Archicadだけで5Dを実現

 

 
BIM積算を実現するためには「誰でも簡単・スピーディー」に3Dモデルの作成が不可欠である。
「BI For ArchiCAD」で作成される3Dモデルは、施工図や工程シミュレーションに連動して、GRAPHISOFT 社の「Archicad」だけで完結することを可能としたアドオンツールである。
 

加工帳・重量加工明細の自動作成／教育ツールとしての利用

 
鉄筋工事は、仕上げ工事を考慮し、かつ鉄骨関連との調整や段差スラブ配筋がとてもシビアである。
 
鉄筋部材同士の定着や接手位置を事前に構造担当者を早期に打合せることで、問題点抽出を明確にし、協力会社への指示を正確に判断することが可能である。
3D鉄筋と 2D図での質疑回答を繰り返すことで、加工図が決定され、加工帳作成および、重量加工明細表による契約行為のブレをなくすことが重要である。
 
これらのスキルは現場管理上絶対に必要であるとともに、従来手法の、2次元の図面だけで複雑な納まりを理解できない部分を見える化によって品質問題を解消する。
「BI For ArchiCAD」は若手現場監督だけでなく、鉄筋工の教育ツールに効果を発揮する。
 

 

短時間で工程・施工シミュレーションを実現

 
「安全は全て仕事に優先する」という言葉の通り、施工手順が重要な役割を占める。
 
事前検討が綿密にできていない現場では、実作業での手戻りが見受けられ、時には品質の低下を招きかねない。
 
また、工程ごとの数量を把握することは重要な仕事で、進捗管理や発注に欠かせない作業である。
 
本ツールにおいて、「（自動）工事イベント作成」と3Dモデルを「（自動）工程登録」する機能によって、短時間で検討を可能にした。
 

 

BIM積算の決定版（内部・外部・施工図・間配り表）

 
BIM積算で一番面倒な設定は、壁と建具である。
特に、仕上げが部分的に違う表現や、見切りが入る場合などに注意が必要である。
また、外部積算においては、屋根・バルコニー・外壁といった場所名ごとの集計が必要であるため、非常に手間がかかる。
 
さらに、タイル仕上げがある場合はさらに詳細検討が必要となる。
曲がり、マグサといったタイル役物とシールの関係性を考慮する。
 
また、タイル割付けは内部の仕上げと躯体工事に大きく影響するため、事前検討が欠かせない。
 
本ツールは、さまざまな自動発生ツールと見積りデータベースが連動しているため、用意に積算を可能とした。
 

 

Archicadだけで5Dを実現するメリット

 
従来、複雑な3Dオジェクト作図には非常に時間がかかり、多くの習熟時間が必要とされ、費用対効果の観点から全てを3D化することが難しいとされてきた。
 
「BI For ArchiCAD」は加工図レベルの鉄筋・型枠・LGS・足場・デッキ割などを簡単に作成し、3Dを見ながらさまざまな作業ができることから、積算利用だけでなく、仮設計画、プレカット、施工図、製作図、間配り帳票や発注数量に至るまで、エキスパート者が時間をかけて行う作図行為や頭の中で検討してきたことを現場の担当者だけでなく、協力会社の施工者との情報共有を容易にすることを可能にした。
 
現場作業においては、iPadを用い、BIMxを活用することで、事前に作成した3Dの納まりを確認しながら作業し、現場指示におけるミス削減を可能とした。
 
LGS・ボードにおいては間配り表と図面を自動作成し、発注業務と指示書を同時に完結することで、大幅な業務効率化を実現した。
 

標準価格（税別）

 
ネットワーク版 要問い合わせ
サブスクリプション 28万円/月
 
株式会社U’s Factory
Tel.045-348-1560
https://us-factory.jp/
 
動作環境・コンサルティング 要問い合わせ
 
販売店：TOMOデータサービス株式会社
Tel. 06-6351-8452