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成功事例集

建設ソフトやハードウェアなどのITツールを導入して成功した事例を紹介します。

設備積算システムの導入と効果

株式会社 今西工作所

PICK-UP Ducts (ダクト設備積算システム)

株式会社 今西工作所

株式会社 今西工作所
取締役 総務部長 良元 奎太 氏 

所在地:大阪市城東区
資本金:1,000万円
従業員数:25名
営業内容:風道管工事一式(ダクト製作・施工)


見積書の作成業務に膨大な時間と手間がかかっていた大阪市の株式会社今西工作所。この問題解消のため、空調・衛生設備積算システム「PICK-UP Ducts」を導入。同システムの導入により、業務の大幅な効率化が実現したという。その導入経緯・効果について話を伺った。 


はじめに

当社は4世代続く会社で、設立当時は建築板金業を営んでいました。空調ダクト業に従事するようになったのは先代の社長時代からで、半世紀が経とうとしています。これまで培ってきた板金業での試行錯誤や経験を生かしながら、ダクト工事業のプロとしてお客様の要望にお応えするよう日々努めています。また、安全教育にも会社全体で取り組んでいます。

積算業務に関しては本社で管理し、より正確な数量拾いを心がけるとともに効率化を図っています。見積書提出後の用途変更などにも対応できる積算システム「PICK-UP Ducts」の導入により、今まで よりも迅速に対応できるようになりました。

さまざまな要望、相談に対応していただきニーズにあったシステムとして当社は「PICK-UP Ducts」を重宝しています。

導入前

見積書を作成するには大変な時間と労力が必要となります。拾い忘れのチェック、転記ミス、分担作業ができない、変更対応…これらの問題点を解決できる方法がないかと模索していた時に出会ったのが 「PICK-UP Ducts」です。

簡単な「画面拾いシステム」

今までの拾い業務は、デジタイザーという機器を使用し、紙の図面にて、行っていました。この場合、拾った箇所に色鉛筆等で着色して拾いの根拠や拾い落としがないようにチェックする必要があり、手間がかかっていました。これらの作業を効率化したものが「画面拾いシステム」です。PICK-UP Ductsの画面拾いは、拾う材料を選択し、画面に表示された図面をクリックするだけで数量を拾うことができます。拾い数量と図面上の拾った軌跡の着色部分がリンクされているので、拾いの根拠の確認と拾い落とし等の チェックが容易にできるようになりました。

この拾い数量と拾った軌跡のリンク機能の便利さを痛感することになったのは変更対応時でした。図面上の拾った軌跡を変更後の図面に合わせて修正するだけで、数量も自動で修正されるので安心して作業を行うことができます。

集計作業もボタン一つ、一瞬で行うことができるので大幅な作業効率の改善が図れました。

拾い画面
 拾い画面

見積書作成システム

集計結果は、ボタン一つで見積書に変換することができるため、データ入力の手間が大幅に削減されます。単価、付属品等のデータは初期設定されているので、単価等を入力する必要はありません。手拾いのデータもあらかじめ登録されている機器・材料を選ぶだけなので素早く、スムーズに入力することができます。

見積書作成システムのデータは印刷画面そのままのイメージが画面に表示されるので、ダイレクトにデータの削除・修正ができます。

また、見積書のデータから材料別集計表を作成することができ、材料発注やコスト管理が容易に行えます。

見積画面
 見積画面

提出見積書Excel変換システム

これはPICK-UP Ductsで作成した提出見積書をExcelに変換できるオプション機能です。これによってPICK-UP Ductsをインストールしていないパソコンでもデータとして閲覧ができます。指定の書式でExcel データを作成することも可能なので、お客様から見積書データの提出の要求があった際に大変役立っています。

材料別集計表 見積書Excel変換システム
 材料別集計表                      見積書Excel変換システム

安心なサポート体制

PICK-UP Ductsの導入する決め手にはしっかりとしたサポート体制が組まれている点も大きくありました。電話での運用の相談やフェアによる操作説明等、導入後も丁寧なサポートを受けることができるので安心して使用することができます。

最後に

近年、経営環境がより厳しくなっている建設業界ではいかに業務を効率化して原価を削減していくかが課題となっています。見積積算システムの導入は当社の業務の効率化に大きく貢献しています。PICK-UP開発グループはバージョンアップも頻繁に行っているので、今後もさらなるソフトの進化に期待したいと思います。

職場風景 




最終更新日:2014-02-22




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