構造BIM連携と差分更新機能の活用

図-1 「SIRBIM差分インポート」画面

SIRBIM連携 for Archicad

 
「SIRBIM 連携 for Archicad」は、GRAPHISOFT Archicadのアドオンソフトである。
 
構造BIMモデル作成ソフトの「SIRBIM」で作成した構造モデルをArchicadへ変換することができる。
構造モデルをArchicadに変換することで、Archicadで一から躯体情報を入力し、モデル化する場合と比べ、作業時間を大幅に短縮できる。
 
「SIRBIM一括インポート」では、「SIRBIM」で作成した構造BIMモデルの変換を行う。
 
「SIRBIM差分インポート」は、設計変更内容を適用した「SIRBIM」データから設計変更の差分情報のみをインポートすることができるオプション機能である。
 
「SIRBIM」では、配置部材ごとにGUIDを持つことができるため、初期変換したArchicadモデルのGUIDとひも付けることでより正確な差分更新を行うことができる。
 
「SIRBIM連携for Archicad」で変換した構造躯体情報は、意匠、設備、施工BIMモデルの元モデルとしてや躯体の建て方計画などにも有効活用することができる。

図-2 初期変換モデル（左）と差分インポート後のモデル（右）を比較したイメージ

SIRBIM連携 for Revit

 
「SIRBIM 連携for Revit」は、Autodesk Revitのアドインソフトである。
 
本ソフトでは「SIRBIM」で作成した構造モデルをRevitへ変換することができる。
構造モデルをRevitで一から躯体情報を入力し、モデル化する場合と比べ、作業時間を大幅に短縮できる。
 
「SIRBIM一括インポート」では、「SIRBIM」で作成した構造BIMモデルからRevitへの初期変換を行う。
SIRBIM連携専用テンプレートのほか、独自テンプレートをマッピングして変換で使用することができる。
 
「SIRBIM差分インポート」では、設計変更内容を適用した「SIRBIM」データから設計変更の差分情報のみをインポートすることができるオプション機能である。
 
「SIRBIM」では、配置部材ごとにGUIDを持つことができるため、初期変換したRevitモデルのGUIDとひも付けることでより正確な差分更新を行うことができる。
 
「SIRBIM連携for Revit」で変換した構造躯体情報も意匠、設備、施工BIMモデルの元モデルとして有効活用することができる。

図-3 「SIRBIM差分インポート」画面

図-4 初期変換モデル（左）と差分インポート後のモデル（右）を比較したイメージ

SIRBIM連携データの活用例

 
「SIRBIM連携」で変換したBIMモデルは、「梁貫通孔設置範囲for Archicad」「梁貫通孔設置範囲for Revit」を使用し、さらに活用することができる。
「SIRBIM連携」で変換された構造躯体情報を元に梁の貫通孔設置可能範囲および設置不可範囲を表示するソフト。
「SIRBIM連携」を使用していないモデルにも対応できるように、“プロパティ対応テーブル”を用意している。
 
各種構造躯体モデルで使用しているプロパティ情報と「SSC-梁貫通孔設置範囲」で使用している変数を対応できる。

図-5 SSC-梁貫通孔設置範囲の表示

SIRBIM連携－変換可能な部材

 
［躯体モデル］杭、基礎、柱、CFT柱、基礎柱、間柱、大梁、小梁、壁（開口含む）、RCスラブ、 Ｓブレース
 
 

SIRBIM連携－変換可能な部材属性

 
コンクリート材料（Fc）、鉄筋径・本数、鉄 筋材料、鉄筋かぶり厚、鋼材種、鉄骨柱・梁継手位置、継手プレート・ボルト（Archicadのみ）
 
 
 

 
要問い合わせ
 
株式会社ソフトウェアセンター
 
動作環境
OS　 Windows 11/10（64ビット）
メモリ　GRAPHISOFT Archicad、または、Autodesk Revitの動作環境に準じる