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成功事例集

建設ソフトやハードウェアなどのITツールを導入して成功した事例を紹介します。

即戦力として活躍、積算業務の効率化に成功した建築積算・見積システム

皆成建設株式会社

建築積算システムFKS・見積書作成システムKYOEI COMPASS

皆成建設株式会社

皆成建設株式会社
左:積算チーム チーム長 小林 仁志 氏 
右:積算チーム 大沼 雄希 氏

所在地:仙台市若林区
創業:1978年
資本金:3,000万円
従業員数:46人
主な事業内容:総合建設業

皆成建設株式会社は1978年宮城県仙台市にて創立。創業時より宮城県内を中心に土木、建築を軸とした営業展開を行い、2010年4月には戸建住宅部門を開設。さらに2011年4月には郡山営業所を開設し、震災で損傷を受けた家屋の解体工事や道路の緊急復旧工事をはじめ、がれきの撤去や震災廃棄物の仮置場仮設工事など震災復旧・復興に注力している。同社で日々積算、見積業務に携わっている積算チーム チーム長 小林氏に話を伺った。


「皆で成る会社」
私たち皆成建設は「一人一人が、会社の支えでありたい」という願いから、「皆で成る会社」を目指して、1978年宮城県仙台市にて創立致しました。創業時より宮城県内を中心に土木、建築を軸とした営業展開をしております。2010年4月には、戸建住宅部門を開設し、さらに2011年4月には郡山営業所を開設致し「東北復興」「お客様第一主義」、そして永続的な発展とともに「地域に密着した会社づくりを目指し、社会へ貢献する」という経営理念を一貫し揚げて参りたいと思っております。

積算システム導入のきっかけ

当社では数年前までは積算専任のスタッフをおかず、現場担当者がそれぞれ積算業務を行っていました。積算ソフトを使っている者もいれば、手拾いする者もおり、集計表や計算書が担当者ごとにバラバラであり、過去データの活用もされていませんでした。週に2本のペースで見積を行っていたこともあり、限られた時間の中で「効率良く」積算業務を行い、「高い精度」を維持して「積算データを有効活用する」ことで、「受注アップ」につながると考えそれまで使用していた積算ソフトを見直すこととなりました。

新しくソフトを導入した時に「使いこなせずソフトを眠らせてしまった」というのをよく耳にしますが、もちろんそれでは全く意味がないので慎重に選定を行い「誰でも即戦力として使いこなせる」という点に着目して検討を行いました。実際に触れてみるために数社のメーカーに足を運んでいただき、デモを見学しながら直接操作を体感していく中で「使える!」と確信を持ったのが「建築積算システムFKS」「見積書作成システムKYOEICOMPASS」(協栄産業)でした。

導入効果

当初から注目していたソフトの操作性については期待以上で、新入社員の女性スタッフがすぐに使いこなしてしまうほど簡単で分かりやすく、FKSの導入をきっかけに、積算専任者3名で積算業務を行うようになり、大型物件の対応や施主からの急な依頼にもスピーディーに対応できるようになりました。

今までは一人の担当者が一つの物件を全て積算していましたが、FKSはネットワーク型の運用もできるため、一つの物件を複数人で分業作業を行うことで効率良く業務をこなすことができるようになりました。具体的には躯体の拾いであれば、各部材の断面リスト作成や伏図拾いの工区別の分担、仕上げの拾いであれば内部、外部、建具や専用部、共用部、外構といった具合に分担をして、最終的なまとめまでを流れ作業で行っています。

過去物件のデータを活用することで類似物件の歩掛チェックを行ったり、概算にも利用したり、無駄のない運用ができて大変役に立っています。

導入システムの特長

「RC数量積算システム FKS/RC」
あらかじめ入力した断面リストを選んで配置するだけで簡単にコンクリート・型枠・鉄筋の数量が算出できます。3D機能が搭載されているため、完成後の建物をイメージしながら立体的な視点からチェックできるのはうれしいですね。鉄筋の定尺計算まで行えるので協力業者との数量調整にも役立っています。

部位別詳細入力
 部位別詳細入力

伏図入力画面
 伏図入力画面

軸組図 
 軸組図


「仕上数量積算システム FKS/FN」
PDF化された図面上をマウスでポイントするだけで長さや面積が自動計測されます。自由に計算式を入力する手拾いタイプの拾いと併用できるので上手く使い分けをしています。一押しの機能としては「集計表の直接編集機能」で、集計された拾いデータを変更すると拾い根拠となる各部屋のデータまで自動で修正してくれるという大変便利な機能です。変更前・後の変動した数量差分まで自動で表示してくれるため、設計変更やVE提案などに大きく役立っています。

仕上拾い画面 
 仕上拾い画面

部屋形状入力(ショット機能) 
 部屋形状入力(ショット機能)


「見積書作成システム KYOEI COMPASS」
見積書の書式は建築工事内訳書標準書式に準拠した、建築特有の2段書きの書式です。鑑にロゴ貼付したり自社オリジナルの書式も簡単に作れます。NET単価や提出用など数量、金額の管理は明細行ごとに4つ用意されているため、掛け率設定によるシミュレーション機能を利用することで予算をにらんだ比較分析まで行うことができます。Excelデータの入出力ができるため、協力業者とデータでやりとりができ効率良く値入作業が行えます。他にも一般社団法人日本建設業連合会指定のBCSフォーマッ ト対応や一般財団法人建築コスト管理システム研究所の営繕積算システムRIBCとの連動など便利な機能が満載です。

明細編集画面 
 明細編集画面

下見積機能 
 下見積機能

サポート体制

今まで便利な機能についてばかりお話しましたが、やはり日常の業務で安心して使い続けることができているのは、サポート体制がしっかりしていることでしょうね。積算業務に精通したサポート専任の担当者が丁寧かつ迅速に対応してくれるので、困ったときでも何の心配もありません。これからも定期的なバージョンアップでさらなる機能追加に期待しています。

職場風景







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