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注目ソフトPickUp

CIMやBIMをはじめCADや土木、建築、積算、電子納品などの各分野における注目ソフトウェア、ITツールを紹介しています。

アレリオ橋梁点検

株式会社エージェンシーソフト

ICTを活用して働き方改革を推し進める 自治体向け橋梁直営点検パッケージシステム

アレリオ橋梁点検

概要

 
自治体職員が行う橋梁点検業務(直営点検)をサポートする管理者向けシステム。
 
現場用タブレット端末と点検調書作成機能の構成で、煩雑な内業業務を強力に自動化し橋梁点検を効果的にサポートする。
 
主な機能
①現場用タブレット端末(変状記録、写真撮影、スケッチなど)
②国様式( 道路橋記録様式、特定溝橋様式)の作成
③直営点検用簡易点検調書(現況写真、損傷写真、損傷図)の作成
④ 点検記録保管機能(全管理橋梁対象) 点検記録は現場用タブレット端末1台に集約。
手荷物が減らせて足場の悪い現場でも安全性が向上。
 
現場用タブレットに損傷情報とスケッチ、写真をデジタル記録。
過年度損傷図を下図に使用することも可能。
 
内業では現場の点検記録をデジタルデータのまま自動的に整理することができるため、短時間で点検調書作成が可能。
 
紙野帳を使用したアナログ的な従来の方法に比べ、内業時間を約75%削減(※エージェンシーソフト試算)ができる。
 
最新バージョンでは、点検ごとの記録を継続的に保管する機能を実装し、さらには一部のデータを外部出力することで委託点検にも使用できる。
直営点検や委託点検問わず橋梁点検を一元的に管理することもできる。※民間版も新たにラインアップ
 
 

開発経緯

 
九州エリアにおいて数多くの橋梁点検実績を持つ株式会社九州建設サポート( 以下、同社)から内業効率化のためシステム開発要望を受け、開発が始まった。
 
2019年に初期システムのアレリオ橋梁点検Ver.1が完成し、2021年NETIS登録が完了した。
同社やユーザーからの要望を受け2023年にアレリオ橋梁点検Ver.2(以下、同システム)を開発した。
 
同システムは、ver.1から実用性に富んだ必要十分な機能を引き継ぎつつ、機能面や運用面においてユーザビリティーの充実を図った。
 
点検ごとの記録データを保管ができるようになりタブレット画面上で前回点検と比較することができる。
また、タッチパネルで損傷スケッチを描くことができ、さらに損傷の状態変化を色分けで表現できる。
タブレット付属のカメラを使用するだけでなく、デジカメとの連動はメーカーや機種を選ぶことなく既存品を利用することができるようになった。
 
機能性は向上させたものの、操作方法は変わらずシンプルで、点検業務を行うあらゆる年齢層において誰でも簡単に使えるシステムに仕上がっている。
 

地方自治体における橋梁点検の現状

 
法定点検3巡目を迎えるに当たり、職員の技術力維持やコスト縮減などの社会的な要求に応じて、小型橋梁を職員が点検(直接点検)するケースが非常に増えている。
ボックスカルバートや単純床板橋が対象になることが多い。
比較的小型あるいは単純構造とはいえ、点検作業やその後の内業での取りまとめ作業はそれなりの工数となり、業務量を増大させている。
 
また、かねてより深刻化しているマンパワー不足と相まって、いかに効率的に手間をかけずに確実な点検業務をこなすかが重要な課題となっている。
 

労働時間とコストのダブル削減

 
上記課題解決に向けて、NETIS(新技術情報提供システム)に登録済みの同システムを使用することで、従来の手作業で帳票作成を行う手法に比べ、内業時間を75%以上縮減することも可能となる。
不足するマンパワーをシステムで補うことで直営点検実施が比較的容易となり、委託点検コストの大幅な縮減効果が見込める。
 
また、すでに直営点検を実施している自治体では、点検業務フローの見直しや帳票作成の自動化により、生産性の高まりと労働時間短縮が可能となるだけでなく、システムを使った規則的な点検記録は記録内容や結果において、フォーマットが画一化する傾向となり、担当者ごとの差異が生じにくくなるため、維持管理業務の合理化が期待できる。
 
さらに、中長期的な視点で見ると、人事異動などで担当者が変わって技術レベルに変動があっても、システムのマニュアル化した操作フローは安定した点検品質を確保しやすい利点を持っている。

効率化

 
 

運用フロー説明

運用フロー

準備→現場→内業→蓄積
システム導入時の構築作業は、既存データを一括で取り込むだけでできるため作業は数分で完了する。
次に橋梁ごとの点検前準備として下図登録、過年度の点検調書から損傷図をピックアップしてシステムに取り込めばすぐに現場に行くことができる。
 
現場ではタブレットへの記録作業として「損傷スケッチ」「損傷詳細記録」「現況写真撮影」「損傷写真撮影」を行う。
タブレットの操作性は初めて使った場合でも15分使えば、十分慣れることができるほどシンプル。
損傷写真撮影はタブレット付属カメラだけでなく手持ちのデジタルカメラ利用も可能で、タブレット上の情報と紐付けて記録ができる。
 
内業は、タブレットで記録した点検データをパソコンソフトの点検件調書作成システムに取り込み、必要に応じてデータの編集を行えば、手作業で数時間かかる点検調書作成でも、ボタン一つでわずか数分のうちに点検調書の作成が可能。
 
これらの点検データはアレリオに蓄積されていくため、5年後の法定点検時はタブレット画面上で「前回の記録」を確認しながら「今回の点検」をすることができる。
変状の経時的な変化を正確かつ容易に把握できる。

スケッチ
スケッチ:損傷種類のペンを選んで、画面
上をなぞることで簡単にスケッチが記録で
きる。損傷種類に応じた凡例で描ける。
国様式
国様式:画面上に国土交通省指定の道路橋
記録様式、特定溝橋様式に準拠したフォー
マットを表示。写真、判定、所見を記録でき
る。※諸元情報はデータベースから自動入
力される。
点検調書作成システム
点検調書作成システム:タブレットと同じ
操作感で追記、削除など編集ができる。細
かい作業がしやすい。点検調書はワンアク
ションで自動作成。

 
 
 

年間契約料(税別)

 
見積り ※システム利用料ほか別途
 
株式会社エージェンシーソフト
Tel.03-5283-9705
メール:bridgetab@agencysoft.jp
https://www.agencysoft.co.jp/bridge/


最終更新日:2024-05-07




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