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注目ソフトPickUp

CIMやBIMをはじめCADや土木、建築、積算、電子納品などの各分野における注目ソフトウェア、ITツールを紹介しています。

Vectorworks Architect 2024

ベクターワークスジャパン株式会社

ユーザーインターフェースを刷新、 リアルタイムプレゼンテーション機能を強化

 

ユーザーインターフェイスの刷新により、作業がより効率的になったVectorworks 2024
ユーザーインターフェイスの刷新により、
作業がより効率的になったVectorworks 2024
Oyaki Farm by Irohado ¦ Courtesy of Tono Mirai Architects
Oyaki Farm by Irohado ¦ Courtesy of Tono Mirai Architects

概要

 
Vectorworks 2024は、2D、3D、データベース、高品質レンダリングなど豊富な機能を搭載した設計・デザインのためのワンストップアプリケーション。
専門分野別のラインアップにより、BIM・建築・インテリア、造園・外構、舞台照明の設計業務をさらに効率化する。
 
 

ユーザーインターフェースの刷新

 
表示バーとツールバーが再編成されたこ とで、Vectorworksでの作業がより効率的になり、必要な項目を選択・配置できる。
また、ツールやプルダウン、文字などのコントロールアイテムに3段階のサイズが提供されるため、モニターサイズや解像度に合
わせて最適な表示を選択。
macOSに続き、Windowsのダークモードにも対応した。
 
 

リアルタイムプレゼンテーション機能の強化

 
各OSの標準APIに対応した「シェイド」レンダリングがさらに進化し、グラフィックス性能の許す限り、影の表現を可能にした。
またカメラエフェクトを搭載し、被写界深度や露出、F値などを設定することで、リアルタイムながら表情豊かなレンダリングを可能にする。
さらに、ブルーム機能によって光源の拡散効果も表現できる。

  • シェイド設定ダイアログボックスに、間接光や環境光などの背景放射光設定やRenderworksの背景テクスチャ設定への直接アクセスが追加。
  • 被写界深度、露出を定義し、シェイドレンダリングにカメラのようなエフェクトのためのブルームを追加できる、全ての新しいカメラ設定にアクセスが可能。
リアルタイムプレゼンテーション

 
 

Renderworksを利用した断面ビューポートの高速化

 
Renderworksを利用した断面ビューポートの再設計により、レンダリングされた断面の作成と、断面またはクリップキューブされたモデルのナビゲーションがこれまで以上に高速に。
モデルの表示ジオメトリをより高速かつ確実に処理し、断面ビューポートをより効率的に作成することで、ワークフローをスピードアップし、設計プロセスを最適化する。

ビューポートの高速化
オブジェクト数33万の高層ビルの立面をRenderworksレンダリングで行った場合
• Vectorworks 2023のピークメモリ50GB、レンダリング時間9分35秒
• Vectorworks 2024のピークメモリ12GB、レンダリング時間0分35秒

 
 

BIM /建築設計機能の強化

 
図面化に必要なビューポートの各種設定をスタイルとして保存できるようになり、ワークフローの効率化と標準化を可能にする。
さらに、グラフィック凡例とレベル基準線が改善され、設計図書の作成に必要な環境が強化。
窓とドアのオブジェクトは、室内側と吊り元を明確に設定できるようになり、精確なジオメトリと業界標準のデータに対応。
3つのキャビネットツールが一つに統合・刷新され、より詳細に、さらに柔軟にオリジナルのキャビネットをモデリングできるようになった。

ビューポートスタイル

  • 断面と立面図
    クラスの表示設定、切断面の属性、切断面より奥の可視性を変更することで、断面ビューポートからプレゼンテーション資料を素早く生成。
  • 敷地と平面
    縮尺やクラス、レイヤの表示設定を変更できるカスタムスタイルを作成することで、ユーザー向けの図面からより詳細な施工計画まで、素早く簡単に変更。
  • 3Dパース
    さまざまなレンダリングモード、バックグラウンドと輪郭のレンダリング設定、イメージエフェクトを簡単に変換。
    また、データの可視化設定をビューポートスタイルとして保存し、素早く適用。

