日本電子計算の連結子会社、JIPテクノサイエンスは、地方公共団体が取り組む道路橋の長寿命化修繕計画策定事業を支援するシステムとして「長寿郎/BG」を開発、12月1日から発売する。
同システムは、平成19年度国土交通省道路局関係予算決定概要における「長寿命化修繕計画策定事業の創設」を受け、点検業務の効率化、迅速なデータベース構築、適切な維持管理計画策定を支援するシステムとして開発したもので、点検データ収集サブシステム、情報管理サブシステム、事業計画策定支援サブシステムの3つのサブシステムで構成されているもの。
①点検データ収集サブシステムは、JIPテクノサイエンスが平成16年に開発し、現在も好評発売中の橋梁点検支援システム「橋視郎」(きょうしろう)のノウハウを反映させ、専門点検員だけではなく、自治体職員の使用も想定した使い勝手のよい商品としたもの。携帯電話による簡易入力、損傷写真撮影機能も備えているという。
②情報管理サブシステムは、データの登録、変更、検索、閲覧、削除といったデータ操作機能ならびに、外部ファイルとのインターフェース機能を備えており、他システムとの連携が図れるようになっている。
③事業計画策定支援サブシステムは、予め設定した構造物の劣化曲線を基に、LCC計算(ライフサイクルコスト計算)を行うもの。
ユーザとしては、建設コンサルタント、地方公共団体等。
■問い合わせ先
日本電子計算
http://www.jip.co.jp
JIPテクノサイエンス
http://www.jip-ts.co.jp/