Matterport（マーターポート）

建設DXを支えるMatterportデジタルツイン

デジタルツインで現場の効率化を実現

Matterportは、世界中で1,360万以上の建物をデジタル化してきた革新的なデジタルツインプラットフォームである。
関係者が現場に行くことなく、同じ空間を仮想的に歩き回りながら確認や協議を行えるため、業務効率の向上と省力化を実現している。
さらに、専用ソフトウエアをインストールする必要がなく、パソコンやスマートフォンから手軽にデジタルツインを閲覧できる点も特長である。
操作は直感的で簡単なため、誰でもスムーズに扱える。
以下にMatterportの具体的な活用事例とその特長を紹介する。

現況調査・点群データ

Matterportの高速3Dスキャナーは、一周わずか20秒で高精細なパノラマ写真と点群データを同時に取得可能である。
この技術により、計測時間と現地滞在時間を大幅に削減することができる。
暗めの場所や複雑な構造物であっても、HDR機能を活用することで高精度なデータ取得が可能となっている。
これにより、調査業務の迅速化と現場記録の効率化が実現している。

出来形管理・竣工記録

寸法測定機能を活用することで、現地を訪問することなくリモートで出来形検査を行うことが可能である。
Matterportの鮮明なウォークスルー映像や俯瞰図は、従来の写真記録を超える詳細な竣工記録を提供し、施工後の確認作業や報告書作成を効率化している。
施工後の維持管理やアーカイブ用途としても適している。

関係者同士の報告・指示

Matterportプラットフォームでは、取得したデータ上にタグを付けて指示や説明を記入できる機能を備えている。
さらに、WordやPDF形式の図面や指示書を添付することで、関係者間での情報共有が円滑に行える。
直接チャット機能を活用することで、リアルタイムでの意思決定を支援し、プロジェクトの透明性と効率を向上させている。

図面化・BIMモデル作成

Matterportのデータは、3D BIMモデルや2D CAD図面の作成にも活用されている。
Autodesk Revit、Autodesk Construction Cloudとの連携が可能であり、設計から施工までのプロセスをシームレスに結び付けることができる。
この機能により、正確な設計計画と施工が可能となり、プロジェクト全体の効率が向上している。

高い操作性とコスト効率

Matterportの操作は直感的であり、特別なトレーニングを必要としない。
30分程度の説明で操作方法を習得できるため、迅速な導入が可能である。
また、１回20秒のスキャンでデータ取得が完了し、クラウド上での自動処理により数時間でデジタルツインが完成する。
さらに、Matterportは高価なレーザースキャナーと比較してもコスト効率が高く、初期投資を抑えつつ高精度なデータを取得できる点が評価されている。

サンプル建設現場のデジタルツイン

野原グループ株式会社

野原グループ株式会社は、Matterport国内販売リセラーの中で唯一、427年もの歴史を持つ建築・建設業界に精通した企業である（1598年創業）。
「CHANGE THE GAME. クリエイティブに、面白く、建設業界をアップデートしていこう」のミッションの下、変わる建設業界のフロントランナーとしてステークホルダーとともに、サプライチェーンの変革と統合を推し進めている。
専任スタッフによる充実したアフターサポートやトラブル時のサポートはもちろんのこと、これまで培ってきた建設産業での知見を元に、デジタル技術革新を先導し、ユーザーの価値創造を最大化する提案を行う。