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成功事例集

建設ソフトやハードウェアなどのITツールを導入して成功した事例を紹介します。

時間短縮や協力会社とのスムーズな 連携・管理を目指し、専用CAD初導入へ。

大進工業株式会社

複雑な構造化が進む時代のニーズにもリアルタイム3Dが活躍!

S/F REAL4

大進工業株式会社

(後列中央)取締役工事部長 
        菊田 佳昭 氏
(後列右) 工務課     
        山内 浩之 氏

 
所在地:埼玉県久喜市
設立:1963年12月
資本金:1600万円
従業員:30名
主な事業内容:建築鉄骨加工業
 
 
長年、他社の汎用CADを使ってきた中で、専用CADのREAL4導入へ。REAL4の導入理由と導入効果について大進工業(株)の菊田佳昭取締役工事部長と工務課の山内浩之氏に話を伺った。
 
 

2014年にREAL4を導入されたときの理由を教えてください。

 
他の会社でS/Fライナーを使っていた山内さんが、その前年、当社に入社したのがきっかけです。当社では他社の汎用CADを使っており、専用CADは使っていなかったのですが、REAL4ならスムーズに移行できるんじゃないかと。周囲の鉄工所や取引している商社さんなどでもREAL4を導入しておられ、デモを見てこれなら汎用っぽく使えそうで私も使いたいと思いました。(菊田氏)
 
私自身はライナーを10年以上使っていて、知人から「REAL4はいいよ」と聞いていて、同業他社もかなり導入しているようなので、部長に相談し、他の機種と一緒に比較検討してもらったんです。(山内氏)
 
 

何社のCADと比較検討されたのですか?決め手は?

 
3社です。決め手は入力しやすさ。それに3Dが即、見られること。また、協力会社はREAL4を入れているところが多いので、スムーズにデータのやりとりができることも決め手でした。(菊田氏)
 
 

S/Fライナーと比べてREAL4はどうですか?

 
自動入力できる項目が増えたのでずいぶん楽になりました。階をまたぐ梁の入力も簡単にできますし、ガセットプレート・ダイアフラム形状が自由に編集できるCAD編集機能もいい。以前は複写ができず時間を要していましたが、CAD編集機能で複写ができるようになり、とても便利になりました。実はその複写・貼り付けはデータロジックに要望を出していたことの一つだったんです。
 
以前からですが、サポートがいいですね。とても優秀だと思います。対応が早い。そのときには電話がつながらなくても、メールでちゃんと返事をくれる。これはすごい。サポートはどこより一番だと思います。ユーザーが多いので蓄積されているんでしょうね。(山内氏)
 
グッジョブです(笑)(菊田氏)
 
 

リアルタイムで見られる3Dはいかがですか?

 
いいですね。最近は補剛材・方杖・座屈止め・下地受け材等々で補強する構造が多く、納まりがより複雑になることが多いので、すぐに3Dで確認できることはとても助かります。また、私は設備配管類も入力(仮想BIM的に見える化)して打合せしていて、打合せの時に「ここはぶつかるから、こうしましょうか」と、その場で即、3Dで見てもらうと話が早く進むので役立っています。(山内氏)
 

物件3D-1

 

物件3D-2

 

他にどんな点が便利ですか?

 
帳表関係です。業務形態として、大きいものを当社でまとめて各社に配信して進めてもらうスタイルがここのところ続きそうなので、その点、REAL4だと、データを管理できるのがいいですね。(菊田氏)
 
工区分けの機能もいいですね。以前は自分でExcelを使ってやっていたんです。REAL4では、かなり細かく設定して分けられるし、帳表がExcelに対応して項目を編集でき、並べ替えもできるようになったので助かっています。工場のキャパが決まっている中で班ごとに簡単に分けられますし、「重量は何トン?」「何ピース?」「配車はどうしますか」と尋ねられたときにも集計が簡単にでき、生産管理が楽にできるようになりました。(山内氏)
 
 

特殊部品は使っていますか?

 
いい機能だと思いますが、今のところは単純な形状に使っています。部品を登録し、組み合わせて特殊部品を作る機能ですが、私としては形鋼を組み立てて特殊部品を作りたいので、もう少し使い勝手が良くなるといいなあと要望を出して期待しているところです。今はかさ上げ材を使って工夫して入れています。(山内氏)
 
 

専用と汎用の割合は?

 
私個人の場合でいうとライナーのときに専用4割・汎用6割だったのが、REAL4ではCAD編集機能が充実したので専用7割・汎用3割になった感じです。もっと専用で入れることはできるんですが、工場の流れを見て、段階ごとにデータを渡しています。納期を考え、どの時点で渡すのか、見極めが大事。そして渡した後も保存名を別名にして最終的にはデータを全部入れます。帳表として後で生産管理、チェックなどに役立ちますから。
 
基本的に私たちの目的は時短。お客さんの方もそれを求めています。時短が勝負。追加・変更も多く、それにいかに時短で柔軟に正確に対応できるか。汎用では無理ですが、REAL4であれば積算連動しますので変更対応の見積作成も早急に作成できます。私の感覚では、導入後、時間は半分ぐらいに短縮できているのではと思います。(山内氏)
 
 

REAL4の活用に当たって今後については?

 
工務課は現寸まで入れて6人で、現在、REAL4は2台です。現寸は他社の汎用CADを使っていますが、REAL4の増設も今後検討していきたいと思っています。(菊田氏)
 
以前のライナーのころからQRコードやバーコードを図面や帳票類に印刷し、加工の進捗状況をリアルタイムに管理したいと考えていましたので、今後REAL4を活用できればと思います。使えばさらに活用方法が見つかるし、分からなければサポートに電話します(笑)(山内氏)
 
 

今後に期待することは?

 
専用に実装されている汎用CAD機能を他機種の汎用CADと連動できるようにして欲しいです。
 
また最近「データでください」「このBIMソフトとやりとりできますか」とお客さんから聞かれることが何度かあります。お客さんもREAL4がBIMに対応できることを知っておられて「一緒にやりませんか」と。BIMへのさらなる対応、期待しています。(山内氏)
 

会社外観

 

工場内観


最終更新日:2019-05-14




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