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構造・仕上データを融合し完全配置を実現したBIM対応3次元建築積算システム![]() 概要 2005年7月に発売されたNCS/ΗΕΛΙΟΣ(ヘリオス)は、国内で初めて仕上積算を配置方式により実用化した建築積算システムである。 最近では、構造積算を中心とした配置システムが主流となっているが、仕上積算の配置方式を採用することで、構造積算と仕上積算の互いのデータを融合して有効利用を行い、積算業務の省力化が図れるようになった。 また、2011年5月にはBIM普及拡大を目指し、建築積算システムでは初となる3DCADからのIFC(Industry Foundation Classes)形式での変換で、オブジェクト連携を実現した。 大手ゼネコン、設計事務所、積算事務所など数多くの企業に導入実績がある。 積算ソフト初のBIM対応システム 2011年に福井コンピュータアーキテクト(株)の「GLOOBE」、2012年にグラフィソフトジャパン(株)の「ArchiCAD」とIFC連携を実現した。 さらに2013年にオートデスク(株)の「Revit」とのIFC連携を実現した。 この連携により建物の構造や開口、他にも仕上といった各オブジェクトによるデータ活用が可能になり、建築概算数量の算出だけでなく建築数量積算基準に基づく実施詳細積算まで、一連のデータをシームレスで連動させることができる。 さまざまな建物形状に対応 さまざまな建物に対応できるようΗΕΛΙΟΣでは、積算専用CAD入力を搭載している。 通り軸の集合体(ブロック)を組み合わせることにより、複雑な形状に対応でき、自由な配置が行えるシステムとなっている。 例えば、ブーメラン型の建物やL型の建物でも、図面からトレースする感覚でデータ作成を行える。 データ連携 ΗΕΛΙΟΣでは、積算分野におけるBIM連携として、建築一貫構造計算データと連動する「SIRCAD入力変換」や、意匠CADと連携する「IFC形式入力変換」、また施工図データとして利用できる「IFC形式出力変換」が搭載されている。 さらにIAI日本で策定された構造分野における標準フォーマットのST-Bridgeと連携する「ST-Bridge形式入力変換」および「ST-Bridge形式出力変換」も搭載し、データの有効利用を追求している。 バージョン11.0では、「Revit」とダイレクト連携を実現し、IFCではなくTSV(HELIOSのローカルファイル)を用いることで、より連携の精度向上が図れる。 また、連携時間の大幅な短縮化も可能となり、スムーズな業務連携が期待できる。 明細システムでは、さまざまな明細編集機能が充実しており、他システムへデータを引き渡すCSV変換、BCS変換、Excel変換、RIBC変換などにも対応している。
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