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建築積算システム「FKS」・見積書作成システム「KYOEI COMPASS」
会社概要東洋建設株式会社 大阪本店 創業:昭和4年(1929年) 資本金:106億8,346万円 従業員数:1,234人(2012年3月現在) 事業内容:総合建設業(海上・陸上土木、建築)不動産事業等 東洋建設(株)は、1929年に兵庫県西宮市鳴尾浜に一大工業港を建設するという壮大な目的をもって創立された建設会社である。阪神大震災からの神戸港の復活や羽田空港の拡張工事など、数々の大型プロジェクトに携わってきた。1976年本格始動した建築事業と合わせ、アジアの国々を中心に世界の海へ「水と土のエキスパート集団」として活躍のフィールドを広げる。同社では、1986年に積算システムを導入し、その後Windows7にも対応している現行の積算・見積システムを導入。その運用に携わってこられた大阪本店の建築部見積グループの皆さんにお話を伺った。 システム化への取組み 当社では、建設業界において急速に進む技術革新や価格競争など、厳しい環境に対応しながら適切な利益確保を実現するために、1986年に社内で初の積算システム導入を行った。 システムの導入を検討した頃は、作業がすべて電卓と、手書きによる手作業であり、今、考えるととんでもない時間と人手が必要であった。また、提出見積書を複数用意するためには青焼コピーにて対応していた。 そこに、協栄産業より提案されたオフィスコンピュータ−とOCR(光学文字読取装置)による積算システムが画期的なシステムに感じ、デモンストレーションの見学や、実データによる比較検証などを経て、会社を説得し、「建築積算システムFKS」を導入した。 導入後、初の本物件対応は、集計表だけでなく、計算書も全て印刷し、可能な限り確認し、集計表と見積書を提出した。しかし、全ての計算チェックを行う時間がなかったため大変ドキドキしたが、これまでの手書見積書から、コンピューターによる見積書へと変わり、見やすさと集計の早さにワクワクした。その後、Windows化や、クライアントサーバー化による複数人での同時入力の実現など、「建築積算システムFKS」と「見積書作成システムKYOEI COMPASS」はさまざまな要望を実現し、見積データより当社オリジナルの実行予算システムや原価管理システムへの連動も行い今日に至っている。 ![]() ![]() (左)躯体伏図入力 (右)躯体3Dモード 今日までの情報社会化に伴い、他メーカーのシステム情報なども何度か収集しているが、常にFKSとKYOEI COMPASSを選択した理由については以下の点が挙げられる。 ①データチェック機能により入力ミスを防止 FKS、KYOEI COMPASSは計算ミスがなく、数値入力忘れなどのチェック機能がある。入力途中でも、最後にまとめてでも、随時チェックができるので、入力ミスを防止し、作業時間の短縮に大変役立っている。 ②見積書作成システムは操作が簡単でデータに汎用性があること 建築部だけでなく、営業部でもKYOEI COMPASSを利用している。Excelと似た操作性を実現しており、誰でも直ぐ操作できる簡便性が大変良い。また、Excelとの双方向でのデータ入出力や、Excelからのコピーと貼付もでき、BCSフォーマットにも標準対応している。業務上必要とする汎用性がすべて盛り込まれている。 ③システムサポートセンターの対応が良いマニュアルで確認できることは理解しているが、つい調べるのが面倒で電話しても、専任のスタッフが直ぐに回答してくれる。また、リビジョンアップ情報なども随時Mailにて連絡してくれるサービス体制を評価している。
各ソフトの機能について
今後への期待
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