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成功事例集

建設ソフトやハードウェアなどのITツールを導入して成功した事例を紹介します。

情報化施工をトータル支援する「デキスパート」

株式会社 鈴恭組

土木施工管理システム「デキスパート」

会社概要 株式会社 鈴恭組
所在地:静岡県磐田市
資本金:3,000万円
従業員数:30名

(左)河村部長、(右)松下部長 既設道路のAs舗装工で、情報化施工に挑戦したのが、静岡県で総合建設業を営む(株)鈴恭組だ。 中部地方整備局からICTモデル工事として発注された浜松管内東部地区舗装工事で、MC(アスファルトフィニッシャー)技術とTSによる出来形管理を行った。既設道路上のAs舗装工での新技術採用は過去例の少ないモデル工事であると同時に、夜間の集中工事という時間的制限もあった。この工事への挑戦の概要を同社の河村氏と松下氏に話を伺った

(左)河村部長、(右)松下部長

不安から始まったICTモデル現場 今回の工事の概要は?

トータルステーションによる出来形観測 今回の工事は、平成21年度に中部地方整備局から発注された国道1号バイパスの舗装工事で、4500㎡のAs舗装工のうち1000㎡を、アスファルトフィニッシャーのMC技術と、TSによる出来形管理を用いて情報化施工した。国道1号バイパス現道上の切削オーバーレイ情報化施工ということで、総合評価落札方式の入札だった。本工事へのエントリーに関しては、情報化施工技術の裏付けを取るのに苦労し、また施工条件の中に、多数業者が同時施工を行う夜間の集中工事があった。時間的な拘束や他工区との調整の困難さを抱え、新技術を採用し無事に竣工できるのか不安があった。

トータルステーションによる出来形観測

意外に簡単!TS出来形 実際使ってみていかかですか?

 今回は、アスファルトフィニッシャーのMC技術と、TSによる出来形管理の施工だったので、それぞれの3次元設計データの作成、ハードの仕様、またソフトの仕様など、それぞれへの対応に苦労したが、実際に行ってみると当初想像していたような難しいものではないと感じた。また、元々デキスパートシリーズの「現場大将」という測量ソフトを使っていたので、基礎から操作方法を覚える必要もなく、むしろ3次元設計データを加工することで、他現場の施工に利用できることも分かり、汎用性に感心した。この加工性は他現場への活用幅が広がると感じた。


3次元設計データ利用による効率化の可能性
今後の展開や試してみたいことは?


 3次元設計データの活用という面は、大規模土工事や山岳の現場、作業ヤードの広大な現場での使用に最適だと感じた。このような現場では、事前測量から大変な労力を必要とするし、図面から現場の仕上がり状況を読み取ることに苦労する。3次元設計データを活用することで、大幅な効率化、コスト削減などに効果があるのではないかと思った。






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