簡単かつ高速に施工図を作図する鉄骨建築専用CAD入力内容は即座に3Dに反映される。見やすさは作業時のストレスを軽減する。 概要 S/F REAL4は鉄骨建築を3次元モデルで管理し、鉄骨制作に関する一般図、詳細図、加工図、NCデータ、各種帳表などを自動で生成するCADである。 鉄骨建築の施工や加工に関わるあらゆる業務を大幅に改善させ、さまざまな可能性を提案する。 入力が簡単、直感的で分かりやすい 平面や立面上に部材を配置するだけでリアルタイムに3Dを生成。 入力中にミスやおかしい部分などにすぐ気付け、手戻りがなくなる。 また、柱と梁の溶接や、さまざまな部材同士の取り合いはシステムが自動判断する。 鉄骨知識や経験が浅くても一通りの施工図が描けるので、柔軟な人員配置を可能とする。 現場で必要な図面を必要なだけ速やかに出力 現場業務に則した豊富な図面テンプレートを基に、必要な図面を速やかに出力する。 打合せや加工に必要な一般図、詳細図、加工図などをはじめ、発注書、材料集計表、検査表など、構築された3Dモデルデータから豊富な種類の図面と帳表を展開できる。 また、図面の並べ方や組み合わせを変更できるレイアウト機能や、図面を直接手直しできるCAD編集機能も搭載し、出力した図面の調整もある程度REAL4の中で完了できるようになっている。 図面の修正・変更時に高いパフォーマンスを発揮 該当箇所を一カ所変更するだけで、関連する全ての図面を自動的に書き換えるREAL4は、仕様変更や図面の修正が多い現場業務において、高い作図効率を発揮する。 これは短納期、あるいは仕様変更の多い現場などで、スケジュールを安定させ、柔軟な対応力を生む底力となる。 出力図面はREAL4システム内でレイアウトやCAD編集が可能。 仕様変更時も図面に対する編集内容は保持される。 入力時の利便性を高め、使い込むほどに作業を楽にする豊富な機能群 幅広いタイプの構造物に対応するため、豊富な入力および入力補助機能を備えている。 一例として、補助線の上に部材を配置できる機能があり、これは自由な位置にさまざまな部材を配置するのをサポートする。 また、細かく複雑な部材を多用する現場では、特殊部品機能が効果を発揮する。 主にプレートの組み合わせで自由に部品を作ることができるこの機能は、ユーザーの工夫次第で非常に多様な入力を可能とする。 ダイアフラムや継手も状況に合わせて自動で形成。 CAD編集機能を使えば形状は自由に調整できる。 変わった形状の部材も特殊部品で対応できる。 一度作った部品は他の工事にも流用可能。 継手や仕口の編集機能 取り合いが面倒な継手や仕口は、基本的にシステムが自動で判断するが、個別にも編集が可能。 ガセットやダイアフラムの形状を自由に編集する機能、仕口やハンチのスタイルを個別に設定する機能、小梁の位置を手軽に調整する機能などがある。 その他にも豊富なパラメータによって、あらゆる例外に対応できる。 補助線を使えば、R梁、火打ち梁、階またぎの梁など、さまざまな入力が可能となる。 IFC、3D-DWGへの出力。St-Bridge入力への対応 生成された3D モデルは、IFCおよびDWG形式でも出力できる。 例えば、DWGをスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器にコピーし取引先での打合せに使う、IFCを意匠側のIFCと組み合わせて納まりの確認に使うなど、付帯するあらゆる業務で活用が可能である。 また、構造データであるSt-Bridgeの入力を開発中で、さらなる業務効率化の可能性を提案する。 各種図面を入力時の下地として読み込める。 複雑な通りのトレース、意匠図との比較などが簡単にできる。 各種OAソフトとの連動。協力会社とのデータ共有でさらなる効率化 REAL4は見積積算、最適取合、NC穴あけなどの各種OAソフトとも連動している。 例えば、REAL4で入力したデータを見積積算に連動させれば、拾い漏れのない正確な見積もりが出力でき、受注につながった後も入力データはそのまま活用できて無駄がない。 また、繁忙時に協力会社で仕事を分担する場合など、同じデータを共有することで指示ミスによる加工モレや発注ミスなどを防ぐことができる。 運用次第でさまざまな効率化の可能性が広がる。 図面領域を部材1本単位まで細かく分類して管理できる。 工区・塗装や、工夫次第で仕様変更・発注の管理なども可能。
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