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成功事例集

建設ソフトやハードウェアなどのITツールを導入して成功した事例を紹介します。

複数路線を同時に3次元化 より効率的な施工管理を

株式会社 正治組

SiTECH 3D

株式会社 正治組

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土木部 部長 大矢 洋平 氏(左)
工事主任 佐野 太祐 氏(右)

所在地:静岡県伊豆の国市
設立:昭和43年
資本金:2,000万円/従業員数:13名
主な事業内容:土木工事の測量・設計・監理・施工


新しい物事に対し、常に全力で取り組む姿勢を大切にしている株式会社 正治組。
現場をより効率的に管理するために導入した「SiTECH 3D」について、土木部 部長の大矢氏と工事主任の佐野氏に話を伺った。


「SiTECH 3D」の導入

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土木部 部長 大矢 洋平 氏

「正治組は、新しい物事に対して、常に全力で取り組む姿勢を大切にしている」

と語る土木部 部長の大矢氏は、現場管理や社員の監査以外にも、セルロースを使用した地盤改良材と工法の研究(特許申請済)を行うなど、企業概念を率先して体現している。
そんな大矢氏に「SiTECH 3D」の導入経緯を聞いた。


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「従来は、測量用ソフトを使って、XYZで座標計算をして、それをCSVやSIMAデータに変換し、トータルステーションにデータを送信して現場で使っていました。
そのデメリットは、例えば現場で急遽“任意点が欲しい”ということがあった場合や、法面整形などの途中で、計画面とのずれをランダムなポイントで確認したい場合などに、すぐに確認できなかったことなんです。

そんな時、情報化施工の研修会で『SiTECH 3D』を見せてもらいました。
3次元設計データを利用することで、どこでも任意点を確認することができることを知り、より効率的で品質の高い施工管理を実現できると思い、導入することに決めました」


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3Dを発注者や地域住民への説明資料に活用

「私たち技術者は、平面図、縦断図、横断図があれば頭の中で3D化できます。
しかし、役所との変更協議や地域住民への啓蒙活動の際に土木に詳しくない方に説明するのには、3Dで見ていただいた方が説明はしやすいのかなと思います。

『SiTECH 3D』は、映像として3D化できるし、他社の3次元モデリングソフトウェアとの互換性も良さそうだった。
この2つも導入を決める大きなポイントになりましたね」(大矢氏)


便利なガイド機能が3次元設計データの作成を支援

「ボタン数が少ないので、基本的に操作はわかりやすいですね。
3D図面を作る際には、平面図、縦断図、横断図を選択し、その後は操作ガイドに沿って、データを指定すれば取り込め、要領さえつかめればすぐに操作に慣れると思います。
ソフト自体が3次元設計データを作るための分かりやすい設計になっていますね」

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工事主任  佐野 太祐 氏

と語る工事主任の佐野氏は、現在7路線の3次元設計データを作成中。


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「以前から使用し操作に慣れていた測量ソフトよりも、時間的に短縮できました。
複数路線を同時に3D化することができるので、路線がどういう形で交差するのかが、目に見えて分かるのがいいですね」


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複数路線を同時に3D化できるので、現場全体がよく分かる


今後「SiTECH 3D」に期待すること

「交差点の歩道部の巻き込み部分にRをつけるなど、3D-CADのような処理ができるといいと思います。
そういった現場の細かい形状を簡単に処理できれば、さらに素晴らしいソフトになりますね」(佐野氏)

「SiTECH 3D」のユーザーレビューは動画でも下記より閲覧可能。
スマートフォン等のリーダーを使用し下の「QRコード」より。

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