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土木・建築を中心とした建設ソフトウェアやハードウェアなど、建設ITに役立つ新製品・新サービス等を紹介します。

福井コンピュータがBIM建築設計システム『GLOOBE 2016』発売

2015年6月23日 分類: CAD、BIM・CIM

福井コンピュータアーキテクト株式会社(本社:福井県坂井市、代表取締役社長:林 治克)は、企画設計の短縮化、CG制作時のレンダリング時間の短縮をはじめ、設計事務所やゼネコンなどで、スピードと正確性が求められる企画段階から実施設計に至るまでの各工程を大幅に短縮化し、発注者側の維持管理などの大幅な業務効率化を実現するBIM建築設計システム『GLOOBE 2016』を7月28日に発売する。
 
福井コンピュータアーキテクトがBIM建築設計システム『GLOOBE 2016』を発売
 
■製品の概要
日本の設計手法や建築基準法に対応した、日本発のBIM建築設計システム。
法的規制や外観デザイン、平面計画からなど、多彩なアプローチの設計手法に対応し、「粗」から「密」へと設計本来の流れに沿いながら、3次元設計を実施することが可能。
豊富な日本仕様の建材データや自由度の高いデザイン機能、基本設計を元にした実施設計、建築基準法に沿った法規チェック等、日本の設計に最適化された機能を多数搭載している。
本バージョンの主な特長は下記の通り。
 
●BIMモデルからFM用データベースに変換:「マイニング」機能を搭載した新オプション「FM連携」
BIMデータをデータベース化する技術を土台にFM用データベースに変換できる新機能を搭載。
通常BIMモデルのオブジェクト(部材)点数は数万点になりこのビッグデータをFM用に分類分けするには相当な時間と労力が必要となるが、本製品では建築に使われる実部材の名称やプロパティを変更することなくFMに使われる分類分けをルールに基づき自動で紐づける。
入力されたデータは正確な情報と数量があり精度の高いFMシミュレーションが可能になることから、分類分けをGLOOBE(BIMソフト)で行いデータベースをFM-Refine(株式会社FMシステム製の建物の長期修繕・更新計画作成支援システム)に連携し即座に中長期修繕計画をシミュレーションすることが可能になった。
 
●詳細な表現力を向上
扉や障子の平面・断面、それぞれで異なる無目・方立の詳細表現と有効開口位置の指定など、設計上重要なディテールを自由に作成し、テンプレート化して繰り返し使うことができる。
他にも詳細図生成機能強化など多くの詳細表現向上を行っている。
 
●BIMモデルの新しい活用方法:「3次元寸法線・引出線」
3次元BIMモデル上に寸法線・引出線をダイレクト入力が可能。
また、2次元CAD図面と3次元BIMモデルを同時表示することができ、BIMモデルの確認、2次元図面とBIMモデルの整合性の確認、設計イメージの共有などに使用することができる。
 
●共同作業を強力サポート:「雲形」
「雲形」機能でモデル・図面上の問題箇所を特定して作業指示を書き込める。
また、複数PC間での作業環境(レイヤ、線種など)の統一化機能も実装した。
 
●プロカメラマンのテクニックを表現:「あおり補正」
建築写真に必要な「あおり補正」に対応。
あおり補正で建物の垂直部分を強調したCGパースになり、視点調整やレンダリング範囲の専門知識がなくても、誰でも簡単にあおりを補正したCGパースの作成が行える。
 
●ユーザの意見・要望を反映して100項目以上の機能アップを実現
一例として、
 
 ▼国土交通省BIMガイドラインに対応:「SXF入出力」
 ▼構造計算データとの連動性向上:「断面リスト更新」
 ▼日本仕様対応:「畳目地」、「延焼ライン」
 ▼各種処理の高速化:図面作成、一括属性変更、レンダリング(アンビエントオクルージョン)
 
など。
 
■標準価格(税抜き)
BIM建築設計システム『GLOOBE 2016』
 
GLOOBE 2016レンタルパック(基本パック):144,000円/年(月々分割の場合、12,000円/月)
 ※主な生成図面:配置図、平面図、断面図、立面図、CG、平面詳細図、矩計図、展開図、建具表、仕上表など
 
GLOOBE 2016レンタルパック(オプションプログラム)
法規チェック:24,000円/年(月々分割の場合、2,000円/月)
 ※主な生成図面:防火区画図、日影図、平均地盤面算定図、天空図、採光/換気/排煙図
“P-style”for GLOOBE:48,000円/年(月々分割の場合、4,000円/月)
 ※平面、立面、パース上でのパーツ配置&手描き風等多様なレタッチ加工が可能
PDF取込アシスト:24,000円/年(月々分割の場合、2,000円/月)
 ※PDFデータをCADデータに自動変換
ARCHITREND リアルウォーカー:24,000円/年(月々分割の場合、2,000円/月)
 ※高品質ウォークスルー、天候シミュレーション
FM連携:96,000円/年(月々分割の場合、8,000円/月)
 ※企画から設計・施工・竣工後の維持管理までファシリティ・マネジメント(FM)連携
 
