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建設DX活用事例

建設ソフトやハードウエアなどのITツールを導入して成功した事例を紹介します。

時代を先取りした先進的プロジェクトでBuddyBoardが活躍。
時間と場所の制約を撤廃し、関係者の集合知を設計図面に結集!

株式会社三菱地所設計

手書きノートアプリ「BuddyBoard」

株式会社三菱地所設計
所在地:東京都千代田区
設立:2001年3月(創業1890年9月)
資本金:3億円
従業員数:828名(2024年4月1日現在)
主な事業内容:建築および土木分野の企画・設計監理
https://www.mjd.co.jp/

集合写真

建築設計三部 

TOKYO TORCH設計室
アーキテクト
堀谷 尚貴 氏(左)
シニアアーキテクト
住谷 覚 氏(右)
TOKYO TORCH監理室
エンジニア建築設計四部
宮田 遼太朗 氏(左)
建築設計四部
江利川 達也 氏(右)

株式会社三菱地所設計は、建築および土木関連の設計・監理をはじめ、リノベーション業務、都市・地域開発関連業務、各種コンサルティング業務などを幅広く行う組織設計事務所である。
同社では、10 年前よりその利便性からiPadを設計業務に導入し、最近ではチームで使える手書きノートアプリ「Buddy Board」を活用している。同アプリの導入で、図面確認作業が飛躍的に効率化できたという。同アプリを活用するプロジェクトの担当者に、導入後の効果などについて話を伺った。
 
 

BuddyBoardを活用しているプロジェクト

TOKYO TORCH Torch Tower
TOKYO TORCH Torch Tower
 
「TOKYOTORCH」は、東京駅前の常盤橋地区で開発が進む、新しいまちづくりプロジェクトです。
現在建設が進む「TorchTower」(2028年春竣工予定)は、大規模な複合機能を持つ、日本一の高さ(約390m)の超々高層建築となる予定です。(住谷氏)
 
Hirooka Terrace
Hirooka Terrace
 
石川県金沢市に建設中の「HirookaTerrace」(2025年7月竣工予定)は、当社の設計による「北國銀行本店ビル」(2014年竣工)に連結する「地域の架け橋となるオフィスビル」です。
20,000m2規模のオフィスビルでは全国初となる、NearlyZEB(設計段階)を実現しました。(住谷氏)
 
 

設計業務へのタブレット導入

iPadを導入したのは10年前

今日、当社では業務ツールとしてタブレット(iPad)を導入していますが、それ以前は基本的に、図面などは紙に印刷してチェックしていました。(宮田)
 
紙の図面の時代は本当に大変でした。
例えば社内の関係者で図面を回覧する際、誰かが回覧を止めてしまい、仕事が滞ることもありました。(住谷氏)
 
そのようなことも背景にあり、当社では10年ほど前からiPadが徐々に導入されていきました。(堀谷氏)
 
私が所属している工務の担当部署でも、皆ほぼ100%、iPadを持って仕事をしています。
現場に行く際に関係図面の紙を大量に抱えて行かずに済みますし、iPadが1台あれば大量の図面から参照したいものを現場で探し出し、すぐに確認できるので便利ですよね。
ノートPCもありますが、隣で溶接しているような現場の環境でノートPCを開くのはなかなか難しく、使い勝手の良さはiPadならではです。(宮田氏)
 

BuddyBoardに興味を持ったきっかけは何ですか?

以前使っていたツールは、1つのファイルを複数人で同時編集することができず、その非効率さに課題感を持っていました。
そこでいろいろなツールを調べた際にBuddyBoardにたどり着きました。
 
意匠担当に限らずプロジェクトチームの全職能者、管理者を含めてBuddyBoardを紹介し、「まずは試してみましょうか」という話になったのが始まりです。(住谷氏)
 


 
 

