積算・見積ソフト「見積CRAFT(クラフト)2016 シリーズ」
株式会社 東光クリエート
新潟営業所
副所長 藤﨑 圭介 氏(右)
加茂 拓也 氏(左)
所在地:新潟県新潟市
創業:1948年
資本金:5,000万円
主な事業内容:送電線・配電線・内線・計装、電気工事全般の設計・施工、空調設備、通信工事
株式会社東光クリエートは、1948年の創業以来、電気設備工事に携わり、ライフラインの安定供給を図るという社会使命の下、電気工事の総合エンジニアリング企業として地域に貢献する地場大手の総合設備工事会社。
「見積CRAFT」導入前の状況は?
従来の積算・見積業務では、各担当者がそれぞれ好みの積算・見積ソフトを使用しており、当社には複数の積算・見積ソフトが混在していました。
そのため、材料単価や工数(歩掛)等を更新する際や統一する際は、膨大な時間を要していました。
そこで、この状況を打開し、積算・見積業務の効率アップを図るために、“まずは、積算・見積ソフトを社内で統一する”という結論に至りました。
以降、複数の積算・見積ソフトを候補に挙げ、検証した結果、四電工開発の「見積CRAFT」の導入を決定しました。
実際の作業風景
なぜ「見積CRAFT」に決めたのか?
まずは、操作性です。
見積書を作成する一連の操作がとてもシンプルで簡単でした。
部材を選択、数量を入力するだけで見積書が完成します。
また、必要な労務費、付属品、雑材消耗品等は自動で計算されるので、見積書に必要な費用の計上漏れを防げます。
これなら、現場経験の浅い若手社員や女性社員でも使えると感じました。
次に、当初一番の目的であった材料単価や工数(歩掛)等の社内統一が、「あっ」という間にできることです。
「マスタの自動同期機能」により、管理者が作成・更新した材料単価や工数(歩掛)等のマスタ全てが、各PCに自動で反映されます。
最後に、価格です。
高機能でありながら、数ある積算・見積ソフトに比べ、大幅に安価。
複数本必要な当社にとっては、とても魅力的でした。
その他、次のような付加価値機能にも魅力を感じました。
実際の作業風景
◆メンテナンス機能
市販の単価データ(経済調査会 積算資料等)を購入することで、ワンタッチで材料単価を更新できます。
「見積CRAFT」導入前に膨大な時間を要していた更新作業が、一切不要となりました。
また、工数(歩掛)や自動発生工事、法定福利費等に関わるもろもろの根拠を、管理者が設定すれば、前述の「マスタの自動同期機能」により、手間なく全社内統一根拠で見積書を作成できます。
◆Excel出力機能
見積書をExcelデータで欲しいと言われるケースが多くあります。
「見積CRAFT」は、Excelデータに直接変換できるので、CSV形式のデータとは違い、編集することなく、そのまま提出できます。
見積書
◆複合単価変換機能
官公庁物件では、複合単価の見積書を要求されます。
「見積CRAFT」は、「一般見積書(材工別)」を作成すれば、ワンタッチで「複合単価見積書(材工共)」に変換できます。
また同時に、複合単価見積書作成時の計算根拠となる代価表も自動で作成でき、提出先様もご納得いただけます。
複合単価見積代価表(計算根拠)
◆CADEWA連携機能
当社は現在、四電工開発の建築設備CAD「CADEWA(キャデワ)」を導入しております。
将来は、「CADEWA」と「見積CRAFT」との連携で、積算・見積業務におけるさらなる効率アップを目指したいと思います。
CRAFT 材料拾いから見積CRAFTに連携
「見積CRAFT」を実際に使い始めて
「見積CRAFT」導入に当たり、1日間の集合教育を実施しました。
操作はいたって簡単、マスターするのに時間はかかりませんでした。
また、2年間無料のフリーダイヤルでの電話サポートも付いており、とても安心です。
分からないことがあれば、すぐにサポートセンターに電話しています(サポートセンターの皆さん、いつも丁寧な対応ありがとうございます。次期バージョンではリモート(遠隔操作)も追加されるとのこと、期待しています)。
今後「見積CRAFT」に望むことは?
現在の積算・見積業務においては、まず、図面から手作業で材料を拾い、「拾い表」を作成。
次に、「拾い表」を基に、これまた手作業で、「見積CRAFT」に部材を入力しています。
以降は、「見積CRAFT」により自動作成される「検討書」を基に、原価検討等を行い、見積書を作成しています。
現在の積算・見積業務のさらなる効率アップを図るには、「CADEWA」の材料集計データから「見積CRAFT」への積算・見積連携という手もありますが、お客様から頂戴するCADEWA以外の図面(JW-CAD、AutoCADやPDFデータの図面)からも簡単に材料を拾い出し、見積書を作成したい。
そのために、四電工には、
●画面上で材料を拾い、「拾い表」をデータ化。
その「拾い表」データを「見積CRAFT」に連携、見積書を作成するといった一連の機能
●また、材料の拾い業務においては、「簡単」で「スピーディー」に、さらには「手拾い感覚で」
を要望しています。
この要望については、次期バージョンの「見積CRAFT 2016」で対応すると、四電工から聞いていますので楽しみにしています。
最後に一言
次期バージョン「見積CRAFT 2016」(2月2日リリース)には大いに期待しておりますので、四電工の皆さん、頑張ってください。
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