ、検査での高度化が期待できる。
 
さらに、「品質管理クラウド［コンクリート］」については、PDFの配合計画書をAIが内容を判別して高精度で自動読み込みするため、入力の手間を省くだけでなく、転記ミスを防ぐことができる。
 
また、温度計測器「おんどとり」（株式会社ティアンドデイ製）と連携可能で、計測結果を自動で記録できる。
 
また、施工管理業務の中で多くの時間を強いられる写真管理については、「SiteBox」で撮影した工事写真を、あらかじめ設定した写真分類に応じて振り分け「写管屋クラウド」にアップロードされる。
そのため、写真は自動で整理され、写真整理の大幅な業務時間削減が期待できる。
もちろんクラウドアプリのため複数人で同時に作業が行え、遠隔地でも作業状況がリアルタイムに確認できる。

施工管理データはクラウドで共有する時代へ

 
2024年問題の対策が急務である建設業において、生産性向上は大きな課題の一つである。
残業を限りなくゼロにするために、今後を見据えた施工管理のクラウド化。
KENTEMのクラウドデキスパートは、施工管理のクラウド化により、施工管理DXを目指す製品である。
 
「出来形管理クラウド」「品質管理クラウド［コンクリート］」「写管屋クラウド」は、それぞれ単体による契約も可能で、契約形態は各１式５ライセンスの年額制となる。
 
なお、いずれの利用もクラウドストレージサービス「KSデータバンク」の契約が必須で、使用容量10GB単位の年額制。
また、「KSデータバンク」については、人数無制限で利用可能。
 
 
 

 
出来形管理クラウド・品質管理クラウド［コンクリート］・写管屋クラウド
いずれも60,000円/年額（［５ライセンス］）
KSデータバンク6,000円/年額（10GB）
 
株式会社建設システム
Tel.0570-200-787
https://www.kentem.jp/product-service/ civil-engineering/cloud-deki/
 
動作環境　Web製品ページ参照