 

グラフィック凡例とレベル基準線の改善

グラフィック凡例がさらにカスタマイズ可能になり、ワークフローが強化。
画像の整列、拡大縮小、寸法の変更、動的テキストのカスタマイズがより簡単になり、並べ替えやクラス表示の変更もプレビューできる。
レベル基準線ツールの改善では、プロジェクトの海抜高さをより簡単かつ直感的に表示。
また、複数の基準で高さの数値を表示できるため、精確な図面の作成が可能。
 

窓とドアのマテリアル対応

窓とドアオブジェクトに追加された、新しいマテリアル割り当てとテクスチャコントロールにより、設計の精確性と一貫性を確保。
3D属性をより効率的に、ほかのオブジェクトと一貫性を持って設定できるようになり、材料コストやエンボディドCO₂計算が改善。
 

新しいキャビネットツール

新しいパラメトリックなキャビネットツールにより、思い描くキッチンやバスルームのデザインを簡単に実現。
構成をカスタマイズしたり、より多くのメーカーの人気キャビネットスタイルをオブジェクト化。
あらゆる空間の造り付けキャビネットをレイアウトしてデザインし、よりリアルなビジュアライゼーションと精確な図面の作成が可能。
 
 

構造材ツールの改良

 
構造材ツールの改良により、設計と図面化のプロセスを合理化できる。
スタイルおよびインスタンスごとの2D・3D属性、マテリアル、形状、サイズなどのパラメータをより細かく制御。
また、自動結合のコントロールと図形からオブジェクトを作成コマンドのサポートにより、構造材を使用した設計の時間を短縮できる。

構造材ツールの改良により、設計と図面化のプロセスを合理化
構造材ツールの改良により、設計と図面化のプロセスを合理化

 
 

Excel参照

 
見積り、分析、材料仕様書などのExcelファイルに保存された外部データへの接続性が向上。
新しいExcel参照機能により、 Vectorworksで新しい参照を作成し、参照されたファイルを自動的に更新することができる。
変更のたびにExcelファイルを再取り込みする必要がなくなり、時間を節約でき、さらに、Vectorworks上での修正をExcelに反映することも可能。

新しいExcel参照機能により、Vectorworksで新しい参照を作成し、参照されたファイルを自動的に更新
新しいExcel参照機能により、Vectorworksで新しい参照を作成し、参照されたファイルを自動的に更新

 
 

DWG取り込み/取り出しの最適化

 
DWG取り込み/取り出し機能の最適化により、面倒なファイルのクリーンアップが不要。
取り込み時のファイル構造が簡素化され、レイヤやクラス設定の属性上書きも可能になるため、時間を節約できる。
さらに、 DWGおよびDXFファイルの取り出しでは、ビューポート設定を使用して重複データを削減し、最適化されたファイルサイズを維持する。

取り込み時のファイル構造が簡素化され、レイヤやクラス設定の属性上書きも可能
取り込み時のファイル構造が簡素化され、レイヤやクラス設定の属性上書きも可能

 
 

プロジェクト共有+

 
プロジェクト共有がVectorworks 2024で再構築。
プロジェクトデータとジオメトリがプロジェクトファイル内で最新であることをより確実なものにする。
プロジェクト共有+は、全ての変更を常に追跡できるようになり、品質保証プロセスで確認することが一つ減り、チームやプロジェクトの規模に関係なく安定性が大幅に向上。
 
 

Vectorworks製品ラインアップ

Design Suite / Architect / Landmark/ Spotlight / Fundamentals

 
 
 

標準価格(税別)

 
476,000円
 
ベクターワークスジャパン株式会社
market@aanda.co.jp
https://www.aanda.co.jp/
 
動作環境Webページ参照
 


最終更新日:2024-05-14




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