三和タジマ株式会社(本社:東京都豊島区、代表:来栖 幹夫)は、制振性と安全性を両立したST制御オートドア『しずか君』を発売した。

■製品の概要
オートロックシステムを導入したマンションや病院では、自動ドアの振動がエントランスの近隣や直上階の住戸に伝播しやすい。その対策として制振タイプの自動ドアが選択されるが、従来の制振タイプは建物と自動ドアの固定部に制振ゴムを使用するため、火災時に焼失してドアが開閉不能になるなどの懸念があった。
このほど新発売された「しずか君」は、火災時の温度上昇により制振ゴムが万が一消失ないし欠損した場合、最大傾斜角度を約1°以内に設計することで、ドアの傾きにより避難に支障をきたすリスクを低減している。
倉敷化工と共同開発した「ST制振アンカー」を使用することで、人間が不快に感じる50~1000Hzの振動領域で発生する振動による騒音を大幅に低減する。小林理学研究所との共同研究による方法で測定し、防振・制振性能を定量的に評価している(図参照。Case1:制振なし、Case2:制振あり)。
■問合せ先
三和タジマ株式会社
TEL 03-5954-5866
http://www.tajima-st.co.jp/