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成功事例集

建設ソフトやハードウェアなどのITツールを導入して成功した事例を紹介します。

3次元モデル内を点検チェックし維持管理リンクされた台帳や属性データで瞬時に注意点を把握

JAGフィールド株式会社

COMOS Walkinside (コモスウォークインサイド)

JAGフィールド株式会社

環境技術部長      事業推進部長
武井 朝紀 氏      柴崎 博光 氏

 
所在地:名古屋市中村区(本社)
設立:2000年1月
資本金:1700万円
事業内容:総合人材サービス業
https://www.jag-fld.com/
 
 
 
 
 
 
 

設計・施工管理の技術者派遣からスタートし、現在は発注者支援からアフターメンテまで建設業界における『ものづくり』全体の人材および技術支援を行っており、さらにBIM・CIMなど建設関連のITエンジニアの紹介やグローバル化のサポート、最新の技術教育まで多岐に渡る人材サービスを展開するJAGフィールド株式会社。日本アジアグループ株式会社(東証1部上場)の一員としてさらなる成長を目指している。「COMOS Walkinside」を選定した決め手と、導入後の成果について、同社事業推進部長の柴崎氏、環境技術部長の武井氏に伺った。
 
 

維持管理での活用にぴったりな機能

建設業界に特化した総合人材サービスを手がける同社は、新たな事業展開を模索していた。「BIMの『I』はInformation(情報)ですが、単に3次元モデルを作って終わりではなく、情報をアウトプットしていくことが重要と考えました」と柴崎氏。このような状況下で、3次元CADデータを簡単にウォークスルーシミュレーションできる「COMOSWalkinside (コモスウォークインサイド) 」を選んだ理由について、武井氏は次のように語った。
 
「前職で大規模な地域冷暖房システムの委託工事(機器整備・ストレーナ開放点検他)を担当していたのですがトラブル時の影響力が大きい冷却水ポンプ整備や冷水ストレーナ開放点検において、作業前にバルブブロック(迂回路利用のための切替え措置)を行うためのバルブの位置すら分からなく、こちらで図面確認して場所を探し技術員に教えた経験が、コモスウォークインサイドの導入につながりました。日本の維持管理は、マニュアルに頼りがちで応用が利かず、トラブルに迅速に対処できていません。今回、弊社の新たな方向性を考える際に、本ソフトの機能が維持管理における事前の段取りや危険予知に役立つのではと判断したのです。また、施主様の多くは、紙の図面は見ても理解できません。本ソフトなら、自分で操作できて設備の細部まで簡単に確認できるため、高評価をいただいています。VRを応用したソフトは多く販売されていて迷いましたが、どれも操作性の面で難があって、しかも重い。本ソフトは、誰でも操作できる使いやすさの他に、10.1インチのロースペックのPCでもサクサク動く軽さがあり、動作が遅くてイライラしない点も決め手となりました」
 
 

誰でも簡単に3次元モデル内を自由自在

現在は水処理プラントを中心に3次元モデルの構築なども行う同社だが、コモスウォークインサイドには大きな可能性を感じると両氏は口をそろえる。操作性について武井氏が語った。「3次元CADの中でアバターを設定し、方向キーとマウスだけで自由に動かして狭所の細部まで確認できます。キー一つで無重力状態で浮かぶことも可能です。アバターを消すと、身長170cmの人間の視点でモデル内をメンテナンス時の動線で歩いて確認できます」
 
確かに、まるで自分が現場を歩いているような感覚がモデル内で再現される。武井氏は続ける。「例えば制御盤のリンクを開くと点検マニュアルが出てきます(図-1)。電動機のベアリング交換でオイルは充分か、玉の破損はないか、と点検項目が示され注意点が瞬時に分かります。ここには整備中の動画も入れられ、紙のマニュアルを探し出してページをめくる手間が省けます。URLでハイパーリンクを設定するだけで、取扱説明書や施工図、危機管理台帳などあらゆる台帳や属性に関わる情報、動画や静止画、アニメーションまでデータ仕様を選ばず見たいポイントで瞬時に開いて見られるのでストレスがありません。PC内で情報整理するのと同じ感覚でグループ化すればいいのです」
 
柴崎氏もこう続ける。「誰でも注意事項や管理事項を書き込めるのも便利です(図-2)。『2号機のポンプを換える』の後に『〇月〇日交換完了』と入れるなど、口頭でなく記録として残し全員で共有できるので伝達ミスも防げます」
 
武井氏は「そんな風に現場でカスタマイズして自由に使いこなしてほしいですね。何でもリンク付けできますし、点検で要注意のポンプを赤色にするなど色分類でも注意喚起できます。基本操作を覚えるとゲーム感覚で使えると思います」と語る。
 
コモスウォークインサイドは、俯瞰的に位置情報を得られる点も便利だ。「モデル内でポイントを設定すれば、いちいち図面で調べなくても瞬時に行きたい場所に移動できます(図-3)。何カ所でも移動でき、メンテナンスの優先順でも設定できます。リンク先に組み込めば、そこから関連ポイントに移動できます」
 
武井氏はさらに「自分が今どこにいるかを知りたい場合は、アバターがいる場所がプラント全体のどの地点かもすぐに分かります(図-4)。図面は不要ですね」と付け加えた。
 


図-1 色分けされたタグをクリックする
とマニュアルが表示される

図-2 タグに注意事項などをその場で
書き込み、全員で共有できる



図-3 クリックひとつで設定したポイ
ントに瞬時に移動できる

図-4 自分が図面全体のどこにいるか、
ひと目で把握できる

 

建設系のあらゆる分野や研修にも活用

全てが可視化されているため可能性はさらに広がる。「担当者が変わっても一見して分かるので引継ぎがラク」と武井氏が言えば、柴崎氏も「弊社はベトナムの日本語学校や大学と提携してアジア圏の人材育成や人材紹介事業も行っていますが、コモスウォークインサイドなら日本語が分からなくても見て伝わりますので、国内外のトレーニングで教育効果が高まります(図-5)。今後は社内に研修ルームも完備させ、現場に本ソフトが使いこなせる人材を送って指導していく計画もあります」と可視化による効能を語った(図-6)。
 
設計・施工からアフターフォローまでの一貫したサービスに関心が集まる昨今だが、本ソフトは設計時のプレゼンにもビジュアル効果を発揮できる。さらに武井氏は「工事中の模様を段階的に撮影しておけば1本のソフトで工事工程まで見られる」と強調し、両氏とも維持管理を含めた一気通貫での活用も視野に入れているとアピール。「将来的にAIを搭載すれば人間の手を借りずにメンテナンスできる時代が訪れるかもしれません」と、本ソフトへの期待を述べた。
 

図-5 ベトナム国立大学と提携し、日本で働くための建設エンジニアの育成事業も展開

 

図-6 研修センターでは技術トレーニングだけでなくベトナムの図面受託会社との打合せも行う



 
 


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