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2008年11月17日 分類:
土木資材・工法
戸田建設と積水化成品工業は、格子状の発泡スチロールブロックを用いた軽量盛土技術「EPラティス工法」(Expanded Polystyrol)を共同開発した。気泡モルタルによる軽量盛土工法などより軽量であり、かつコスト縮減が図れるため、発泡スチロールブロックを用いた軽量盛土工法の適用性拡大につながる工法として、今後、関係各所に積極的に提案していくとしている。同工法は、発泡スチロールブロックの軽量性に着目し、そのコスト縮減及び適用性拡大を目的として、格子状の発泡スチロールブロックとその格点部に配置した柱部材からなる複合構造を基本とした新しい軽量盛土工法。盛土に作用する上載荷重などの鉛直荷重は柱部材で受け持ち、地震時などによる水平荷重については柱部材と格子状発泡スチロールブロックとの複合構造により構造安定性を確保する。これにより、従来の発泡スチロールブロックのみによる場合の軽量性には及ばないものの、気泡モルタルを用いた場合よりも軽量であり、かつ経済的となる軽量盛土工法を実現した。
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