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成功事例集

建設ソフトやハードウェアなどのITツールを導入して成功した事例を紹介します。

理想とする鉄骨施工図の追求とKAPシステム誕生の経緯

株式会社建築設計 HaL

建築専用鉄骨CAD「KAPシステム」

株式会社建築設計 HaL

     
主任 清水 健斗 氏
専務取締役 米田 和彦 氏
代表取締役 井手 春日 氏
部長 早川 和宏 氏
(左から)

 
株式会社建築設計 HaL
所在地:山口県防府市
従業員数:10名
事業内容:建築鉄骨(施工図・積算)
https://www.kenchikuhal.co.jp
 
 
 
 
 
 

幹部の大半が鉄骨ファブリケーター出身者という、山口県防府市の株式会社建築設計HaL。鉄骨施工図の作成には、従来より専用CADを使用していたが、建築専用鉄骨CAD「KAPシステム」に強い親近感を覚え、同システムへの切り替えに踏み切ったという。ファブリケーターの視線で見た「KAPシステム」について、同社のBIMに対する取組状況と合わせて話を伺った。
 
 

KAPシステムへの親近感

当時すでに別会社の専用CADを導入していたのですが、事業規模拡大に伴い専用CADの新規増設を検討していました。
 
数社の専用CADを比較検討していく中で、KAPシステムに出会い、得も言われぬ親近感を覚えました。それはファブリケーター自らが自社の図面、原寸作業の省力化を目的に開発されたという誕生の経緯にありました。
 
弊社は幹部のほとんどがファブリケーター出身者で占められており、鉄骨施工図は鉄骨を製作するためのものという意識を強く持っています。
 
KAPシステムはファブリケーターの視点から考えられており、機能のほとんどがモノづくりのために作られていると感じました。
 
最終的にはそうした親近感が導入の決め手となりました。
 
 

比較検討時や実際に使用してみて感じたこと

●入力時の処理待ち時間が短い。
入力とモデル作成を分けて行う仕様となっているので、入力時の処理待ち時間が短いと感じました。
その分モデル作成時に時間を要するデメリットもありますが、よほどの大型物件でない限りそこまでのロスにはなりません。
 
●大型物件に対応可能
入力データが膨大となる大型物件でも入力中の処理速度への影響が少ないと感じました。
 
●複雑な鉄骨納まりに対応
各ユーザーがこれまで使用してきた納まり(マクロ)が随時更新されるため、工事ごとに微妙に形状が異なる鉄骨納まりでもほとんどの場合対応可能です。
 
●熟練度に合わせた入力と作業分担
基本入力から特殊納まりの登録(マクロ)、より細部の個別修正(ロギング)まで作業者の熟練度に合わせた入力が可能で業務の作業分担もできます。
外装ファスナーなど複数のプレートで構成されている部品も別で作成する機能(ファスナー作成)もあり、非常に助かっています。
 

 

 



 

BIM普及への予感

BIM導入による生産性向上についてはCAD普及当時から注目されてきましたが業務プロセスの変革などの高いハードルがあり、業界全体で考えればまだ発展途中という印象を受けます。
 
しかしながら早い段階からBIMに着目し、技術、システム、生産体制の見直しを徐々に行ってきている取引先企業もあり、物件の積算から建方完了までの一元管理が当たり前となる時代が到来する予感もあります。
 
 

BIM取り組みについて

弊社においては全体の業務割合の約半数がBIM取り組み案件のプロジェクトとなっており、日々新たな課題が発生し業務効率化を図る必要性に迫られています。
 
課題の種類にはさまざまなものがありますが、中でも多いのは正確なモデルを作成するというシンプルなものです。
 
ここでいうモデルとは、単に視覚的に成り立つものではなく実際に鉄骨製作に必要な情報を持ったモデルという意味になります。
 
一見簡単なように見える課題ですが鉄骨は自由度が高く納まりのレパートリーが無限に存在するため、原寸可能なレベルの正確な情報を入力するとなるとそれなりに難易度が高くなります。
 
KAPシステムではそれらの新たな納まりが発生する度、専用のマクロを追加作成し対応していただけるので非常に助かっています。
 
マクロでも対応できない納まりは、ロギングやファスナー作成の機能を使用すれば、ほとんどの鉄骨納まりに対応できます。
 
鉄骨製作のための情報を正確に入力するという点においてKAPシステムは非常に合理的な専用CADであると感じています。
 
今後はKAPシステムを導入しているファブリケーターと連携して入力したデータがより高い精度で鉄骨製作活用できるようなモノづくりに特化したモデルの作成を目指していきたいと思います。
 



 

今後への期待

KAPシステムはさまざまな機能を用いて正確に入力を行える反面、入力方法が標準化できていないように感じる場面もあります。
 
最終的にはどうにか入力できるのですが、それまでのプロセスが複雑だったり、予想外な場所に機能が格納されていたりと良く言えば奥深い、悪く言えば使い手を選ぶという印象も受けます。
 
一定期間で更新されるマクロについても一見同じようなマクロが複数あり、種類が膨大で、今なお増え続けています。
 
現状の操作画面レイアウトでは専用CAD初心者がそれらの中から正しい機能を選定するのはなかなか難しい作業になるのではと思います。
 
ある程度、操作に慣れてきた作業者でも使いたい機能を見つけるのに手間取り、必要以上に時間を要してしまうこともあります。
 
今後は画面レイアウトの整理、操作手順の簡素化、操作ガイドを充実させ初心者でも扱いやすくなるような進化を期待しています。
 
 


 
 


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