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成功事例集

建設ソフトやハードウェアなどのITツールを導入して成功した事例を紹介します。

BIMの取り掛かり、BIM推進に苦戦している企業に有用 設計〜施工まで、BIM自動作図機能を搭載したBI For ARCHICAD

眈招設株式会社

使用製品 BI For ARCHICAD


眈招設株式会社
所在地:大阪府大阪市
設立:1980年11月(創業:1917年10月)
資本金:50億円
従業員数:1,767名(2020年4月現在)
https://www.takamatsu-const.co.jp/
 
 

大阪本店 設計本部 BIM推進室  課長代理           課長補佐   
徐 霖 氏       清原 大輔 氏  

103年を歩み各種建設分野に事業を拡大する眈招設株式会社。
設計施工9割を超える同社では顧客満足度の向上を掲げながら、フロントローディングの仕組みを作り、提案力と技術力の強化を目指す。
今回はBIM推進役を担う清原氏と徐氏に話を伺った。
 
 

最初から圧倒的評価だったBI For ARCHICAD

「当社とBIMとの関係は、2014年設計本部へArchicadの本格導入を機にBIM導入調査を取り組みましたが、当時はBIMを利用し展開していくルール作りが進まず、費用対効果の疑問と、普及事例も少ない状況でBIMに対し消極的でした。
 
そんな中グラフィソフトが推奨する“OPEN BIM”の拡大を背景に2019年4月にBIM推進室を設けました。
 
社内でBIM推進の力になったのが『BIFor ARCHICAD』です。
 
Archicad22 製品発表会の際に『BIFor ARCHICADはすごい』という圧倒的な評価が社内にありました。開発したU’s Factoryにプレゼンテーションを受けた後は一気に導入が進みました」と清原氏は導入の経緯を説明した。
 
「当社は設計・施工案件が9割を超え、一気通貫BIMモデル運用を構築する必要性があります。その中で2020年度の仮設検討案件に対して、8割以上のBIM稼働率となっています。そして使い始めて最初にその機能性に驚いたのが“足場の自動発生”機能でした」と語る。
 
 

誰でも細部に至るまで、一瞬にして足場作成可能

本来Archicadにおける足場の作図は、パーツから選んで組み立てていくが、「BI For ARCHICAD」は一瞬で作図されると徐氏と清原氏は語る。
 
「とにかく一瞬で足場を組めるので、手間が大幅に削減されます。また一つのオブジェクトになっているので修正がしやすい。設計で作図している躯体に対し、自動配置機能から足場幅などを選択し、発生した壁ツールで配置場所と足元の調整を行います。一括足場作成をクリックするまで面倒な作業は何もありません。経験の浅い社員でも無理なくできます。これだけの単純な操作でメッシュシートやブラケット位置、落下養生、さらに搬入時の荷受けステージや防護柵まで細かく作成されます。当社は狭小地の物件も多いので、U’s Factory にGDL開発の要望を提出し、単管足場も同様に作成可能になりました」
 
一連の作業を終えた後、実際は申請図や現場指示書に活用する微妙な調整が残されるので、時間短縮の効果は限定的だが、完成までの工程をトータルに考えると、これまでの無駄な作業が大幅に削減される。
 
「3次元で自動作成すると漏れが解消します。したがって手戻りがなくなるのでやり直し作業や無駄な発注が格段に減りますね。また、立面図だけでは足場の控えが取れるかどうかを判断するのは難しかったのですが、3 次元だと建物とリンクしているので分かりやすく、容易に判断できるようになります。同じ理由で安全対策がしっかり行き届いているかを確認できる効果も生んでいます。そのほか掘削工事の土量計算や床付け図も短時間でできるので簡単ですね」
 


単管ブラケット足場

足場+数量モデル

 

掘削モデル+図面

 


外部足場全体

荷受けステージ



 

Archicad内で完結でき、施工検討の精度が上がる

「『BI For ARCHICAD』を使うことで、平面に比べ圧倒的な情報量の中でより正確な施工検討ができる。この点も自動作成機能を持つ『BI ForARCHICAD』のメリットです。
 
『BI For ARCHICAD』の施工シミュレーションでは、工程表とモデルがリンクするので、全てArchicad内で使える点が効率的に作業を行えます。
 
また工程表の期日ごとに3D情報を管理できる『ビュー』へ自動登録機能があります。登録されたビューから、見たい箇所を回転させてさまざまな角度から検討が可能です。確認者はビューを見れば良いだけなので、確認だけならArchicadの複雑な操作を覚えなくても良い。工事を把握している者がチェックすれば何が漏れているかが瞬時に分かるので、より良い施工検討をできることが利点です」
 
さまざまなソフトからIFC形式で持ってくるとデータが重く、さらに加工不能なデータになってしまうが、「BI For ARCHICAD」には“IFC最適化”という機能もあり、Archicadのツールに自動で変換してくれるので、BIM推進室内で編集可能となるのもメリットだ。
 


工程シミュレーション

作業風景

 


要望を迅速にアップデートオープンソースでユーザーに提供

同社BIM推進室の業務に欠かせなくなった「BI For ARCHICAD」だが、使っていれば「ここを工夫してほしい」という要望が出るのは当然だ。
 
「実際に2019年4月から2020年の12月までの間に550項目以上の要望を送りましたが、それらを反映した250回のアップデートが行われました。しかもU’s Factoryでは、それをオープンソースで行う点が特筆されます。それにより他社の要望で生まれた機能も当社で使用できるのです」
 
「BI For ARCHICAD」は、設計と同時に数量把握できる点も重要な特長として挙げられる。
 
「設計は、大まかに進めながら部分、部分を詰めていく作業です。そこで当社の場合は、企画設計の初期段階や基本設計の最後の工程で概算見積りを算出して数量を押さえ、うまくコストコントロールしながらモデル運用できればと考えています」
 
このようにArchicadの中で作図や検討が一気に自動化が実現できる「BI For ARCHICAD」だが、その運用による効率化のためには、従来どおりの現場ノウハウとの融合が不可欠であり、現場が受け入れやすい環境を整え、技術者が主体的に判断をしながら、各機能を活用していく方針で進めていく。
 
 


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