BIM・CIMの3Dモデルを短時間で3Dプリント概要 従来BIMやCIMのソフトで作成した3Dモデルデータには、すき間や反転した面、不要な面、閉じていない面や厚みのない形状等が多数含まれていることが多く、3Dプリンターで出力する時にエラーとなる。 これらのエラー原因は、人が気付きにくいものが多く、小さなエラーが1カ所でもあると3Dプリンターで模型を作ることはできない。 また、これらのエラーを手作業で修正するにはとてつもない時間と労力を要することがある。 「BUILDio」は、これらのエラーを自動修正し3Dプリンター用のデータを作成するシステムである。 目に見えないデータのエラーを自動修正 開口部などのすき間や反転した面、閉じていない面など、さまざまなエラー原因を含んだ3Dモデルの内外面を包み込むように、新しい面を「ラッピング機能」で自動的に作成し、複雑な修正操作をしなくてもエラーのない3Dプリンター用のデータを作成する。 部材を厚くする「肉厚追加機能」 建物模型は、縮尺によっては3Dプリンターの造形厚さ限度より模型が薄くなることもあり、エラーの原因となる。 例えば3Dモデルを1/500に縮小した場合、実寸で500mm以下の肉厚に関しては1mm以下となってしまい、石膏タイプの3Dプリンターでは形状を維持できない。 これらのエラー原因を解消するべく「BUILDio」では、部材を厚くする「肉厚追加機能」を搭載している。 縮尺通りだと壁などの厚さが3Dプリンターの最小造形厚さより薄くなってしまう場合、肉厚を増やしてくれる。 CAD機能 図形の作成・編集や切断・ブーリアン演算、柱状体の作成などが行える3次元CADの機能も付いているので、モデルの修正も可能。 入出力データ 3Dモデルの入力データ形式は、3Dプリンターでよく使われている3DS、FBX、OBJ、STL、SKPのほか、BIMのデータ交換標準であるIFCや、建設業界で普及しているDXF、DWGといったCAD図面の形式にも対応している。 また、出力データ形式はZPR、3DS、FBX、STL、SKPに対応している。
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