現場が遠方にあるプロェクトだからこそBuddyBoardが活躍する

HirookaTerraceではどのようにBuddyBoardを活用していますか?BuddyBoardは馴染みのある「手書き」での円滑なコミュニケーションを実現してくれて、とても便利です。
また、現場は石川県金沢市にあるので、遠方の関係者とやり取りする機会が日常的に存在しています。
そういう点でも、日々BuddyBoardの恩恵を受けていると感じます。
関係者とのコミュニケーションのしやすさは格段と上がりましたし、東京~金沢間の移動時間も有効活用できますよね。(江利川氏)
 
遠方のプロジェクトだからこそ、本当にBuddyBoardは有効です。
誰がどこにいても、BuddyBoardを通じて同一ファイルの確認・編集ができる。
セキュリティもしっかりされているので、それもいろいろな活用シーンでの安心材料になっています。(住谷氏)
 
 

関係者多数、莫大な図面量となる大型プロジェクトではBuddyBoardが不可欠

TorchTowerではBuddyBoardがどのように活用されているのでしょうか?

「TorchTower」は関わる人が非常に多い上、図面をはじめとする書類もまたとてつもなく多いので、業務管理は非常に複雑で大変です。
これまでは図面のPDFデータをひとつひとつ開いてチェックしていましたが、個々の図面データ自体も重かったり、他の人が編集中で開けなかったりと、従来使っていたツールではうまく動作しなくなることもよくありました。
 
一方、BuddyBoardでは図面データの表示がとても軽く、サクサク動くのでチェックが容易であることと、他の人が編集中でも編集できるため、とても効率的に作業を進められるようになりました。
ストレスも大幅に軽減され、BuddyBoardが手離せません。(堀谷氏)
 
「見積図」と呼ばれる見積り用の図面があるのですが、大規模プロジェクトであるが故に「TorchTower」では何千枚というボリューム感になります。
そこに施工図を含めれば、10万枚単位の図面を扱う必要があるのですが、こうした図面でもBuddyBoardだと難なく開くことができ、助かっています。
「TorchTower」のような大規模プロジェクトだからこそ欠かせません。(住谷氏)
 
 

図面量や関係者が多いほどBuddyBoardの効果が生まれる

BuddyBoard導入後の効果は?

「TorchTower」の施工図は10人以上でチェックをしています。
この際、自分がどの図面データをいつ開いても従来ツールのように読み取り専用になることはなく、BuddyBoardは必ず編集可能であることが保証されているというのが、かなりのストレス低減になるとともに安心感があります。(堀谷氏)
 
「TorchTower」は非常にさまざまな用途から成る建築なので、一つの図面をチェックする人が15人を超えることもあります。
このため、一つの図面をチェックするために多くの日数を要していましたが、BuddyBoardで同時編集が可能になり、プロセスが大幅に短縮されました。
 
大規模な現場で図面が多いほど、そして関係者数が多いほど、BuddyBoardの効果は発揮されるものだと思います。(宮田氏)
 

御社ではBIMとBuddyBoardをどう使い分けているのでしょうか?

現在、当社では一部のプロジェクトでBIMによる設計を実施しています。
BIMは3Dモデルに材料や性能などの諸元情報を登録できるため、全ての情報を一元管理することが可能です。
BIMの3Dモデルに紐付く形で作成される各図面、仕上表や機器リストなどにはその登録情報が反映されるため、設計図書間の整合性を担保することができます。
 
ただし、当社が手掛ける複雑かつ大規模プロジェクトでは、インターネット環境やハードウエアの性能によっては、肥大化するBIMデータが扱いづらくなるケースがあります。
また、全ての関係者がBIMアプリケーションを操作できるわけではありません。
そのため当社では、計画を一元的に管理するBIMモデルとともにBuddyBoardを併用し、BIMから取り出された図面に対し、BuddyBoardで図面の確認を行う運用を試みています。
BIMの強みを生かしながら、図面表示が快適なBuddyBoardを用いることにより、それぞれの利便性を享受しつつ効率的な設計業務を遂行できる仕組みに挑戦しています。(堀谷氏)
 
 
 
この記事は「建設ITガイド」2025に掲載されたものです

公開日:2025-05-28

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