■問い合わせ先
福井コンピュータアーキテクト株式会社
TEL:0776-67-8850
http://archi.fukuicompu.co.jp



CIM実用化に向けた取り組みを支援する福井コンピュータの最新ラインナップ

2015年6月22日 分類: CAD、BIM・CIM

福井コンピュータ株式会社(本社:福井県坂井市、代表取締役社長:杉田 直)は、施工フェーズにおけるCIM支援機能をさらに強化した土木施工管理システム『EX-TREND 武蔵2016』とCIMコミュニケーションシステム『TREND-CORE 2016』を7月7日に発売する。
 
CIM実用化に向けた取り組みを支援する福井コンピュータの最新ラインナップ
 
■製品の概要
各製品の主な特長は下記の通り。

『EX-TREND 武蔵2016』
CAD・工程管理・写真管理・出来形管理などのプログラムを多数揃え、土木施工業務全般を支援するシステム。
本バージョンの主な機能は下記の通り。
 
●情報化施工の強化
「建設CAD」のオプションプログラムである「3次元設計データオプション」において、施工段階(まき出し厚)データを一括作成することが可能。
これによりマシンコントロール/マシンガイダンスのデータ作成が容易になる。
●横断に関わる土木機能を強化
測量・土木で流通する横断SIMAをはじめ、現場端末システム「X-FIELD」、3D点群処理システム「TREND-POINT」のデータを利用して、起工測量後の土量算出や出来形図の作成をスムーズに行うことができる。
従来と比較して約60%の作業時間短縮(同社検証)が見込める。
●切削オーバーレイの強化
3Dレーザースキャナー等で路面形状を計測した点群データを「TREND-POINT」に取り込み、現地盤や控除物の情報を「建設CAD」にて連携利用することが可能。
これにより外業時間が約50%短縮(同社検証)され、計画・設計から成果作成まで効率的にデータ作成を行うことができる。
●「X-FIELD」に電子小黒板機能を搭載し、写真管理の手間を大幅削減
現場端末システム「X-FIELD」に搭載する電子小黒板機能機能を活用することにより、電子小黒板付きの工事写真を撮影することが可能。
この電子小黒板を活用することで「EX-TREND 武蔵2016」の写真管理プログラムにて写真の自動振り分けが可能になり、手間のかかる写真整理作業が大幅に削減される。
 
 
『TREND-CORE 2016』
現場技術者自身が操作し、施工フェーズにおけるCIM活用を目的としたCIM用3次元CAD。
本バージョンの主な機能は下記の通り。
 
●3次元モデルからの土量シミュレーション機能を追加
メッシュ法による土量算出に対応。
現況と計画モデルを入力すれば自動算出できるため、計画検討の数値的な裏付けを簡単に手に入れることができる。
算出された土量は、計算根拠と共にCSVファイルとして出力可能で、また3次元点群処理システム「TREND-POINT 2016」から出力されたメッシュ土量データを読み込むことも可能なため、実績と計画の土量を比較検討し、一歩先んじた判断を支援する。
●盛土・切土オブジェクトに対応
盛土オブジェクトでは、指定した「まき出し厚」による段階的な施工モデルを簡単に再現可能。
計画モデルだけでなく、施工中のモデルを取り扱うことで、施工者のためのCIMを支援する。
盛土・切土の各オブジェクトは「土量」をプロパティとし参照できるため、全体だけでなく、施工段階での計画土量をあらかじめ把握することができる。
●3次元モデルと「横断図」の重ね合わせ表示に対応
3次元モデルと横断図を同じ3Dビュー上に重ね合わせて表現するなど、3次元モデルと2次元図面を同時に表示することで、施工の見える化の幅を広げ、現場の手戻りを削減することが可能。
 
■標準価格(税抜き)
『EX-TREND 武蔵2016』電子納品出来形CADセット:870,000円~
『TREND-CORE 2016』基本部:600,000円~
『X-FIELD』土木基本セット:80,000円/年間~
※現場端末含まず
 
■問い合わせ先
福井コンピュータ株式会社
TEL:0776-67-8860
http://const.fukuicompu.co.jp/



3Dソフトウエアと『MREAL』をダイレクトに接続するアプリ

2015年6月9日 分類: 建設共通

キヤノン株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役会長兼社長 CEO:御手洗 冨士夫)は、現実映像とCGをリアルタイムに融合するMR(Mixed Reality:複合現実感)システム『MREAL(エムリアル)』の新たなアプリケーションソフトウエアとして、建築・建設業向けの設計データを閲覧するためのソフトウエア「BIMx Desktop Viewer」と「MREAL」をダイレクトに接続する『MREAL Direct Viewer 1.1 for BIMx Desktop Viewer V18』を6月11日に発売する。
 
建築・建設業向け3Dソフトウエアと『MREAL』をダイレクトに接続するアプリが発売
 
■製品の概要
「MREAL」は、製造業や建築・建設業における設計・製造の現場などで、デザインや設計データを実物大の3次元映像で確認し、試作やコストの削減を可能にする業務支援ツールである。
本製品により、ユーザーは従来必要としていた中間フォーマットへの変換作業を介すことなく、設計データを「MREAL」で確認する事が可能。
 
■標準価格(税抜き)
2,700,000円
 
■問い合わせ先
キヤノンITソリューションズ株式会社 MR事業部
TEL:03-6701-3328
http://www.canon-its.co.jp/mr/



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