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23,000社の導入実績を誇る「デキスパートシリーズ」23,000社ものユーザーを抱える建設システムの「デキスパートシリーズ」。その高い専門性はいうまでもなく、人気の秘密は電話をはじめとするきめ細やかなサポート体制にあるようだ。デキスパートのユーザー2社に話を伺った。
会社概要有限会社 寺田作建設
デキスパート導入のきっかけは、周りに使用している業者が多かったからという理由だった。これまで図面の修正はコンサル業者に頼んでいたが、もらった図面を開く目的で「A納図[A-NOTE](以下、A納図)」を導入したという。ところが、実際に使用してみたところ、なんとなく使っているうちにCADが使いこなせるようになってしまったのだ。 「CADは覚えるまでにかなり時間をかけないと使えないと思っていました。しかし、デキスパートは操作もわかりやすいうえに、サポート体制が充実しています。メールで実際に図面を送って電話で質問したりしていますよ。とてもわかりやすくてどんどん使えるようになりました」 ソフト導入後のサポート体制は非常に重要である。ただ購入したからといって、すぐ書類が作れるというわけにはいかないだろう。A納図のコンセプトである、CAD初心者から他のソフトを使い慣れた人でも直感的に使えるという操作性に加え、同社では電話サポートをうまく利用して操作を習得している。 「CADは実際に触ってみないと操作の仕方がわからないと思います。講習会などに参加してもそのときは理解できますが、実際に使う時になるとわからなくなってしまう。その点、好きな時に気軽に利用できる電話サポートは役立ちます」 CADの操作というのはとりわけ敬遠しがちである。しかし、その垣根を乗り越えて一歩踏み出し、実際に使用してみるとその簡単さと便利さに驚くのである。 「最初CADは使わないつもりだったのに、知らないうちに覚えてしまったので自分でも驚いています。別のソフトを入れている近所の会社では、書類専門の技術者の方がいつもメーカーを呼んで教えてもらっているとのことですが、なかなか使いこなせないようです。奥さんCADが使えるの!?と驚かれましたよ」 さらに、土木専門CADとしての機能を充実させたという専門性がA納図のもうひとつのポイントになる。 「勾配も計算する必要がないし、縮尺も設定さえしておけば何も考えずに描くことができるからいいですね。現場の技術者ががんばって電卓で計算したものより、A納図を使用して計算したほうが簡単でしかも間違いもありません。そういった意味ではチェックにも使えますね」 A納図はさらに土木技術者のサポートのためにオプションソフトとして新たに国土交通省道路基盤データ交換属性セット(案)に対応した「完成平面図作成支援ツール」をリリースした。導入後のサポートの充実、直感的な操作性、土木現場に特化した専門性などが、現場に受け入れられる大きなポイントなのである。
会社概要株式会社 ササキ
業務のなかで最も頻繁に作業を行う写真撮影と測量。特に測量計算に関しては、複雑な計算が絡むため不得意であったり、面倒くさいと敬遠したりする人も多いのではないだろうか。同社では土木工事測量ソフト「現場大将」を使用して、これらの悩みを解決している。 「『現場大将』は頻繁に使用しております。面倒な路線計算や逆計算など瞬時に計算してくれますし、プレビューも常に表示されているのでイメージしやすく、また計算間違いも少ないです」平面・縦断・勾配線形計算・横断丁張、逆計算・各種トラバース計算、交点・延長点・隅切りなど、各種座標が簡単操作で計算・出力が可能となるため、今まで測量コンサルに依頼していた座標管理も自社で楽に行える。また、デキスパートシリーズの特長であるデータの連動性ももちろん優れており、作成した線形図や縦断図、横断図などを簡単に土木CAD」へ転送することができる。電子納品対応図面も適用基準(案)を選択するだけで転送後にはレイヤ分けされた図面が完成するので、業務の効率化に最適のソフトだ。さらには、データコレクタ・光波にデータの送受信が可能である。 「TOPCON社製の光波とデータコレクタを購入し、実際にデータ連動を行っています。「現場大将」で計算した結果を何枚も紙に印刷して現場に持っていく必要がありませんし、横断測量結果も野帳に記入する必要なくデータコレクタに保存しておけるので非常に便利ですね」 それだけでなく、さらに現場大将オプションソフトの「縦・横断図作成」を使用することでさらにデキスパートは便利なる。「現場大将」に取り込んだ測量データを「縦・横断図作成」で作図することでさらなる効率アップが図れるのである。
同社では、このようにデキスパートの特性をフルに利用して現場の効率化に努めている。 |
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