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成功事例集

建設ソフトやハードウェアなどのITツールを導入して成功した事例を紹介します。

電子納品データの作成が日常業務でこなせるようになった

株式会社 茂木工務店/株式会社 吉岡組

デキスパートシリーズ

会社概要 株式会社 茂木工務店
所在地:茨城県潮来市
設立:昭和45年
資本金:3,000万円 
従業員数:25名

工事部 額賀 裕也 氏 株式会社 茂木工務店は、茨城県の国土交通省の公共工事を中心に、土工事・改良工事などを広く手掛けている。地域に密着し、長年にわたって蓄積した施工技術には定評があり、IT化への取り組みも積極的に行われた。今回社同社の工事部長である宮内氏と、独学で「デキスパート」を体得された額賀氏に話を伺った。

工事部 額賀 裕也 氏

導入の背景

「現場の声」に確実に答えたソフトを実感
 国土交通省発注工事の電子納品に確実に対応し、現場業務の効率化を図るため、“茨城の土木現場に合った”ソフトを探し始めたんです。そして数あるCALS対応ソフトの中から選ばれたのが、デキスパートでした。  まず「写管屋」から導入をしたのですが導入後、土木の工事現場の実務に最適化され、現場技術者が直観的に操作できる、デキスパートならではの機能と操作性に大変驚きました。デキスパートは「現場の声」に確実に応え、使いやすく、スムーズに電子納品に対応できました。ちょうど同じ時期に周辺でも電子納品の対応に悩んでおり、皆同様の使いやすいさを実感し、一気にデキスパートが潮来地域の土木工事会社に広まったんですよ。

写管屋 写管屋


導入の効果

「写管屋」を独学でマスター
 入社してすぐの現場で、当時新人の私が写真管理から電子納品まで一人で行ったんです。もちろん「デキスパート」を触ったのはその時が初めて。「写管屋」から手探りで始めましたが、その時には手違いでマニュアルや電話サポートがあるなんて知らなかったんです。何とか機能を見つけながら独学でマスターしました。それでもちゃんと使えてしまうのがすごいですよね。実際に、成果物作成までを一人でやり遂げて電子納品したんですよ。そのあと、専務にサポートがあるということを聞きました。ちょっと悔しいですけど、自分一人でやれたことに誇りを持っています。

今後の展望
使いこなすことでさらなる威力を発揮
 「A納図」に関しては、サポートを積極的に利用しながら操作を身に付けました。実務で使いながら不明点を教わる感じで多い時は1日6回も電話しましたね。今でも利用しますが、電話もつながりやすいし、何度でも丁寧に答えてくれるので助かります。忙しい現場の技術者にもデキスパートを普及させやすいのは、サポートの威力も大きいですね。  デキスパートをきちんと使えば、現場の業務を確実に効率化してくれます。図面や書類作成など既に大きく省力化されていますが、写真と出来形の連動なども使いこなせば、さらに威力を発揮するはず!新しい試みにも積極的に挑戦していきたいですね。


会社概要 株式会社 吉岡組
所在地:徳島県板野郡住吉町
設立:昭和15年
資本金:5000万円
従業員数:36名
 
土木部長 西雄 氏 常務取締役 土井 氏 徳島県板野郡に本社を構える株式会社 吉岡組では、2007年度に受注した工事では高い評価を得て、国土交通省、農林水産省、徳島県より表彰された。いずれも80点以上の評点を獲得している。デキスパートを使用して業務効率を図り、そこから生まれた時間を有効活用して前述の高得点につなげたという。同社でのデキスパートの導入効果を伺った。

土木部長 西雄 氏 常務取締役 土井 氏

導入の背景
土木担当者全員一致でデキスパートに決定

 デキスパートを導入して約3年になります。電子納品が開始される前に、事前準備としてソフトの導入を決めました。デキスパートを選んだ理由は、写真管理ソフト「写管屋」の使い勝手がとても良かったこと。何社かのソフトを比較検討しましたが、土木担当者が全員一致でデキスパートを選びました。
 導入してからは、その使い勝手の良さで大変楽に電子納品ができています。今ではその導入効果の高さに、協力会社にデキスパートの購入を勧めているほどです。
A納図   電子納品施工計画書
         A納図              施工計画書作成支援システム

導入の効果

協議により、電子納品非対象の現場で写管屋を使用
 表彰を受けた徳島県の発注工事は電子納品の対象ではありませんでした。しかし、それ以前に「写管屋」を導入してその効果を実感していましたので、発注者と協議をして同工事での使用を決定しました。最終提出は紙で納品したものの、業務効率化が図れ、時間に余裕が生まれたことで表彰に結びつくような創意工夫が生まれました。
 以前までは、工事が終盤に差し掛からないとアルバム作成ができませんでしたが、今は毎日昼夜やっています。また「出来形管理システム」とのデータ連携が優れているので、写真を整理していくと、自然と出来形管理もできてしまうので、日々のちょっとした工夫で他の業務にかける時間ができるようになりました。

使えば使うほど効率が上がる
 土木CAD「A納図」は、メニューがすべて日本語なので操作がわかりやすいうえに、CAD製図基準(案)に対応しているので複雑な電子納品のルールを気にしなくても作成できて助かっています。また、間違えてもチェック機能が搭載されているので、安心して納品ができます。
 導入以前は、担当者がそれぞれ好き勝手なソフトを使用していましたが、使い勝手の良さから今では自然と「A納図」で統一されました。
 デキスパートは各アプリケーション間のデータ連動が非常に優れているほかに、データの再利用もできるので、今まで作成したデータを次の工事にも生かしていきたいと思います。使えば使うほど効率が上がっていくソフトです。

今後の展望

今後は施工計画書に期待
 追加で「施工計画書支援システム」を新たに購入しました。まだ使いこなしてはいませんが、Excelアドインなので操作に違和感もなく、たくさんのテンプレートやイラストが装備されていますので、積極的に使用していき、今後の評点アップにつなげていきたいと思います。




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