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成功事例集

建設ソフトやハードウェアなどのITツールを導入して成功した事例を紹介します。

オリジナルシステムの開発により顧客ニーズに即座に対応

化研マテリアル株式会社

リニューアル積算ソフトRSS、長期修繕計画表作成ソフトKLC

会社概要 化研マテリアル株式会社
所在地:東京都港区西新橋
資本金:5,000万円
従業員数:377人
主な事業内容:建築材料販売、建設工事、産業廃棄物の収集運搬業

佐藤 秀一 氏 西沼 恭平 氏 木内 康洋 氏 化研マテリアル(株)は昭和44年の創業から30年余りを建築資材の卸売業として資材供給を通じ、ビル建築、土木 構造物造りに貢献してきた。この間、高度経済成長のもと「ビルヂング」や「土木構造物」が大量に造られ都市機能が形成されている。昨今、新築工事の減少に伴う改修工事の需要が高まってきており、現存建物のリニューアル工事、建物調査のニーズが増えつつある中、今回は、リニューアル開発部積算グループ木内康洋氏にお話を伺った。

左から リニューアル開発部 積算グループ 佐藤 秀一 氏
西沼 恭平 氏 グループリーダー 木内 康洋 氏

事業内容

 弊社は、昭和44年に、バックアップ材、ゴムガスケット類等の加工販売会社として創業し、現在まであらゆる建設現場のニーズに応えながら事業を展開してまいりました。現在は、建材の販売はもとより、マンションやビルの建物調査から建物診断、改修工事などを手掛けております。
 建材の販売においては、物流センターの販売協力会社様の協力を得て、お客様の即座のニーズに応えるための体制を強化しております。


業務内容

 私の部署は、マンション、ビルの改修工事を受注するにあたって、経年劣化した建物の外壁塗装、外壁タイル、屋上防水等の調査診断を行っております。さらに調査診断報告書、調査・提案図面の作図、仕様書の作成も必要とされます。
 その他に、積算の業務を依頼されておりますが、図面から手作業で作成すると非常に手間と時間を要します。そのため、積算ソフトの導入が以前から課題となっておりました。


パッケージソフト導入の検討とオリジナルシステム

 積算システム導入の検討にあたり、何社か検討を重ねました。いくら良いソフトであっても、導入実績も大切であるし、サポート体制がしっかりしていないと意味がない、ソフトの改良も行える会社じゃなければ駄目である、と考えました。
 検討、比較を重ねた末、協栄産業株式会社へ声をかけ、ご相談させていただきました。
 ゼネコンや積算事務所への実績が多く、バージョンアップも定期的に行なっていること、何より20数年の歴史を持っていることが大きかったですね。
 協栄産業製の仕上積算ソフトの中で、CADや図面を読み込み数量算出ができるソフトを見つけたのですが、どちらかというと新築工事のイメージだったんですよね。
 弊社としては、改修工事、いわゆるバルコニーや共用部、廊下などの積算業務を委託されることが多いため、このままでは使えないかな?と考えていたのですが、数回打ち合わせさせていただく中で、「リニューアル業界に使える化研様オリジナルのソフトを作りましょう、改修工事の需要の波が広がれば今後は一緒に販売していきましょう!」という話に発展しました。そこで開発されたソフトがリニューアル積算ソフト「RSS」です。


RSS_科目別集計RSS_仕上デジタイジング入力RSS_部位別集計
RSS_科目別集計            RSS_仕上デジタイジング入力    RSS_部位別集計

リニューアル積算ソフトRSSの特徴

 建築の改修業界に特化した積算CADソフトです。
 改修業界の現状は青焼きの図面しかなく、図面のCAD化も進んでいない状況です。積算のルールも確立されておらず、積算したが根拠が示せない方が大半です。
 弊社のソフトは前述した問題点を解決できるソフトとなっております。

1.図面をスキャンしてパソコンに取込み、ソフト上で縮尺補正ができます。正しい縮尺の図面が少ないので重宝します。
2.縮尺補正した図面データ上からマウスでデジタイジング(範囲指定)するだけで面積・長さ・個所数を計測します。同時にハッチングされるので、施工範囲図として利用できます。 3.場所ごとに積算項目を事前登録できるので拾い漏れがありません。
4.デジタイジング(範囲指定)した結果が集計表(拾い書・部位別集計表)に変換されるのでデータが連動します。
5.積算したデータを見積書にも変換できます。変換した見積書の編集・印刷・Excel変換が可能です。


KLC_総括表KLC_収支計画グラフKLC_指定修繕工事費内訳表
KLC_総括表               KLC_収支計画グラフ        KLC_指定修繕工事費内訳表

長期修繕計画表作成ソフトKLCの開発・販売経緯

 RSSのユーザーであるマンション管理会社様からの要望がきっかけです。国土交通省から長期修繕計画のガイドラインが出版されることを教えてもらいました。リサーチの結果、他社からはガイドライン対応のソフトが販売されていないこともあり、開発・販売を計画しました。
 そもそも長期修繕計画とは、マンションの維持・管理をするために必要な資金を修繕積立金として毎月住民から徴収し来る大規模修繕工事に備えて資金計画を立てることなのですが、それまでは決まった基準や書式がなく、作成者側の内容にバラつきがあったのが現状です。
 今回のガイドライン発表により、受取り側(マンション管理組合)にとっても比較や検討がしやすくなるメリットがあります。


長期修繕計画作成ソフトKLCの特徴

1.一番の特徴は、長期修繕計画を国土交通省ガイドライン標準様式1から5までに沿ったEXCEL書式に即座に変換できることです。
2.ガイドライン指定の指定修繕工事項目はマスターとして登録済みです。
3.25年・30年・36年などの計画年数を任意に設定し年表を作成できます。
4.指定修繕工事と修繕積立金を入力すれば、画面上で総括表と収支計画グラフを確認できるシミュレーション機能があります。均等積立方式以外に、現在の積立金や段階積立方式でのシミュレーションも行えます。
 何より、Excelで作成する場合は面倒な計算式などを組んで設定が必要ですが、このソフトでは必要ないため、パソコンスキルに関係なく使える点が大きいです。


今後の展望

 販売開始後、1年半が経った現在(2010年11月)、販売実績は50社を超えて順調に推移しています。協栄産業と協業することになってからその勢いは加速しています。
 そんな中、ユーザー様からの要望も多数いただいております。これからも内容を精査して、開発、改良を重ね、使いやすいソフトにしていきたいと考えております。




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